YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

有川浩

2013-07-29 20:27:35 | Weblog
はまってます!(笑)

表紙のイラストは…
あんまり好きなイラストじゃないけど、
って言うか、イラストだけで絶対に自らは選ばない本なんだけどね(笑)

今回は 『図書館戦争』

ちょっとコミック読んでるみたいに会話が今っぽくて、軽いんだけど、面白い。

『コタツの天板にうつ伏せたまま顔を上げない郁を柴崎が横から揺する。「ねえ、ちょっとぉ。顔上げなよ。
一生沈没してるわけには行かないんだからさ」』←うん、その通り! だから一秒でも早く立ち直らないとね。沈没してる時間がもったいないよね。

『子供が笑う、その頭をそっと撫でたのは無意識だった。
その手はちゃんと優しいだろうか。あたしは少しはあの人に近づけたかしら』←こんなに優しい心の表現って素敵!

『「はい!」そのキアイの入った返事に決意のほどが窺える。
まるで形状記憶合金だな、などという感想が浮かんだ。
落ち込んでも僻んでもそのままへこたれていることだけはない』

『選ぶべきものを選ぶ時に選び方を躊躇する奴は口先だけだ』

『本を焼く国では、いずれ人を焼く』←う~ん、って唸らせる。

この作者、私の娘とほぼ同じくらいの年なのに…
なんで、こんな表現が出来るんだろう…?

そして、おまけの“ジュエル・ボックス”っていうあとがき(?)のはじめに
『心の中には開けてはならない箱が一つある。
箱の中には触れてはならない宝石が一つ。
箱を開けると触れたくなる。だから厳重に鍵をかけている。』
↑この文章も素敵だった!

そして、もう既に『図書館シリーズ 2』の『図書館内乱』、読み進んでいます (^^)/