『つるかめ助産院』
この本も、内容的には 「出来過ぎ~~!!」 って思っちゃうんだけど、
読んでいくうちに、ふわふわの羽根布団の中にいるような気持ちになってくる。
すっごく女の子っぽい、可愛くって優しい表現がいっぱい
この人の表現は、お話が何倍も膨らんで素敵になる。
『本当はね、み~んな、生まれる時に神様から何らかの才能をもらっているの。だから努力すれば全員が天才になれるはずなのよ。』
『やがて、疲れきった心にふわりと毛布が掛けられるような、深い眠りが訪れた。』
『空には、これから舞踏会に行くのでおめかしでもしているような、とても華やかなピンクが広がっている。まるでオーロラを巻き込んだように、波が虹色に輝きながら、波打ち際を戯れていた。』
『そんなにおっかない顔して料理しないの。料理がまずくなっちゃうさ。ご飯を作る時はね、常に笑顔で、明るい気持ちで作らなきゃ。
料理っていうのは、それを作る人の赤ん坊みたいなものなんだよ。悲しい気分で作ったら、食べる人も悲しくなるじゃない。』
『神様みたいなでーっかい目ん玉で見たら、生まれる事も死ぬ事も、そんなに変わらないんじゃないのかなーって。
生まれる現場と亡くなる現場って、不思議なんだけど空気のトーンが一緒なのよ。
厳かっていうか、神聖っていうか。とにかく人間の手にはどうしたって及ばない神様の領域って気がするよ。
サバサバしてるようだけど、死ぬ時は死ぬし、生まれる時は生まれる。』
『大きい木には大きな影ができるし、小さい木には小さい影しかできないの。』
『無事に出産を終え、喜怒哀楽、感情のフルコースを堪能した気分だった。』
この本も、内容的には 「出来過ぎ~~!!」 って思っちゃうんだけど、
読んでいくうちに、ふわふわの羽根布団の中にいるような気持ちになってくる。
すっごく女の子っぽい、可愛くって優しい表現がいっぱい

この人の表現は、お話が何倍も膨らんで素敵になる。




料理っていうのは、それを作る人の赤ん坊みたいなものなんだよ。悲しい気分で作ったら、食べる人も悲しくなるじゃない。』

生まれる現場と亡くなる現場って、不思議なんだけど空気のトーンが一緒なのよ。
厳かっていうか、神聖っていうか。とにかく人間の手にはどうしたって及ばない神様の領域って気がするよ。
サバサバしてるようだけど、死ぬ時は死ぬし、生まれる時は生まれる。』

