おすすめする映画を観てきた。
タイトルは
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
岩井俊二監督作品だ。
岩井監督の作品を
多く観たわけではないのだが、
氏の独特な映像世界は
8ミリフィルムで撮ったような
セピア・カラーな色彩をもつ
静かな光の空間で構成されている。
その空間で奏でられるのは
弦楽四重奏カルテットか
ピアノソナタの世界。
演者の語りは非常にシンプルで、
演じない演技の演者が
日常生活のリアルを切り取りだし、
緻密に構成された映像アングルが
非日常の空間を作り出している。
実際、
映画では日常と非日常が交差。
最後は希望・再生の物語で
終盤を迎える。
3時間とゆう長い上映時間は
あっとゆうまに過ぎていった。
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ところで、
リップヴァンウィンクルとは何だろう。
家で検索してみたところ、
ワシントンアーヴィングなるアメリカの作家
が書いた短編小説のタイトルなのだそうだ。
アーヴィングね…
ジョンアーヴィングではなくて、
ワシントンアーヴィング。
短編集『スケッチ・ブック』
の中に収納されており、
著作年度は1820年。
マークトゥエインが
トムソーヤの冒険を書くよりも
半世紀前の作品だ。
早速、図書館で借りて読んでみたのだが、
たぶん
日常からの逃避と
非日常世界からの目覚めによる
新しい日常の始まり、
のようなものが
通奏低音になっているのだろう。
そして
いろいろと検索をしてみたのだが、
岩井俊二の家の近所に
リップヴァンウィンクルとゆう
アパレルブランドがあるとか、
松田優作が
とある映画の中で
リップヴァンウィンクルの
ストーリーを語るシーンがある、
とか、
とか。
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だけれども、
映画は解釈しない、
に限る。
観ていて居心地がよければ、
それで良いのだろう。
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それにしても、
黒木華ってスゴい。