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餃子倶楽部

あぁ、今日もビールがおいしい。

解釈しない映画

2016-05-15 12:24:53 | 札幌で考える
CQアサちゃんが
おすすめする映画を観てきた。

タイトルは
リップヴァンウィンクルの花嫁
岩井俊二監督作品だ。

岩井監督の作品を
多く観たわけではないのだが、
氏の独特な映像世界は
8ミリフィルムで撮ったような
セピア・カラーな色彩をもつ
静かな光の空間で構成されている。

その空間で奏でられるのは
弦楽四重奏カルテットか
ピアノソナタの世界。

演者の語りは非常にシンプルで、
演じない演技の演者が
日常生活のリアルを切り取りだし、
緻密に構成された映像アングルが
非日常の空間を作り出している。

実際、
映画では日常と非日常が交差。

最後は希望・再生の物語で
終盤を迎える。

3時間とゆう長い上映時間は
あっとゆうまに過ぎていった。



ところで、
リップヴァンウィンクルとは何だろう。

家で検索してみたところ、
ワシントンアーヴィングなるアメリカの作家
が書いた短編小説のタイトルなのだそうだ。

アーヴィングね…
ジョンアーヴィングではなくて、
ワシントンアーヴィング。

短編集『スケッチ・ブック』
の中に収納されており、
著作年度は1820年。

マークトゥエインが
トムソーヤの冒険を書くよりも
半世紀前の作品だ。

早速、図書館で借りて読んでみたのだが、
たぶん
日常からの逃避と
非日常世界からの目覚めによる
新しい日常の始まり、
のようなものが
通奏低音になっているのだろう。

そして
いろいろと検索をしてみたのだが、
岩井俊二の家の近所に
リップヴァンウィンクルとゆう
アパレルブランドがあるとか、
松田優作が
とある映画の中で
リップヴァンウィンクルの
ストーリーを語るシーンがある、
とか、
とか。



だけれども、
映画は解釈しない、
に限る。

観ていて居心地がよければ、
それで良いのだろう。



それにしても、
黒木華ってスゴい。
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チャンと書こう。

2014-12-30 16:51:07 | 札幌で考える
コピーライターの岩崎俊一さんが
先々週にお亡くなりになった、とゆう。
その報は、
とある方のfacebookコメントから知った。



先月だろうか、
本屋に岩崎さんの著作が平積みされていて、
あれ、珍しい、と思って手に取ったものの、
自分ときたら(まぁ、図書館で借りよう)
とゆういつもの思考パターンになってしまい
ついぞ買うことのなくソーッともとにあった
場所に戻したのだが、訃報を耳にしたので
先日、エイヤっと買いました。

『大人の迷子たち』岩崎俊一(廣済堂出版)



まだ全部を読んでいないのだが、
人が感じる心のひだのようなものの描き方
がていねいで、大人向けの絵本でも読んで
いるようだ。
文字も大きめのエッセイ集仕立て。

通底して描かれているのは、
喪失感とか、生と死の狭間にある機微、
子供のころに感じた挫折と憧憬の記憶、だ。

あっ、伊東くん、
正月に読む本として、お薦めします。



実は一度だけ、
岩崎さんとは仕事をしたことがある。
そのころの僕は(広告って何だろう)
なんて事を物思いに耽るのも恥ずかしくない
20代だったのだ、そう記憶しているのだが、
岩崎さんとの仕事を通して、
岩崎さんはそんな僕の思いに
(広告とはコンテキスト)
とゆうひとつの答えを出してくれた…

よし、
そんなネタで餃子倶楽部に記事を書こう、
つい先ほど、そう思いついたものだから
今こうして餃子に駄文を打ち込んでいるが、
打ちながらハタと思い出した。
氏にまつわる話を以前餃子に書いたことを。

なので今回は岩崎さんの多くを語らないが、
ひとつだけ、
岩崎俊一さんが紡ぎ出したコピーをご紹介。

 年賀状は、贈り物だと思う。(日本郵便)

いいですね、
凛とします。

よし、
今年はチャンと年賀状を書こう、
そう思った。

タカちゃん、
餃子もチャンと書きます。



来年も
餃子倶楽部をよろしくお願いします。
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映画を観て船酔いをする

2014-01-02 07:00:00 | 札幌で考える

仕事をさぼって、
映画『ゼログラビティ』(GRAVITY)を観た。

イヤハヤ、
宇宙には一度たりとも出向いたことがないので
ちょっと矛盾したことを言うようだが、
これは本当に宇宙で撮影されたのではないだろうか、
と見紛(まが)うほどの映像美に圧倒された。

地球は
かくも美しい。

ストーリーは極めてシンプル。
スペースシャトルの船外で作業を行っていた女性科学者は
スペースシャトルが大破する という想定外の事故に会い、
漆黒の闇に覆われた宇宙へとひとり放り出されてしまう。

残り少ない酸素量に絶望することのなく、
彼女は知恵と勇気をもって地球への帰還を目指す、
というもの。

命づなから解き放たれてしまったサンドラブロック演じる科学者は
無重力なゆえにアンコントロールな状態になって
グルグルグルグル、
グルグルグルグル、
グルグルグルグル、
グルグルグルグル、
なすすべもなく漆黒の闇の中に消えていくのだが、
僕はこのシーンをはじめとした宇宙空間をさまようシーンの連続で
船酔いになった。

観終わってひとつの暗喩に気がついた。

たとえばISS(国際宇宙ステーション)に避難した女性科学者のシーン。
ISSはマザーシップ(=母船)とゆう【子宮】を意味し、
無重力空間の中でカラダを縮こまらせて浮遊する彼女は【胎児】の姿。

たとえば中国の宇宙ステーションに収納されていた宇宙船「神舟」で
地球帰還を目指すシーン。
大気圏突入のそれは【受胎】を意味し、
海から顔を出して大きく呼吸し、
陸地へと這い上がる姿は【出産(誕生)】を意味しないだろうか。

ちょっと深読みしすぎかしらん。

まぁ、
久しぶりに映画を観て感動した。

岩波、
ロックもよいが、
たまには映画を。

コメント (4)
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カラマーゾフの兄弟

2013-03-31 11:49:08 | 札幌で考える

入院生活中に読み始めた「カラマーゾフの兄弟」。
全3巻をようやくと先々週、読み終わった。
だらだらと1ヶ月半もかかってしまった。

いやはや疲れた。

どうやらこの作品をモチーフにしたドラマが放送されていた、
と聞くが、
作品に忠実にドラマにしたのだろうか。

もしかしたらテレビでは、
とある女性たちをめぐる父親と息子(たち)の確執場面だけを
忠実に再現したのではないだろうか、
(否、そうしちゃったのだろう)と。

作品の背景には19世紀の混沌とした大国ロシアの憂い、
みたいなものがのっぺりとへばりつき、漂っているのだが、
まぁ、
そのあたりは読んでいても辛かった(眠かった)。

しばらくはこの手の作品を読む気になれない。

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ビジネス書を読みすぎ(反省)

2012-06-09 12:42:41 | 札幌で考える

先週末に読んだ本を一冊ご紹介。

『Think Simple (Insanely Simple)』  Ken Segal  NHK出版

著者はアップルの「think different キャンペーン」など
様々な企画を打ち立てた広告クリエーティブディレクター(コピーライター)。

クリエーターという立場から
スティーブジョブズ率いるアップルの強みを10の視点で客観的に分析した本だ。

氏はジョブズのもと、
i Pod. i Tunes. i Phone. i Pad など、ブランド名として i  を提案。
(ちなみに i pod 開発中、
スティーブジョブズは Mac Man という名前にしたいと言っていたらしい!)

この本を読んでよーくわかったことがひとつある。
スティーブジョブズは相当仕事に対してストイックで、
感情の起伏が激しかったらしい。
だからこそ、
世界中の人々のライフスタイルを変えるほどの商品が生み出されたのだと思う。
(ただし社員は大変だったと思うね。氏はきっと境界例だと思うよ)

みなさん、
とてもおもしろかったのでおススメしますが、
この本の中で、著者が言いたかった文章を2つ転記しちゃいます。
(なので買わなくても大丈夫だな!)

『すべての新しいアイデアを進めるためには、
  抵抗勢力を打ち破らなければならない。
  その勢力は、現状を変えることを望まず、
  何にでも反対する人かもしれないし、
  そんな計画やアイデアは実行できないと思っている人か、
  単純にそのための努力をするだけの熱意がない人かもしれない。』
  P284

『シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしい。
  物事をシンプルにするためには、
  懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。
  だが、それだけの価値はある。
  なぜなら、ひとたびそこに到達できれば山をも動かせるからだ。』
  巻末・スティーブジョブズの言葉

うーむ、
最近ちょっとビジネス本を読みすぎかなぁ・・・。

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コメント (3)
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