3月の中旬頃に掲載した「SACCHIの東京お菓子研修」という記事で告知した通り、SACCHIは福岡から上京し、3/31~4/3まで荻窪の「ル クール ピュー」にて製菓の見習いスタージュ(研修)に打ち込んでいる。
記事のコメント欄でSACCHIに伝えたように、4月1日の今日、束の間の陣中見舞いを果たすべく、僕は午前中の仕事先である自由が丘から自転車で荻窪方面へと向かった。
一度荻窪を通り過ぎ、西荻窪の「とらや本店」で差し入れとして元祖ポテトサラダを購入してから、荻窪に戻って「ル クール ピュー」に到着。2時半過ぎに入店。
いらっしゃいませ、と声をかけてくれたとても品の良い女性―この後、SACCHIにシェフの奥さんだと教えてもらう―に来店の目的を伝えた。
程なくして、白いコックコートを着たSACCHIがやって来た。SACCHIに会うのはかれこれ十数年ぶりということになろうか。挨拶などを交わしたりしている間に、キヤスも姿を見せた。
SACCHIが製菓見習いという立場なので、それほど長居はできなかったが、3人で軽口をたたきあったりしつつ、とても幸福な時間を過ごすことができた。旧交を温めるというのは、実にいいもので、心の裏側が揉みほぐされていくような感じがした。知らず知らず、心の中に凝り固まっているところがあったらしい。
SACCHIは僕たちのために、この店のスペシャリテである、タルト・タタンというリンゴの焼き菓子を取って置いてくれた。
「ひっくり返すのだけはあたしがやったんよ」と彼女は顔をほころばせて言った。昔のように、踊るような身振りを交えて。
記事のコメント欄でSACCHIに伝えたように、4月1日の今日、束の間の陣中見舞いを果たすべく、僕は午前中の仕事先である自由が丘から自転車で荻窪方面へと向かった。
一度荻窪を通り過ぎ、西荻窪の「とらや本店」で差し入れとして元祖ポテトサラダを購入してから、荻窪に戻って「ル クール ピュー」に到着。2時半過ぎに入店。
いらっしゃいませ、と声をかけてくれたとても品の良い女性―この後、SACCHIにシェフの奥さんだと教えてもらう―に来店の目的を伝えた。
程なくして、白いコックコートを着たSACCHIがやって来た。SACCHIに会うのはかれこれ十数年ぶりということになろうか。挨拶などを交わしたりしている間に、キヤスも姿を見せた。
SACCHIが製菓見習いという立場なので、それほど長居はできなかったが、3人で軽口をたたきあったりしつつ、とても幸福な時間を過ごすことができた。旧交を温めるというのは、実にいいもので、心の裏側が揉みほぐされていくような感じがした。知らず知らず、心の中に凝り固まっているところがあったらしい。
SACCHIは僕たちのために、この店のスペシャリテである、タルト・タタンというリンゴの焼き菓子を取って置いてくれた。
「ひっくり返すのだけはあたしがやったんよ」と彼女は顔をほころばせて言った。昔のように、踊るような身振りを交えて。