行徳平兵衛の徒然

とりあえずは奥の細道の自転車放浪記

平兵衛の「奥の細道」-5  鹿沼~矢板

2007年11月05日 | 奥の細道
2006年9月29日(金) 晴れ
鹿沼の町中にある雲龍寺の境内でコンビニ朝食を済ませ9時にスタートする。黒川を御成橋で渡り、例幣使街道を北上する。今市市境に入る頃からゆるい登り坂が続き、歩道のある杉並木が板橋交差点の数百メートル手前まで楽しめる。車を避けるため板橋交差点を東に右折し、次の信号を左折、下野大沢駅前を通過、しばらく静かな田舎道を線路と並進する。日光―宇都宮道路を過ぎ、東武のガードをくぐり、JRの踏切を越えると例幣使街道に再度合流する。合流後は追分地蔵(日光街道と例幣使街道の追分)まで杉並木(写真)が続くが車には要注意だ。
町中の蕎麦屋で昼食後の休憩をしていると、後輩のO君からの定年退職の電話だ。あんなに活躍していた彼も定年かと思うと一抹の寂しさを感じるが、早く無職のプロになることを期待したいものだ。
日光は昨夏訪れた(東武日光駅→中禅寺湖→中善寺→華厳滝→二荒山神社→東照宮→輪王寺→神橋→市内でルートは奥の細道と異なる)ので今回は省き、今市から矢板へ向かうこととした。
春日町交差点を右折北上し、大谷川を渡り、すぐの大谷向交差点を右折する。東武鬼怒川線の踏切を越え、豊田で日光北街道(R461)へ入るが、下り道がなおも続く。芹沼を過ぎると北に「富士山」(427m)と思しき小山が見え、近くには芹沼イチョウや三十六童子がある。大前交差点を右折、次の信号を左折し(この辺には立派な農家が点在する)鬼怒川を大渡橋で越え、東に向かうと船生の集落に入る。地図を見ると南の方にまたも「富士山」(365m)がある-----この辺の人々はよほど富士が好きと見える。
この日光北街道には、多くの地蔵や地蔵堂そして道祖神がある。時には地蔵の頭にトンボがとまっている様は何とも微笑ましい。
玉生に近づくと歩道もあり安全に走れるようになる。奥の細道の「遥かに一村を見かけて行くに、雨降り、日暮れる。農夫の家に一夜を借りて、明くれば野中を行く。---」とある農夫の家は、今では玉生の足利銀行塩谷支店近くのお医者さんの家だ。
荒川を渡り山道を暫らく進むと東北自動車道が目に入ってくる。旧道の四辻には矢板某の屋敷跡がある。ここまで来ると駅はもうすぐだ。
今日の走行距離 56km


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