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神戸-関空ベイシャトルの顔認証登録による乗船について

関連ブログ記事・・・2024/1/13付「神戸空港と六甲アイランドを直結するバス、空港側での案内は?

上記ブログ記事で参照した2023/8/3付リリース文「2024 年春より、神戸空港~都心~有馬温泉の公共交通機関でクレジットカード等のタッチ決済による乗車を開始」の最後のほうに、「神⼾-関空ベイシャトルは導⼊時期を検討中。(別のチケットレスシステムが 2023 年3⽉より稼働中のため) 」の文言があります。神戸空港島と関西空港を直結する高速船航路である神⼾-関空ベイシャトルは有馬温泉への交通手段の一翼を担っており、クレジットカードのタッチ決済の普及を強力に進めている三井住友カードとしては今回のプロジェクトに参加させたかったようですが、さすがに導入したばかりのシステムを捨てさせるわけにはいかず、並立が可能かどうかを十分に検討するということなのでしょう。

さて、そのチケットレスシステムの詳細が、神戸-関空ベイシャトル公式サイトに掲載されています。

https://www.kobe-access.jp/pdf/news_20230313_about.pdf

2023/3/20から運用を開始したもので、ポイントは

(1) インターネットから予約すると、乗客のメールアドレスにQRコード付きチケットが送信され、当日はそのQRコード付きチケットでそのまま乗船可能

(2) 乗船前に顔認証登録(任意)を行うと、顔認証端末による乗船が可能・・・荷物が多く手がふさがっていても、マスクを着用したままでもOK

(3) 自動券売機および乗船窓口で、各種クレジットカード、ICカード、QRコードでの決済が可能

です。特に(2)はあまり例を見ないかも。

神戸空港側の発着場所の自動券売機。クレジットカードのタッチ決済<上段左側=各種ICカードと兼用の処理装置>を含む各種決済方法に対応していますが、「三井住友カードが関与するシステムではない」のかも。なお、顔認証端末は「顔写真を登録するのではなく、顔の特徴点のみを保存したイメージにより認証し、利用後は消去する」とのことです。

こちらは、神戸空港の発着場所に停泊する予備船「かぜ」です。Wikipediaに記載されているとおり、2010年8月に沖縄県の波照間島と石垣島を結ぶ航路に就役した(当時の船名は「ぱいぱてぃろーま」)ものの、1年半も経たないうちに運航会社の経営不振により運休を余儀なくされ製造元の造船所に返却となり、さらにその造船所も2013年に経営破綻したことにより売却され、2015年にようやく安住の地を見つけました。貸切船としての予約を受け付けているほか、2018年9月の台風21号襲来で関空島が孤立した際には通常使用の2船ともども救助に大活躍しました。

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