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新名神・宇治田原町内の2024/6/上旬時点の工事状況(その4)

その1はこちら その2はこちら その3はこちら

4.都市計画道路宇治田原山手線との交差付近

その3で紹介した都市計画道路宇治田原山手線ですが、宇治田原町の南部を東西に貫き、国道307号との交差部から北上して宇治田原町と滋賀県大津市の境界付近で新名神をオーバークロスし、滋賀県道783号宇治田原大石東線と接続するというものです。このうち国道307号との交差部より西側が基本的に京都府の事業(注)、国道307号との交差部より北側のうち宇治田原町域が町の事業、大津市域が大津市の事業となります。

宇治田原町域区間の全体像はこちら(「都市計画道路宇治田原山手線の早期完成を求める住民会議」が2021年3月に制作した宣伝チラシ)

国道307号との交差部から西側の詳細はこちら (京都府山城広域振興局のサイト内)

国道307号との交差部から西側のパンフレットはこちら (同上)

大津市域区間の位置図はこちら(大津市のサイト内=「市道幹2028号線道路改良事業」として実施)

 (注)2020/7に山手線沿いに移転した宇治田原町役場付近の0.5km区間のみは町の事業

新名神宇治田原ICと接続する西側1.8kmがまず2011年度に開通し、次いで宇治田原町役場付近までが2023/6/18に開通しました。残りの国道307号との交差部までは引き続き事業中です。

一方、「宇治田原山手北線」と呼ばれる国道307号以北の区間は、まずフジタが開発した住宅地「緑苑坂」のアクセス道路となる南側857mがまず1998年度に開通しました。緑苑坂以北も2017年頃に着工され、大部分は道路として既に完成済みですが、当面は一般車通行止め状態で新名神の工事用道路として供用中です・・・封鎖部の2022/10時点のストリートビューはこちら

そして、新名神とのオーバークロス部分の跨道橋およびその周辺は、新名神の工事の一環として施工中です。あくまでもオーバークロス構造なので、こちら側は直接新名神のアクセス道路にはならず、北東3kmほどの場所に整備される大津SA併設のスマートインターが最寄りICとなります<県道783号を介して接続>。

都市計画道路宇治田原山手北線・緑苑坂以北のGoogleMap航空写真はこちら

その宇治田原山手北線が、関西電力送配電南京都変電所のアプローチ道路と交差するあたりの状況です。交差より南側は一般供用されていてもおかしくない整備具合ですが、交差より北側は完全に工事現場の風情です。

現地には、新名神本体の工事の重大事故リスクマップが掲示されていました。ここが工事現場への入口の1つですから・・・

こちらは、新名神本体の工事現場から見た「都市計画道路山手北線が新名神をオーバークロスする部分の橋梁」の工事の様子。その3で紹介した区間のやや東側に相当します。

振り向けば、まだまだ基礎土工レベルの工事の最中です。道路の構造物がそれらしき姿で出現するのはまだまだ先のようです。

(つづく) 次は滋賀県大津市内区間の状況を報告予定です。

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