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甲子園フェリーの西宮市側の発着場跡地の様子(その1)

関連ブログ記事・・・2022/6/22付「淡路島・津名港の栄華を偲ぶフェリーターミナル」、2023/5/23付「淡路島・津名港のフェリー発着場跡、2023/5の様子(その2)

1971年~1998年の間西宮市鳴尾浜と淡路島津名町<当時>を結んでいた甲子園フェリーについて、これまで当ブログでは淡路島側の発着場跡地を報告してきましたが、今度は西宮市側の発着場跡地の様子を報告することとします。

西宮市側の発着場は最初から最後まで市の南東部にある埋立地の鳴尾浜<甲子園球場から車で10分程度の場所>でしたが、初期と後期では場所が変わっています。

 初期・・・鳴尾浜埋立地の北西側(現在の阪神タクシー本社の近く、GoogleMapではこちら

 後期・・・鳴尾浜埋立地の南東側(現在の日本物流センター<ニッポンハムグループ>関西事業所の所在地、GoogleMapではこちら

いずれの場所も、Googleの航空写真によれば、明らかにフェリー発着用に造られたとわかる斜めに切れ込んだ埠頭の形がそのまま残っています(可動橋やターミナルは完全撤去済)。

1.初期の発着場跡地の現状

 鳴尾浜温泉熊野の郷のすぐ先の交差点を右折します。阪神タクシー本社の先の突き当りが、初期の甲子園フェリー発着場でした。

 

付近の電柱の番号に「フェリー」の文字が残ります。

突き当り左側の私有地の先に防潮堤の門扉が見えますが、この裏側がフェリー埠頭跡地です。

車両待機場跡地の物流倉庫はセンコーグループの江坂運輸のもので、2003年に完成しました。隣接する本社は1999年に完成しています。

https://www.senko.co.jp/esaka/company/history.html

その南側の海沿いは鳴尾浜臨海西緑地の遊歩道になっており、グーグルカーは無理ですが徒歩では立ち入れます。

行けるところまで行ってみることとします。甲子園浜に向かう阪神高速5号湾岸線の立派な橋が見えます。

防潮堤の門扉の海側を辛うじて見ることができましたが、これ以上は近づけませんでした。

(つづく)

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