ブログ記事「姫路港旅客ターミナルエリアの状況(2024/4/29時点)」の続報です。
5か月ぶりの報告となります。
1.ポートセンタービル
6階建てのビルのうち使われていないのは6階だけで、最盛期より少なくなったものの引き続き多くのテナントが入居しています。
早駒運輸は、神戸港を主要拠点とするタグボートなど港湾関連業務の会社です。
また、ひょうご埠頭は兵庫県の外郭団体で、港湾関係の各種施設の管理を行っています。入居している姫路本店は以前旅客船ターミナルビル内にありましたが、再整備事業に伴い解体が決まったことから2022/12/1付でポートセンタービルに仮移転したものです。このお知らせによれば移転期間は「令和 7 年 4 月頃まで」となっており、2022年12月時点ではその頃に新旅客船ターミナルをオープンさせる段取りで進んでいたのでしょうか?
姫路~家島諸島の旅客航路を運航する3社のうち高速いえしま社は最近まで中型船「高速いえしま」と小型船「まうら」「まうらII」の3隻体制でしたが、「高速いえしま」(2006年建造)は機関故障により2024/1/下旬以降運用から外れ、2024/7/上旬についに売却され正式に小型船2隻体制となりました。通学客などの利用の多い平日第1便は小型船2隻での運航となっていたものの、2024/10/1からは1隻体制に切り替えられています。一方、同社の公式サイトによれば2023/11/10に新造船の起工式が行われたとのことですが、その新造船の具体的な就航時期などの情報は未発表です。
2.貨物フェリーの発着場<飾万津臨港公園南側>
この日は土曜日だからか、停泊している貨物フェリーは1隻だけでした。他は5か月前と何ら変わりありません。
3.飾万津臨港公園と旅客船ターミナル跡地の間
引き続き、埠頭側は通行止めです。ただ、「工事中につき通行止め」の看板やフェンスはなくなり、簡易なバリケードだけとなっています。
4.旅客船ターミナル跡地周辺
旅客船ターミナルの解体工事は終了しました。但し解体跡地はアスファルトで舗装されており、次のステップに進む気配は全くありません。そして解体跡地の海側に設置されることになっている小豆島フェリー用の桟橋の建設に向けての準備工事が進んでいる様子もありません。少なくとも現地レベルでは、旅客ターミナルエリアの再整備工事は完全にストップしていると解釈せざるを得ません。おそらく、跡地に建設する予定の新旅客船ターミナルの基本設計に難航しており(特に関係者間の調整)工事の発注のしようがないのか、あるいは一応基本設計はできているが予算の手当てがつかないものと推測されます。ただ、Google様に質問してみても、当ブログ記事でこの事業について取り上げ始めた2023年7月以降、再整備工事に関するいかなる新たな情報も関係者以外に公開されている気配がないので、真相は全く不明です。
小豆島フェリーが入港してきました。この船が発着する桟橋がこの写真を撮影している側に移転するのは、いつの日でしょうか???
<2024/12/5追記>
1.姫路港旅客ターミナルエリア再編整備事業ですが、2024/11/1に開催された兵庫県の令和6年度第2回公共事業等審査会で審査対象になっており、「継続妥当」と判断されたとのこと。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks04/documents/r6koukyoushin-02-sokuhou.pdf
但し、2024/12/5時点では具体的な評価資料は兵庫県のサイト上では公開されていません。令和5年度の実績では年が明けてからでしたが・・・
2.上記ブログ記事で紹介した高速いえしま社公式サイトの記事のURLは、2024/12/5時点ではいずれもアクセスできなくなっています。Googleで「高速いえしま」と検索したところ、トップに「http://kousoku-ieshima.jp/」のURLが表示されますが、中身は外国語で記載されたテストページ?に化けています。
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