全国交通ニュースブログ

尼崎宝塚線・拡幅工事ストップの背景(その5)

ブログ記事その3その4の続きです。

計画見直しのうち、

>2.北西側の歩道の勾配が急になりすぎるので、これを緩和して北東側並みになるように変更する

の背景です。

阪急線を越える跨線橋付近の様子です。現在は、オーバークロス部分の取付道路は南北とも同じ緩い勾配(前に書いたとおり、電車を通すつもりで建設されたため)となっています。

一方、拡幅後は北側のみ勾配が現在より急になることが、既に建設が終わっている北東側の拡張予定部分の盛土の様式からわかります。これは、取付部すぐ北側の交差点の位置を、拡幅と同時に阪急線に近い側にずらすためのようです。この程度の勾配であれば、自転車でも問題はなさそうです。

一方、北西側では、拡幅用の盛土工事は全く手つかずのままです。どうやら、当初計画では側道との位置関係のからみか北東側よりもさらに急勾配に改築されることになっており、これでは自転車が上るのが大変になってしまう(平地が広がる尼崎市は自転車の交通量が非常に多いです)という意見が以前の沿線住民向けの説明会であったのでしょうね。当初計画の図面は当然インターネットでは開示されていないので推測でしかないですが・・・

さて、12月11日の現地報告会では、どんな意見が沿線住民から出て、施工する兵庫県側はどう取りまとめることになるのでしょう? 2023年度当初予算に注目です(個別の計画の予算配分までは開示されないかもしれませんが)。

(おわり)

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