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新潟山形南部連絡道路、ようやく小国道路区間が着工へ

関連ブログ記事・・・2023/2/22付「最上川沿いの高規格道路の整備のため、JR線が2年以上運休します

上記ブログ記事の中で

>南側の南陽市と新潟県村上市を結ぶ地域高規格道路「新潟山形南部連絡道路」(国道113号に並行)は、山形県内については大半が調査中レベルであり、唯一平野部の梨郷道路が2023年度内に全線開通予定です。

と書きましたが、中間部の「小国道路」の起工式が2023/11/12に開催されることが発表されました。

http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/kisya/kisyah/images/97152_1.pdf

山形県小国町の中心部は周囲を険しい山に囲まれたのどかな盆地ですが、山間に似つかわしくない古びた大工場が複数(日本重化学工業とクアーズテック(←コバレントマテリアル←東芝セラミックス)立地しており、後者に関しては上記リリース文でも「現在の国道113号は全面通行止めが多発し、新潟港からの製品の出荷や原材料の輸送に支障が生じている」の意味合いの記述があります。

小国道路区間の総延長は12.7kmで、2019年3月に新規事業採択時評価がなされました。

https://www.hrr.mlit.go.jp/road/dourobunkakai/h30/190308_sinnkisetumeisiryo.pdf

無事2019年度に採択され、調査や用地買収が進められ、今回山形県側の10.6kmについて起工の運びとなりました。東側が小国町中心部を回避する形、西側は赤芝峡を回避する形になっています。

なお、新潟山形南部連絡道路の新潟県内では、関川村内の「鷹ノ巣道路」5.1km区間が事業化され工事中です。

https://www.hrr.mlit.go.jp/uetsu/contents/office/backnum/index_takanosudayori.html

パンフレットはこちら

2023年度の工事内容はこちら

1997年度に事業化され、2001年度に用地買収・工事着手したものの、その後の計画見直しもあってか進捗は遅々極まっており、着工から20年以上経過しても「道路の形が既に見えている区間」と「これからトンネル掘削や橋梁建設にかかる区間」がモザイク状になっているようです。

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