ぐりとくらし~お山ともこ助とのくらし

【お山とお酒のおぼえがき】から
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2013夏・北ア赤沢~針ノ木~蓮華~七倉岳<山行記録>3日目

2013-08-12 16:48:11 | お山_北アルプス
北アルプス山行記録のつづきです。
 <1日目の記録はコチラ☆
  2日目の記録はコチラ☆
 
北アルプス 赤沢岳~針ノ木岳~蓮華岳~七倉岳

【日程】
 2013.08.02(金)~05(月)3泊4日

 
 (ランプの山小屋、船窪小屋にて)

【コース:3日目8/4(日)】のち
 06:20 針ノ木小屋
 07:26 蓮華岳山頂(2,799m)
 10:05 北葛岳山頂(2,551m)
 10:55 七倉乗越
 12:10 七倉岳山頂(2,509m)
 12:30 船窪小屋 宿泊

【メモ】
 *朝ご飯を食べていると、雨音が聞こえ始めた。
  遭対協のお兄さんに天候の事や登山道の事を聞き、
  小屋で雨の様子を見ているより
  早めに行動したほうが安全だろうと判断。
  小雨のなかカッバを着て出発。

  
  小屋を出ていきなりの急登。
  前日登った針ノ木岳は雲の中。。。

 *降ったり止んだりしていた雨も
  次第に降っている時間の方が長くなってくる。
  前を歩いていた単独行の男性が
  「まだ蓮華岳に着かないんですかね・・・?」と
  不安そうに聞いてきた。
  たしかに前後の視界が悪くなってきて少し心配になる。
  でも、足下に咲き乱れているコマクサ達が
  ちゃんと道案内をしてくれているので大丈夫。
  その後15分程で山頂に着いた。

 *蓮華岳山頂では雨が止んだ。
  10分ほど休憩。
  そして・・・

  
  蓮華の大下り!!

  ・・・このあたりはまだ余裕でした。
  そう。コマクサを始め高山植物を愛でる余裕があったのです。

  
  稜線に雲がかかってきています。

 *こんなお天気に期待するのは、あのお方♪
  お会いすることができました
  
  雷鳥先生
  合計4羽の雷鳥さんにご挨拶ができました。
  岩場をヒョイヒョイ登って行くお姿がステキでしたよ。

 *雷鳥さんとお別れしたあたりから雨脚が強くなり、
  登山道も険しくなり、遭対協のお兄さんが注意するように言っていた
  鎖場のあたりでは滑らないように気をつけて歩いていたので
  心神共にヘロヘロになりました。。。
  北葛岳山頂ではエネルギー補給のカロリーメイトを1本と
  少しのチョコと水を含み、5分ほどで出発。
  それでも身体が冷えてきました。

  
  (雨に煙るニッコウキスゲの群落)
  そんなヘロヘロの私にお花達は元気をくれました。

 *なんとか七倉乗越まで到着すると、少し雨が弱くなってきました。
  お花も沢山咲いていたので写真を撮りながら休憩。
  ちょっと元気が出てきた気分♪
  ・・・ただの気分だけで、このあともハードな道でした。

 *雨が止んで、七倉岳にやっと到着!
  山頂でのんびりしたかったのですが風が強く
  身体が冷えてしまいそうだったのと、お腹がすいたのとで
  早々に小屋を目指して歩きました。

  
  
  このふたつ、なんだか嬉しかった~

 *船窪小屋が見えてくると、小屋の方が鐘を鳴らして
  迎えてくれました!
  嬉しくって思わず両手を振って応えました♪♪

  

  小屋に到着すると、なんとウエルカムドリンク(お茶)が!!
  そして、サンダルを持ってきてくれて
  「靴を脱いで楽になってください」と言ってくれました~
  あぁ。。。
  一日の疲れがほぐれていくようです~
 

 *受付を済ませ、濡れたウエアを干して着替えを済ませ
  やっと昼食です!!
  外のベンチで持参した食パンでハムチーズサンド、
  ツナサンドをつくり・・・

  

  船窪小屋の味噌ラーメン☆注文!!
  スープが乾いた身体に沁みました~
  (写真にはありませんが、勿論ビールで祝杯♪)

 *食後、のんびりしていると続々と登山者がやってきました。
  
  (七倉岳から小屋までの道)
  雨があがって晴れ間がでてます。
  遭対協のお兄さん、様子見のほうが正解だったのでしょうか?

    
  (去年歩いた裏銀座、烏帽子岳)

  
  (針ノ木方面もよく見えてます)

 *予想以上に疲れたようで、昼食後眠くなり仮眠。
  小屋でまったりしていると夕食の時間になりました。

  
  これがウワサの船窪小屋の美味しいご飯です
  山小屋の食事とは思えない豪華さ!!
  山菜の天ぷらや「おかあさん」手作りの凍み豆腐の煮物、漬け物
  デザートまであります。
  とっても美味しくて、愛情がたっぷりこめられた
  すてきな食事でした。

  
  この囲炉裏を囲んでの食事でした。
  いつもだったら食後はここで宿泊者全員で「お茶会」をするそうです。
  この日は満室のため、囲炉裏のまわりで寝るグループがおり
  お茶会はありませんでした。
  疲労感とあったかい空気とランプの明かりに包まれて就寝。

  <つづく>
 

  ハードな山行だったけれど
  船窪小屋のホスピタリティに癒されて
  また訪れたくなりました
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  船窪小屋も水が大変貴重です。
  とても危険な水場に小屋の方々が汲みに行っています。
  水は購入できますが、種池山荘や針ノ木小屋のような
  宿泊者1L無料券などはありません。