木彫りの鳥の独り言

ちょい悪爺の懺悔録

明日香石舞台

2019年05月10日 | 旅行
"樫の花はるか昭和は遠くなり"

17歳の5月頃、一人で電車に乗って橿原神宮 石舞台古墳を尋ねました。
当時の橿原神宮は鄙びた感じのたたずまいで人気もなく静寂そのもの、一体何を求めていったんでしょうな、、、
行きたかったのは石舞台古墳だったように思います、田舎道を歩いてようやくたどり着いたむき出しの石舞台
石組みに登って只ぼーっと座ってたら静寂のなかでかすかにひばりの声が聞こえるだけ、つくづくこの世で自分は
ひとりぼっちなんやなぁと感傷にふけっていた事を思い出します。(当時はみなしごハッチ状態、、、)

今回半世紀ぶりに訪れた橿原神宮、周辺の道路は立派、パーキングも整備され広い参道、圧倒されるような社殿
いやいや実にご繁盛の様子でした。
さぞかし石舞台も整備されてるんだろうなとは思っていたけど想像以上の変貌ぶり、周辺は花や緑に包まれた一大公園
遠足の小学生でにぎわう遊歩道、まさに浦島太郎の気分を味わいました。
昔は入れなかった棺室の部分にも入れ、足を延ばして高松塚古墳にもよってなかなかいいドライブでした。

"燕の巣ぐるりとよけて椅子置かれ"