木彫りの鳥の独り言

ちょい悪爺の懺悔録

涙腺

2022年04月23日 | 独善偏見音楽鑑賞記
"朝まだき水仙の白ひかりたる

こんにちは、当地ではハナミズキも散り始め追い立てられるように花の4月が終わろうとしています。
さてさて当ブログを覗かれた善男善女の皆さんつつがなくお過ごしでしょうか、、、
幸い小生は雨にも風にもその他諸々の艱難辛苦にも負けずしぶとく生きています、これも平素からの
トレーニングのたまもの、体重計にのると体年齢は51才だそうでほんまかいなオムロンさんであります。
しかし足腰は運動で鍛えられても、脳の方はそうはいきません近頃はとみに涙腺のしまりが悪くなって
来ているようで、このところウクライナのニュース映像で泣かされることが多くなりました。

昨日、新聞を読んでいたら「肥料原料 露産ゼロ 他国産へ切り替え進む」という記事が目にとまり
読み進むとJAや商社が肥料の原料の塩化カルシウムの輸入をロシア、ベラルーシから他国産に切り替え
ていくとのこと、塩化カリウム鉱山の写真が載っていて説明にロシア中部ベルミ地方のソリカマスク市
とあります、、、ロシア、ベルミと言えばテオドール・クルレンティス&ムジカエテルナです、確か
彼らの原点はベルミ国立歌劇場の座付きオケだったんですね、ソ連崩壊から紆余曲折、曲がりなりにも
先進国になりつつあったロシアだったのに、スターリンの呪縛どころかもっと以前の帝制ロシアの復活の
感もあるプーチンの思考スタイルと政治手法、音楽は政治とは無縁のものであり人が人である事の証です
クルレンティスやムジカエテルナの音楽芸術が政治に色づけされることなどないようにと願っています。

ロシア関連でいえば、今回のウクライナ侵攻でフィンランドの首相がNATO加盟を検討していくと表明し
ロシアがそれに過剰に反応していました、先の大戦で荒廃した国土を復興し一致団結して豊かで美しく
そして経済的にも政治的にも我々が目指すべき先進的な国を作り上げた尊敬すべきフィンランドの人たち、
そんな国がおぞましい砲弾の餌食にならないようにと思います。
さてそんなフィンランド出身のクラウス・マケラ(1996~)
チェロ奏者でも有り、指揮者としても脚光をあびています、現在ノルウェーのオスロフィルハーモニー
の若き音楽監督、指揮者としてタクトを振っています、2022年3月発売のずばり「Sibelius」と言うタイトル
のアルバム 交響曲1~7番 タピオラ他のずっしりしたやつをAmazon Musicで発見 なかなかいいですね
コリンデービス_ロンドン響の抑制の効いた端正な演奏に似た感じでこれからますます活躍する予感がします
レーベルがBISではなくDeccaなんだけど録音も悪くない、じっくり聞き込んでいきたいアルバムです。

5/7 後輩が所属のアンサンブル エヴォリュエの演奏会が伊丹アイフォニックホールで14:00から開催とのこと
エヴォリュエの演奏の質の高さは知っているので楽しみにしています。
ではこの辺で、、、

 "'笑うほど揃いて咲けりチューリップ