"紫陽花を揺らして小雀かくれんぼ
独善的鑑賞記です(承前ですがくれぐれも個人かつ素人の感想です)
6/2 Eテレ N響第1907回定期公演
アレクサンダー・ガヴリリュクの"プロコフィエフP協 2番"
ウクライナ出身のピアニスト アレクサンダー・ガヴリリュク、2000年第4回浜松国際ピアノ
コンクール、若干17歳での第一位受賞者だそうです、このコンクールをイメージして書かれた
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を思い出しました、天賦の才能というのは凡人には計り知れない
ものなんでしょうな、という事で初めて彼の演奏を聴きました。
凄いテクニシャンなんでしょう、私みたいな素人が聞いても只々うまいなぁと感じました。
しかし強く印象に残ったのは彼の弾くピアノの音の暖かさでした。
ラフマニノフといえばレイフ・オヴェ・アンスネス、彼が紡ぐダイヤモンドダストみたいな
キラキラと輝く音場とは対照的に、音楽に対する素朴な愛情がにじみ出る音色といえばいいのか、
とかく殺伐とした事の絶えない人の世でも、こんなにも美しいものがあるんだよと切々と
語りかけてくる、そんな気がしました。
思うに、ヴィジュアル的な面も大きいんでしょうね、アップになった彼の表情はよかった、、、
それとN響はPヤルヴィによって変わりましたね、骨太になったといえばいいのか、メインの
プロコフィエフSym6番なんか聞いててそう思った次第です。
録音は優秀でしたねミキシングのうまさが光ってました、音楽への理解が感じられます。
しかしNHKほどの大金持ちが、なんでN響専用の演奏ホールを建てんのかいねと強く思います。
映画の方ですが「復讐のドレスコード」という何やらおどろおどろしい題名の作品
原題はThe Dressmaker こっちのほうがしっくりくるんだけど、1951年のオーストラリアが舞台
犬神家の一族のオーストラリアの田舎版みたいな味わいで印象に残りました。
タイタニックのケイト・ウィンスレットの主演、しかしこの人といいディカプリオといい益々
貫禄というか味が出てきましたね、、、面白かったのは最後の方で出てきた素人演劇の舞台で
「ミカド」というミュージカルが演じられるんですが、芸者風のカツラをかぶりキンキラの和服
の3人が歌う場面、いかにも当時のかの国の人たちの日本感がうかがえるようでした、映画が
終わってエンディングロールに流れてる曲を聴きながら、これは「月の砂漠」の方がピッタシ
やねーと脈絡もなく思った次第。
では、この辺で失礼します。
"梅雨空や猫の額も青々と
独善的鑑賞記です(承前ですがくれぐれも個人かつ素人の感想です)
6/2 Eテレ N響第1907回定期公演
アレクサンダー・ガヴリリュクの"プロコフィエフP協 2番"
ウクライナ出身のピアニスト アレクサンダー・ガヴリリュク、2000年第4回浜松国際ピアノ
コンクール、若干17歳での第一位受賞者だそうです、このコンクールをイメージして書かれた
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を思い出しました、天賦の才能というのは凡人には計り知れない
ものなんでしょうな、という事で初めて彼の演奏を聴きました。
凄いテクニシャンなんでしょう、私みたいな素人が聞いても只々うまいなぁと感じました。
しかし強く印象に残ったのは彼の弾くピアノの音の暖かさでした。
ラフマニノフといえばレイフ・オヴェ・アンスネス、彼が紡ぐダイヤモンドダストみたいな
キラキラと輝く音場とは対照的に、音楽に対する素朴な愛情がにじみ出る音色といえばいいのか、
とかく殺伐とした事の絶えない人の世でも、こんなにも美しいものがあるんだよと切々と
語りかけてくる、そんな気がしました。
思うに、ヴィジュアル的な面も大きいんでしょうね、アップになった彼の表情はよかった、、、
それとN響はPヤルヴィによって変わりましたね、骨太になったといえばいいのか、メインの
プロコフィエフSym6番なんか聞いててそう思った次第です。
録音は優秀でしたねミキシングのうまさが光ってました、音楽への理解が感じられます。
しかしNHKほどの大金持ちが、なんでN響専用の演奏ホールを建てんのかいねと強く思います。
映画の方ですが「復讐のドレスコード」という何やらおどろおどろしい題名の作品
原題はThe Dressmaker こっちのほうがしっくりくるんだけど、1951年のオーストラリアが舞台
犬神家の一族のオーストラリアの田舎版みたいな味わいで印象に残りました。
タイタニックのケイト・ウィンスレットの主演、しかしこの人といいディカプリオといい益々
貫禄というか味が出てきましたね、、、面白かったのは最後の方で出てきた素人演劇の舞台で
「ミカド」というミュージカルが演じられるんですが、芸者風のカツラをかぶりキンキラの和服
の3人が歌う場面、いかにも当時のかの国の人たちの日本感がうかがえるようでした、映画が
終わってエンディングロールに流れてる曲を聴きながら、これは「月の砂漠」の方がピッタシ
やねーと脈絡もなく思った次第。
では、この辺で失礼します。
"梅雨空や猫の額も青々と