木彫りの鳥の独り言

ちょい悪爺の懺悔録

ChatGpt

2024年02月14日 | 日記
皆さんお久しぶりです。
息災にお過ごしのことと思います。
長いことこのブログに投稿していなかったので、認知症が進んだのか、はたまたお先にごめんと
あの世とやらへいったのかと思われたことかと、、、ふふふ。

何とか健康を保って過ごしておりますが、見聞きする日々のニュースの度外れたアホらしさ、悲惨さに
ため息ついたり涙ぐんだり。  神や仏がいるのか私にはわかりません、だけど悪魔とやらは絶対にいますね。
とまぁ、年寄りのぐだぐだはつきませんが、、、
 
  ”冬の鷺見事に生きて孤高なり” 実に、かくありたいものですな。
前説はここまでにして、本日は世の中の進歩についての考察?であります。

ChatGPTをご存じの方は多いと思います、人工知能AIが気軽に質問事項に答えてくれると言うもので
最近頻繁にこれに関するニュースや話題を見聞きします。
新しもの好きの私も、出始めた頃から使っていましたがつい最近まで懐疑的でした。
と言うのも若い頃、苦労して調べた淀屋常安こと岡本常安の事績について質問したところ80%創作の
回答が帰ってきて、キーワードで検索した事項を再構築し推測補足する機能のすごさは理解できたものの
情報の真偽の保証は全く担保されていないと言う危うさを痛感させられたものです。
それから1年近くたって機能の進歩はあったのかと同じ質問をしたところ前回と全く同じ、試しに
そのとき私が熱中していたマイルーツの調査で興味深かった大叔父の事績を捕捉できないものかとうちこんだところ
以下、ChatGptのマイページに履歴が残っているのでコピーすると
***************
You
1867年生まれの佐賀県出身 平野六郎という人について教えてください

ChatGPT
平野六郎(ひらの ろくろう)は、日本の政治家で、佐賀県出身の人物です。
1867年に生まれ、1947年に亡くなりました。
平野は、早稲田大学を卒業後、新聞記者として活動し、佐賀県の自治運動にも関わりました。
その後、1920年代に政治家に転身し、1928年には佐賀県知事に就任しました。
佐賀県知事として、平野は地方自治の強化を進め、教育や社会事業の発展にも尽力しました。
また、農村地域の開発や水利事業の推進にも取り組み、佐賀県の発展に貢献しました。
第二次世界大戦後の1947年に、平野は逝去しました。佐賀県内には、平野の業績を称える
「平野六郎資料館」があります。

****************
生年、没年は合っています、学歴も合っていますがそれ以外は全く創作です
実際の彼は戦前に台湾に渡り、台南において台南新報というリベラル系の新聞社を立ち上げましたが
敗戦後の混乱の中現地で死去しました。
このようにストーリーを、それこそ人智を超えた領域で創作するのは正直怖いと言う思いがします。
と言う事でこれまで否定的に接してきたのですが、今年に入ってたまたま会社で使っている自作の
給与支払作成関係のEXEL VBAファイルをバージョンアップする必要があり作業を進めていましたが
コードに誤りがあり修正がなかなか進みませんでした。
ふと思いついて、このVBAコードをそのままコピーして修正を依頼したらどうなるかと思いやってみたところ
瞬時に(1~2秒)コードの誤りを指摘して修正したコードを返してくれました、まさに人知を超えてぶっ飛んでます。

以下私のおくった VBAコードと質問です

****************
Sub 給与明細書処理()
Dim wbPayroll As Workbook
Dim wsPayroll As Worksheet
Dim employeeRange As Range
Dim cell As Range
Dim employeeName As String
Dim newFileName As String
Dim payrollFileName As String
Dim payrollDetailFileName As String
Dim payrollDetailWorkbook As Workbook
Dim payrollDetailSheet As Worksheet
Dim lastRow As Long
' 給与支払台帳ver2.6のファイル名とシート名を取得
payrollFileName = ThisWorkbook.Name
Set wbPayroll = ThisWorkbook
Set wsPayroll = wbPayroll.ActiveSheet ' Sheet1を給与支払台帳のシート名に変更すること
' 社員名が入力されているセルの範囲を取得
Set employeeRange = wsPayroll.Range("B3:R3")
' 各社員ごとに処理を行う
For Each cell In employeeRange
employeeName = cell.Value
以下 End Sub 迄 中略
End Sub

上記コードを実行すると給与支払台帳ver2.6が給与支払台帳ver2.6_mとして保存され
給与明細書の変更は保存されていません
ewFileName = "給与明細書" & Format(dateValue, "yyyy_m") & ".xlsm" として保存し
給与支払台帳ver2.6はそのままで閉じて欲しいのです。

****************
こんなコードだけ読んで使用目的を瞬時に理解し誤りを修正するのは人間にはできません、私がVBAで業務処理の
プログラムを書き始めたのは20年以上前ですが、当初は分厚い参考書を何冊も買い込んで学習していたのが
近年はネットで検索すればVBAのいろはから参考コードまで簡単に見ることができ時代の移り変わりだなと
思っていたのですが、これはそんな利便性とはレベルが違います、その後何度もコードの検証や追加などを
ChatGptとやりとりして2時間ほどで意図した課題をすべて搭載した給与支払作成関係ブックができました。
こちらの質問が適切で無かったためChatGpttoのほうが誤った解答をして私がそれを指摘しても「申し訳ありません」
と返してくれ適切な修正をしてくれます、やりとりをするうちに新しい提案があったり、これはまさしく人工知能です
まるで自分がSFの世界にいるかのような気がして、それを送信したところ素直に喜んでくれたりして大したもんです。
ただし現段階では技術系のやりとりや創作系の回答は革新的な技術ですが調査系の回答に関しては危ういところが
あるので悪用されるような方策を早く見つけねばならないと思います。
ところで他にもMSやGoogleがAIを使った同じようなシステムを立ち上げていますが、GoogleのGemini等は
使いやすいので試してみましたがコード修正で同じ作業をさせたところレベルが違いました、今後進化して
いくんでしょうが、、、

いずれにしろこのChatGpt 時代を変えていく技術なのは間違いないと思います。
以上、長文になりました読みづらい方もおられたと思います、ごめんなさい。
ではこの辺で
    ”子宝の微笑ましきや猫柳







新年初雑記

2021年01月25日 | 日記
 "寒烏白き息吐き鳴き交わし
 久しぶりのブログ更新です、皆さんお変わりありませんか。

私は相変わらずしぶとく生存しております、何せ新年冒頭の会社の営業会議で
「あと5年は現役で頑張ります」とぶち上げたくらいのもんで、中には顔をしかめたやつも
いたような気が、、、使い古しの雑巾を絞るようなもんでいつ破けるかしれたもんじゃ
ないですが何とか折り合いつけてやっていきたいもんです。

コロナ禍で恒例の西宮えびす詣でも人出を避けて1/12に参拝、同じような思いの人も多いようで
結構賑わっておりました、帰宅して入浴時に左腕上腕部に派手な内出血のあとを発見、身に覚え
のないことと首をひねってましたが湯船につかる内に思い出しました、、、。
昨年末、12/26のこと、
自宅近くから中山連峰?に入り1時間余りかけて山中を通って中山寺奥の院へ行く山歩きのコースを
いつもとは逆方向の阪急山本駅に出るルートに挑戦してみました、朽ちかけた標識に「山本方面
送電線鉄塔が目印(急な岩場有り)」とあり1時間ほどいくと一人が歩くのもやっとの狭い道の先に
なるほど急な岩場のゴロゴロ道、成る程これかいなと納得しつつやっとの思いで通り抜けたところ
比較的新しい標識が目に入り、「この先宝塚ロックガーデン!」そのまま進むと,なななんと、、、
巨大な岩の滑り台みたいな場所が眼下に広がり、なるほどこれが急な岩場かいなとやっと合点した次第
この難所を降りていかねば下界にはいけないし、かといって引き返すのもしんどいしなぁという
ことで覚悟を決めて降りていきました、滑落して年寄りが死んだなんてありうるよななんて思いも
頭をよぎり、何度かズルリと岩場を滑り30分ほどかけてようやく麓の住宅街に生還した次第。
この時の恐怖の報酬がこの内出血と言う事で、、、
しかし年寄りの冷や水というかまるで私の生き様のようですわ、フフ。

 "雪降りて三日目の雪だるま
さて、独善的音楽鑑賞記です。
過日、ネーメヤルヴィ指揮エーテボリ響のシベリウス「レミンカイネン組曲」を聴きました
このフィンランド伝承の英雄叙事詩に基づく組曲ですがシベリウスらしい繊細さとダイナミックな旋律の
展開が好きで私自身かなり聞き込んできた曲です、愛聴盤のO・ヴァンスカ指揮ラハティ響と比べると
荒削りだけど、素朴かつ骨太な感じでこの曲の曲想によく合っていてこれはこれで有りだよなと思いつつ
N・ヤルヴィの息子のP・ヤルヴィ(現N響常任指揮者)のシベリウス交響曲集は聴いたけどこの人のは
聴いてないよなと思い探したところありました、N・ヤルヴィ「シベリウス:アンコール」と言うアルバム
収録第1曲目がフィンランディア 聴いてみたところ、なんで?と思うほどのできの悪さ、レーベルはBISだし
録音がまずいわけはない、どう考えてもアンサンブルはちぐはぐ金管の音は濁ってるし、中間部のフルートが
奏でる美しい旋律なんかも心に響いてこない、遙か半世紀以上前に高校のオケでこの曲を演奏したときに当時の
フルートパートの美女軍団が奏でてくれた至福の音楽には到底及びません、、、
まして2年ほど前に阪大オケで聴いたものと比べてもどちらがプロなのかと思うくらい、もっともこの時の指揮者は
確か日本のシベリウス第1人者である新田ユリさんだったはず、気を取り直して残る10曲を聴いてみたけど悪くない
まさに玉石混交です、しかしこのアルバム1曲目にこの曲を持ってきたのが間違いだよなとつくづく思った次第。
その阪大オケの定演が1/31豊中文芸ホールであるとのこと、、、孫も現役じゃないけどエキストラで出演するとの
事でチケット予約とってたけど、昨日メールで無観客で行うことになりましたと連絡が有り今回はYouTubeで生配信
と一定期間のアーカイブ配信を行うとの事、下記にアドレス拡散しときます。
https://youtube.com/channel/UCswES4qiObz57Ub9HpESzUQ

 "その昔チョコくれし人孫抱くや
今年のチョコの売り上げはどうなるんでしょうな
ではこの辺で、、、

"タイムゴーズバイ呟いてみる冬銀河


愛を読む人

2019年04月20日 | 日記
"平成を惜しみて冴えり春の月"

先日、WOWOWで見た映画「愛を読む人」タイタニックでヒロインを演じたケイト・ウィンスレットが2008年の
アカデミー主演女優賞を受賞した作品だそうで、軽い気持ちで見始めたのに最後は深いため息をつくしかない
秀作でした。
ざっくり言えば1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳年上のハンナとベッドを共にし、彼女に頼まれて本を朗読
してあげるようになるが彼女は突然姿を消す、後年彼は在籍する法科大学のゼミで取り上げたナチスの戦争犯罪を
審理する裁判の法廷で被告として裁かれる彼女と再会する、彼女は実は文盲であったがそれを隠す為、甘んじて罪を
かぶり終身刑を下される、一方マイケルは鮮烈な青い性の呪縛から抜けられず結婚生活は破綻、一人娘とも普通の
親子関係が築けない、獄中のハンナにマイケルは文学作品を朗読しカセットテープに吹き込み延々と送り続ける
結末は、ハンナが送られたテープをもとに何年もかかって文字を覚え、ナチスの戦争犯罪の本を読むことで分かった
自身の罪の呵責から、ようやく刑務所からの出所が決まりマイケルが迎えに来る前日に首をくくり自死するというもの。

原作のドイツのB・シュリンクの「朗読者」新潮文庫も買って読みましたが、印象的なのはナチスの犯罪に対する
ドイツ人の考え、例えばマイケルはナチスの犯罪に加担したハンナを愛した自分もまたその加担者であると自分を
責める、ナチスの犯罪はそれほど重いものだったという事でしょう。  同じように隣国から戦争犯罪を責め続け
られる我々日本人、この国に生まれたことですなわちその責任を負わなければならないのでしょうが、先の戦争での
日本の戦争犯罪はいわば国同士の喧嘩による行き過ぎた殺傷行為、当然のこと謝罪反省は必要です、しかしナチスの
ホロコーストはあまりにも罪が重すぎます、そんな背景で進む裁判でハンナは文盲ゆえの重刑、原作では彼女の出身は
ルーマニアの田舎町とありました、おそらく彼女がロマ(ジプシー)出身だったと暗喩してるんですね。
ナチスによるロマの人々への抑圧はユダヤ人に劣らずすさまじいものでありました、伝説のロマ出身のジャズギタリスト
ジャンゴラインハルトの生涯を描いた映画「永遠のジャンゴ」なんかでも差別抑圧のすさまじさがよくわかります。

結局ハンナは差別から必死で生きのびた末、たどりついた安息の場は牢獄だったんですね。
映画で印象的だったのは、マイケルとハンナが自転車旅行の道中、田舎の教会で聖歌隊の子供たちが歌う美しい
旋律にハンナが聞き入り涙ぐむシーンでした、おそらく彼女が初めて聞く聖歌だったんでしょう、美しい音楽に
対する鋭い感性を持つすなわち祖にして野だが卑ではない人間の証です。

この映画の惹句に切ない恋物語とありましたが、それにしても切なく重い映画でありました、機会があればお近くの
レンタルビデオで探してみてください、ではこの辺で。

"鶯が巧みに鳴きて四月尽く"

桜満開

2019年04月07日 | 日記
"白蓮の花に露せり朝まだき"

前回の記事でフライングしてしまいました、新元号「令和」のスタートは5月1日からでしたね
読まれた方は1ヶ月の前倒しはないぞ、オイオイと突っ込まれた事でしょうな、いやはやお粗末さま。

当地の桜も今日あたり満開です、それにしても「桜花追われし如く咲いて散り」という事で
この先、季節はぐんと進み又一抹の喪失感を味わう事になるんでしょうね。

さて、半藤一利著 「なぜ必敗の戦争を始めたのか」~陸軍エリート将校反省会議 <文春新書>
という本を過日、新聞の書評で知り買い求めました、その感想です。
アメリカの国力を精査して正しい報告をした人は前線に飛ばされ、自国の国力統計には粉飾した数字で
取り繕う、参謀本部は仲のいいお友達だけで国を指導する、挙句は結論を先送りして益々の状況悪化
ひたすらヒトラーのドイツ頼みの他力本願、、、なんだか最近の世情と似ているような気もします。
大して進歩しとりませんな。

この極東の島国はどこまでいっても極東すなわち東の果ての国なんですね、近代までは、国境を接してせめぎあう
事もなく、異民族との戦いもなく、まして異文化との抗争なども経験せずにやってこれた稀有な国です
欲を張らず勤勉に猥雑だけど清潔、そんな東の果てのいっぷう変わった小さな国として新しい「令和」の時代が
続いてほしいと思います、というところで本日は統一地方選挙前半戦の投票日ですがどうも投票意欲がわきません
地方議会でこのメンツ、いかんなと重々わかっとるんですが今回は棄権であります。

"閻魔堂閻魔に供えし苺あり"

最終日

2019年03月31日 | 日記
"朧夜の月を睨みて木彫り鳥"

平成最後の朝を迎えました、薄曇り気温9度、、、
さて明日はどうなることやら、団塊生まれの私が新元号を考えるなら少子化、経済の縮小、政治の矮小化
等勘案して「尻貧(ジリヒン)」なんてどうかいなと、、、。

さて昨日は尼崎アルカイックホールでの関西医科学生交響楽団の第26回定演を聞きに行ってきました
で以下その極めて独善的かつ独りよがりな感想です。

1曲目のショスタコーヴィチ 祝典序曲 このオケのバランスの良さがこの曲を凄く上品に聞かせてくれた
2曲目 ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー ピアノの宮井愛子さん オケと一体となって熱演
テクニックもあるしおまけにすこぶる美人なんだけど、ちょっと大人しすぎたかな
メインのチャイコフスキー6番悲愴 1,2,3楽章あたり迄はこんなもんかいなと聞いてたけど、終楽章になって
オケがぎゅっとまとまって、深い精神性を持った音楽を奏でてくれた、、、その辺が合奏の面白さでしょうな
アマチュアとプロとの境界を行ったり来たりというところですか、指揮の江田さんに大拍手です。

"ショスタコーヴィチ聞きて異国の春思う"