「おきるニャー!」
鈍よりとした空が見える。
誰かに身体を揺すられていた。
遠くで咆哮が聞こえる。
あれはフルフルか…。
フルフル…。
「ヨシツネー! 奴はどこだ!?」
ベースキャンプのベッドに寝ていたようだ。
「フルフルは洞窟の中ニャー」
「ツッ!」
身体を起こすと激しく痛んだ。
電撃ってやつは二度とくらいたくない。
「行くぞ、ヨシツネ」
「もう大丈夫かニャ」
傍らに置いてあった剣を装着する。
「こんなとこに寝ていられるか」
マップを広げる。
洞窟への近道を抜けるか。
とにかく急がなければ。
俺は走りながら戦略を立てた。
あの電撃は喰らっては駄目だ。
近くによらなければ、あいつの餌食だ。
雷撃の間に切り付け、放電の間に態勢を整える。
左側は尾の攻撃の可能性がある。
右脚を集中的に狙おう。
倒してしまえば、あの首に切り付けられる。
「解ったか、ヨシツネ」
「了解ニャー、爆弾と笛で援護するニャ」
洞窟に入ると、フルフルが休んでいた。
「俺が切り込む、放電の間に爆弾を頼む」
ヨシツネの返事を待たずに走り出した。
転がり込み、右脚を切り付ける。
咆哮に身体がすくむ。
フルフルが放電の態勢に入る。
ヤバイ!
爆発と共に身体が吹っ飛ぶ。
ギリギリ放電の外に出られた。
助かった。
ヨシツネに注意が向いている間に、シビレ罠を仕掛けた。
放電しているフルフルに、ブーメランを投げつける。
「こっちへこい!」
反撃開始だ。
鈍よりとした空が見える。
誰かに身体を揺すられていた。
遠くで咆哮が聞こえる。
あれはフルフルか…。
フルフル…。
「ヨシツネー! 奴はどこだ!?」
ベースキャンプのベッドに寝ていたようだ。
「フルフルは洞窟の中ニャー」
「ツッ!」
身体を起こすと激しく痛んだ。
電撃ってやつは二度とくらいたくない。
「行くぞ、ヨシツネ」
「もう大丈夫かニャ」
傍らに置いてあった剣を装着する。
「こんなとこに寝ていられるか」
マップを広げる。
洞窟への近道を抜けるか。
とにかく急がなければ。
俺は走りながら戦略を立てた。
あの電撃は喰らっては駄目だ。
近くによらなければ、あいつの餌食だ。
雷撃の間に切り付け、放電の間に態勢を整える。
左側は尾の攻撃の可能性がある。
右脚を集中的に狙おう。
倒してしまえば、あの首に切り付けられる。
「解ったか、ヨシツネ」
「了解ニャー、爆弾と笛で援護するニャ」
洞窟に入ると、フルフルが休んでいた。
「俺が切り込む、放電の間に爆弾を頼む」
ヨシツネの返事を待たずに走り出した。
転がり込み、右脚を切り付ける。
咆哮に身体がすくむ。
フルフルが放電の態勢に入る。
ヤバイ!
爆発と共に身体が吹っ飛ぶ。
ギリギリ放電の外に出られた。
助かった。
ヨシツネに注意が向いている間に、シビレ罠を仕掛けた。
放電しているフルフルに、ブーメランを投げつける。
「こっちへこい!」
反撃開始だ。