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免疫を高める核酸化合物をコレラ菌から発見

2013-05-29 | 健康・病気

 愛知工業大の早川芳宏教授(バイオ化学)は、カリフォルニア大学ラッセル・ヴァンス博士とともに、体内ですぐに分解されることなく、持続的に哺乳類の免疫を高める機能がある核酸化合物をコレラ菌から発見・特定できた(米科学雑誌「Cell Reports(セルリポート)電子版」に5月25日発表)。
 早川教授は2011年、細菌が作る核酸化合物”c-di-GMP”を病気のマウスに投与する実験で、この化合物が哺乳類の免疫機能を増強する仕組みを解明したが、体内の酵素に破壊され易かった。その後、コレラ菌を調べたところ、”c-di-GMP”と同様に免疫を高める機能を持つが成分構造が一部異なる核酸化合物を発見した。体内を再現した試験管内で、”c-di-GMP”のヒトの酵素による分解を調べると、”c-di-GMP”が約45分で完全に分解された。これに対して、コレラ菌由来の核酸化合物は、9割以上が分解されずに残った。
 早川教授は「このような安定構造を持つ核酸化合物が自然界で見つかることが珍しい。少量でも効き目が継続する抗がん剤など、新薬開発に大きな期待がもてる」との事。
 ◆c-di-GMP
 環状ビス(3'-5')ジグアニル酸。
 細菌内の免疫活性化に関わるレセプタータンパク質に働く化合物で、細菌の細胞内で生合成される超微量物質。ペスト菌などの病原体や抗生物質耐性菌のバイオフィルム形成を抑制する機能を持つことが示唆されている。
 2004年に愛知工業大学早川教授らが大量合成に成功、c-di-GMP研究の扉を開いた。

 

 曇り空。パラパラと小雨が降っているが濡れる程ではない。傘もささずに散歩。
 サラサドウダン(更紗灯台)は、ドウダンツツジより少し遅れて咲く。ドウダンツツジは粗方散り、サラサドウダンも少し遅れて散る・・今週くらいで散っちゃうかな。
 花色は、ドウダンツツジは全体に白、サラサドウダンは淡紅色に暗紅色の縦縞が入り先端が薄紅。花の姿は、ドウダンツツジは壺形、サラサドウダンは広鐘形(ベル形)で、両者とも下垂して咲く。
 名(サラサドウダン:更紗灯台)の由来は、花の景色が更紗模様で姿(枝分かれ)がドウダンに似てるから”更紗灯台”との事。更紗模様とは、濃いピンクの縦縞が入る模様。

Sarasadoudan305291  サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)
別名は風鈴躑躅(ふうりんつつじ)
ツツジ科ドウダンツツジ属
落葉低木
丈は2m~5m(ドウダンより高い)
開花は4月~5月
(ドウダンより少し遅れて咲く)
花の姿は釣鐘形で、釣り下がって咲く
秋には美しく紅葉する


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