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高血圧予防は減塩から

2013-05-19 | 健康・病気

 今日の新聞に「高血圧予防に減塩を、1日5グラム未満に」とあった。
 血圧とは血管の中の圧力で、高血圧症とは動脈に正常以上の高い圧がかかる状態である。この様な状態が続くと様々な合併症を引き起こす。自覚症状がほとんどないので、サレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれていると言う。高血圧症を治療中の患者数は約700万人、未治療を含めると約3000万人との事。
 前述の「1日5グラム未満に」は、WHOの新指針(1月31日公表)。
 WHO(世界保健機構)は、塩の摂取量を成人は1日5グラム未満にすべきだとする新たな指針を公表した。高血圧や心臓病など慢性疾患を予防するためで、子供に関してはこれよりも確実に少なくするよう求めた。逆に、豆類やバナナに含まれるカリウムは摂取することで血圧の抑制や心臓病の危険軽減につながるとして、成人は最低でも1日3.51グラム取るよう推奨した。
 日本での1日の平均塩分摂取量(厚生労働省による、2011年)は、成人男性が11.4グラム 成人女性が9.6グラム。目標(厚生労働省推奨食塩摂取量)は、男性:9グラム未満、女性:7.5グラム未満 となっている。
 今回の指針は、厚生労働省目標からもかなり低い摂取量となっている。高血圧の予防という点からみると、さまざまな疫学調査から3~5グラムが適正とされると言われる・・日本人としては辛い目標だ。
 ◆高血圧症の診断基準
       収縮期血圧 (mmHg)      拡張期血圧 (mmHg) 
 正常     139以下      かつ   89以下
 軽症高血圧  140~159   または   90~99
 近年の研究より、収縮期血圧で120未満が生体の血管にとって負担が少ない血圧レベルとされる

 

 道とお庭には垣根がある。垣根の間からゴウダソウが咲いているの見える。花だけでなく種が付いている。種はとてもユニークで、団扇(うちわ)の様な円形の平たい莢(さや)の中に数粒の種がある。最初は淡緑色だが段々と曇りガラスの様な透明感のある薄い膜となる。熟して種が出てしまっても薄い膜(隔膜)が株に残る。形や薄い膜が面白く長持ちするので、ドライフラワーに使われるとか。
 ゴウダソウ(合田草)の名の由来は、ヨーロッパ原産の草花で「ルナリア」と呼ばれていたものを20世紀初頭にフランスから日本に持ち帰った合田清さんの名前にちなんだとの事。ルナリアは、luna(月)が語源で、莢の形を月に例えたと言う。

Goudasou305191  ゴウダソウ(合田草)
別名:ルナリア(Lunaria)
   大判草(おおばんそう)
   銀扇草(ぎんせんそう)
   銀貨草(ぎんかそう)
アブラナ科ルナリア属
丈は50cm~90cm
開花期は5月~6月
花は径2cm位でアブラナ科特有の十字形の花びら
花色は赤紫色で、白色もある
花後の実は薄く半透明で団扇のような形の莢に種が入っている
この実の姿はとてもユニーク


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