歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

男女共に結婚願望・交際経験の有無が低下

2016-08-31 | 社会・経済
 明治安田生活福祉研究所調べによると「20代~40代の恋愛と結婚に関する調査で、男女ともに結婚願望や交際経験の有無が低下している」。調査時期は3月11日~3月16日、全国の20~49歳の男女3595人を対象に、Webアンケート調査を行った。同研究所は、2005年から結婚や出産に関する意識調査を実施しており、今回で9回目。
 結婚したい
 「できるだけ早く結婚したい」「いずれ結婚したい」との回答
  20代の男性:38.7%(2014年調査57.5%から減少)
  20代の女性:59.0%(2014年調査76.9%から減少)
  30代の男性:40.3%
  30代の女性:45.7% (30代男女とも10%以上減少)
 独身でいる理由は
  男性:家族を養うほどの収入がない、が最多
  女性:結婚したいと思える相手がいない
  20~30代の未婚女性の半数以上が結婚相手に年収400万円以上を望み、
  実際にこの収入がある20代男性は15.2%、30代男性は37.0%にとどまった
 現在恋人がいる人は
  20代男性:22.3%
  20代女性:33.7%

 早朝(日の出前)には雨が残っていたようで、路面が濡れていた。日の出頃には晴れてた。
 雨に濡れた”ホウセンカ”に花が咲いている。花色は白・紅・ピンクなどがある。本来の花の色は赤で、昔・昔に”ホウセンカ”で爪を染めたことから、別名に”ツマクレナイ(爪紅)””ツマベニ(爪紅)”がある。韓国の伝承に、爪に”ホウセンカ”の汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実る、とある。
 花が終わると果実(種袋)ができる。これが成熟し乾燥すると、指で触るなどの些細な刺激でも中の種がはじけ飛ぶ(種子の自動散布)。花言葉は「私に触れないで」・・言いえて妙だ。
 ホウセンカ(鳳仙花)
 別名:爪紅(つまくれない)、爪紅(つまべに)
 ツリフネソウ科ホウセンカ属
 原産地はインド近辺
 一年草
 開花時期は7月~9月
 丈は30~40cm(矮性種)
 花径は数cmで5弁花、花色は白・紅・ピンクなど
 名の”ホウセンカ”は中国名:鳳仙花の音読み、花の形が羽ばたく鳳凰の姿から
 日本には室町末期に渡来したと思われる
 花が終わると果実(種袋)ができる。これが成熟し乾燥すると軽く押さえただけで中の種がはじけ飛ぶ


大麻の成分が脳に悪影響を与える仕組みが明らかに

2016-08-30 | 医学
 大麻は脳に悪い影響があると指摘されている。しかし、詳しいメカニズムは分かっていなかった。
 大阪大の木村文隆准教授(神経科学)らのチームが、世界で初めて「大麻の成分が脳に悪影響を与える仕組みを明らかにした」(6月30日、米神経科学学会誌に発表)。
 成果は、大麻(マリファナ)の有効成分でもあるカンナビノイドが、大脳皮質神経回路の破綻をきたすことを発見、この悪影響を与えることの科学的根拠を明らかにした。カンナビノイドの機能を止めることによって、神経回路の破綻を抑制できる可能性もあり、今後、脳損傷、認知症での機能回復に応用できる可能性も期待される。
 グループでは、大麻の吸引で精神作用を引き起こす「カンナビノイド」をマウスの腹部に凡そ5日間注射し、脳の大脳皮質の神経にどのような影響が出るかを調べた。これより、正常なマウスでは神経細胞から伸びた突起が回路のようにつながっているが、カンナビノイドを与えたマウスでは突起が大幅に少なくなり、回路が壊れていた。与えるカンナビノイド量が多いほど影響が大きくなることも確認できた。
 グループによると、大麻の成分に神経の回路を壊す働きがあることを実際の脳で確認したのは世界で初めてとの事。木村准教授は、「カンナビノイドは脳の非常に広い範囲に影響するので、大麻を安易に摂取することは絶対にやめて欲しい」と話している。
 ◆カンナビノイド
 幻覚や鎮痛の作用がある。
 日本では大麻取締法で所有、栽培、譲渡などを禁止されている。しかし、欧米では医薬品として合法化する動きがある。

 朝は曇り、11時頃より雨。夕方には台風10号が上陸。
 畑に出かけ、風に負けない様に支柱などを補強した。畑の隅に何かに絡まって”ノアサガオ”のオーシャンブルーの花が咲いていた。咲いているのは朝だけ、昼ころには萎む。・・アサガオ(朝顔)だから・・。
 花色はオーシャンブルーなので、別名に”オーシャンブルー”とある。また、多年草なので”宿根アサガオ”、沖縄や南西諸島で良く見られるので”琉球アサガオ”と呼ばれる。
 ノアサガオ (野朝顔)
 別名:宿根アサガオ、琉球アサガオ
 英名:blue morning glory(青色の朝顔)
 ヒルガオ科イポメア属
 蔓性宿根多年草
 原産地は熱帯アジア
 開花時期は6月~11月
 花は朝顔に似る、花径8cm~10cm
 花色はオーシャンブルー(青紫色)、白・桃色もある
 ほとんど結実しない


太陽系から4光年離れに地球似の惑星発見、生命の可能性も

2016-08-29 | ニュース
 英ロンドン大クイーンメアリー校などのチームが英科学誌ネイチャー(電子版)に「太陽系から4光年離れに地球似の惑星発見」と発表(8月24日付)した。
 研究グループはチリにある天文台などで、地球から4.2光年離れた「プロキシマ・ケンタウリ」という恒星を周回する惑星を新たに発見した。太陽系外の惑星としては、水がある可能性を持つ星として、これまで見つかった中で最も近い。チームは、「プロキシマb」と名付けた。重さは地球の1.3倍以上で、約11日で公転している。
 研究者らによると、地表温度は液体の水が存在できる範囲とみられ、現在も残っている可能性がある。ただ、恒星からの距離が近く、X線が地球の400倍にあたる、と言う。
 海外では、将来この恒星系に超小型の高速無人探査機を送る構想がある。因みに、現在の探査衛星の速度では到達に3万年かかる、と言う。・・準光速の探査衛星が欲しいな!。

 今日は朝から雨。予報では明日も雨。気温は低く、最高気温が25℃位とか。
 雨の中、公園を散歩して見つけた、雨に濡れた”サンゴジュ”。沢山の”サンゴ”細工の様な赤い実が付いている。実と葉が雨に濡れて輝き、とても綺麗。葉は虫食いで穴があいていることが多いが、この木は少ない。実も赤くなったばかりの様だ。
 名(サンゴジュ:珊瑚樹)の由来は、この赤い果実が珊瑚細工のように見えることから、と言う。葉は水分が多く、葉数も多い木なので、火災の延焼防止になるとされ、防火樹として使われている。また、材も水分を多量に含みふくんで燃え難く、燃やすと切り口から泡が出る。これより、学名に「var. awabuki」と付いている。因みに、アワブキ(泡吹)の名の樹木があり、アワブキ科アワブキ属 (落葉高木)の樹木である。
 サンゴジュ(珊瑚樹)
 別名:藪珊瑚(やぶさんご)
 学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki 又は Viburnum awabuki
 スイカズラ科ガマズミ属
 耐寒性常緑小高木
 原産地は日本(関東南部以南)、台湾
 開花時期は6月~7月
 花色は白、花径は数㎜で沢山咲く
 花後に果実(8㎜程の楕円形)を付ける
 果実の観賞期は9月~12月


国際地学五輪、日本の代表高校生4名で金3・銀1を獲得

2016-08-28 | 学問
 文部科学省は、第10回国際地学オリンピックに日本の高校生代表4人が参加し、金3個・銀1個のメダルを獲得したと発表した(8月27日)。
 今大会は三重県津市で、26ヵ国・地域から計100人が参加した。実技試験は津市美里町の会場で、約1700万年前の海底が隆起した地層のある場所で行われた。メダルは、成績上位1割に金、2割に銀、3割に銅が授与された。
 金メダル
  海城高3年 広木颯太朗さん(17)
  海陽中等教育学校5年 坂部圭哉さん(16)
  広島学院高3年 笠見京平さん(17)
   尚、坂部さんは今年の国際化学五輪でも金メダルを獲得している
 銀メダル
  大阪府立北野高3年 神原祐樹さん(18)

 早朝(日の出前)に雨があったようだ。日の出頃には雨は止み、曇り空。今日一日は曇り空、予報では夕方から雨・・台風が来る!。
 早朝の散歩で見た”アメリカチョウセンアサガオ”、マンション前のアポローチの植栽地で。花は白い大きなラッパの様であるが、大部分は閉じている。名(アサガオ)の如く朝に開いて昼前に閉じてしまうな花であるが・・。花は径10cm程と大きく、チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)の仲間では一番大きな花である。緑の葉の茂みに隠れて丸形でイガイガの実がある。
 葉の上面や茎枝に短い軟毛があり、チョウセンアサガオと区別できる。因みに、朝鮮朝顔の仲間は全て有毒植物である。
 アメリカチョウセンアサガオ(アメリカ朝鮮朝顔)
 別名:毛朝鮮朝顔(けちょうせんあさがお)
 ナス科チョウセンアサガオ属 (ダツラ属)
 多年草
 原産地は北米南部、メキシコ
 江戸時代末期・明治時代に渡来し、観賞用として栽培された帰化植物
 開花時期は7月~9月
 花色は白、花径10cm程、花筒は5条の筋があり、浅く10裂
 花後の実は球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)、太くて長い棘がある


有機化学の権威ある「ロジャー・アダムス賞」が山本尚教授に贈られる

2016-08-27 | 学問
 米国化学会が設立した有機化学分野で権威ある賞「ロジャー・アダムス賞」が、中部大の山本尚教授(73)に贈られることが決まった(8月22日)。授賞式は来年4月に米国・サンフランシスコで行われる。
 山本教授は、有機物同士の反応を活性化する触媒を研究し、「キラル・ルイス酸触媒」という触媒を世界に先駆けて提案、その有用性を実証し、「分子性酸触媒」という新分野を開拓した。
 山本教授
  1967年京都大学工学部工業化学科卒、71年米国ハーバード大学大学院博士課程修了
  京都大学工学部講師、名古屋大学工学部助教授などを経て83年同大学工学部教授
  2002年米シカゴ大学教授、10年に中部大学(学長付き)教授
  2011年から同大学分子性触媒研究センター長、12年から総合工学研究所長をそれぞれ兼任
  2007年に日本学士院賞を受賞、2016年5月から日本化学会会長を務めている
 ロジャー・アダムス賞は、2年に1度選ばれる。日本人ではノーベル化学賞を受賞した野依良治氏に続き2人目である。受賞者29人のうち11人がノーベル化学賞を受賞している。
 ◆ロジャー・アダムス賞(The Roger Adams Award)
 アメリカ化学会(ACS)が隔年で授与する化学の賞。有機化学における卓越した業績に対して贈られる。
 1959年に設立され、賞金は25,000ドル。
 最近の授賞者
 2001年 野依良治
 2003年 アルバート・エッシェンモーザー
 2005年 Jerrold Meinwald
 2007年 サミュエル・ダニシェフスキー
 2009年 Andrew Streitwieser
 2011年 ロバート・グラブス
 2013年 デヴィッド・エヴァンス
 2015年 Larry E. Overman
 2017年 山本尚

 昼前は小雨、午後から曇り。迷走台風10号、お天気も迷走、畑作業も迷走。
 空地で”ヨウシュヤマゴボウ”の花と実を見つけた。秋近くなると良く目にする雑草だ・・秋が近い。果実はぶどうの様に沢山付き、熟した実を潰すと赤紫色の果汁が出る。この汁は強い染料となり、インクベリー(Inkberry)とも呼ばれる。秋には紅葉し、紅葉や果実の付いた枝が綺麗なので花材に使われることがある。でも、”ヨウシュヤマゴボウ”は毒草で、毒はアルカロイド(神経ホルモン様)、サポニン(界面活性作用があり細胞膜を破壊)などで、毒性は根が最も強く、果汁には少ないと言われる。もちろん、食べない様に、果汁も直接皮膚に触れない様に。
 ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
 別名:アメリカヤマゴボウ
 ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
 多年草、丈は2m程になる
 原産地は北米、明治後に雑草化した帰化植物
 開花時期は6月~7月
 熟した実は黒く、ブルーベリーに似る


自然災害リスク、日本は国際ランクで17位と高い

2016-08-26 | 環境
 国連大学は、災害による被害軽減のための方策を提言する「世界リスク報告書」の2016年版を公表した(8月25日)。報告書は世界の171ヵ国を調査したもので、自然災害に遭う5種類の災害(地震、台風、洪水、干ばつ、海面上昇)の28項目の指標を分析し、「世界リスク指標」(WRI)で評価している。
 日本は災害に見舞われる可能性は4位(171ヵ国中)と高かったものの、対策を講じているため災害への脆弱性は158位で、総合評価で17位となった。上位には南太平洋の島国バヌアツや南アジアのバングラデシュなど発展途上国が並んだ。こうした国々の対処能力を高める支援が求められる一方で、日本も備えがさらに必要なことを示した。
 ◆自然災害リスクのランク(2016年版)
 1、バヌアツ(南太平洋)
 2、トンガ(南太平洋)
 3、フィリピン(東南アジア)
 4、ガアテマラ(中米)
 5、バングラデシュ(南アジア)
  ・
 16、フィージー(南太平洋)
 17、日本
 18、ベトナム(東南アジア)
  ・
 85、中国
 127、米国
 131、英国
 170、マルタ(欧州)
 171、カタール(中東)

 朝日が綺麗だ(5時18分撮影)。

 畑では”アズキ”の花が咲いている。この小豆は大家(畑の地主)さんから「お正月には間に合うよ」と頂いたものだ。小さな実(莢)も付いている。
 ”アズキ”は粟津湖底遺跡(滋賀県、紀元前4000年頃)や登呂遺跡(弥生時代、紀元1世紀頃)などから出土し、古事記にもその記述があり、古くから栽培されていた。日本へは3世紀~8世紀の頃に中国で改良された栽培種として渡来したようだ、との事。
 名(アズキ)の由来は、平安時代の本草和名(901-923)の阿加阿都岐(アカアツキ)の記載や、江戸時代の赤小豆(アカツキ)・赤粒木(アカツブキ)・赤粒草(アツキ)が訛って”アズキ”と言われている。
 アズキ(小豆)
 学名:Vigna angularis
 英名:azuki bean、adzuki bean、aduki bean
 マメ科ササゲ属
 小豆の種は、種をまく時期、開花時期、収穫時期が異なる
  夏アズキ型:北海道、東北~九州
  秋アズキ型:東北~九州
  中間型:東北等
 開花時期は7月~9月
 収穫期は8月~11月


世界平和度ランク、日本は9位と昨年より順位下がる

2016-08-25 | 国際・政治
 国際研究機関「経済・平和研究所」(本部:豪・シドニー)は、世界163ヵ国・地域の平和度を測定した2016年「世界平和度指数」を発表した(6月8日)。指数は、英国の調査機関がデータを集め、テロの危険性、社会の安定度、軍事費など23項目の指標を数値化したもので、これにより国・地域の安全や平和の度合いを評価し、ランキングした。国内紛争・治安悪化・軍事力強化など平和維持への不安要素が大きいと高い指数となる。
 日本の世界平和度ランクは、2008年に最高3位を記録したが、以降次第に順位を落とし本年(2016年)は昨年よりダウンし9位となった。凶悪犯罪が少ないことは高評価だが、北朝鮮・中国と緊張関係にあることなど近隣諸国との関係がマイナス評価だった。
 同指数によると世界163の国・地域の中で、世界平和度指数が最も高かったのは、アイスランド、2位はデンマーク、3位はオーストリア。トップ10の内、7ヵ国がヨーロッパの国である。
 ◆平和度ランキング(2016年)
 1位 アイスランド 1.192
 2位 デンマーク 1.246
 3位 オーストリア 1.278
 4位 ニュージーランド 1.287
 5位 ポルトガル 1.356
 6位 チェコ 1.360
 7位 スイス 1.370
 8位 カナダ 1.388
 9位 日本 1.395
 10位 スロベニア 1.408
 11位 フィンランド 1.429
 12位 アイルランド 1.433
 13位 ブータン 1.445
 14位 スウェーデン 1.461
 15位 オーストラリア 1.465
 16位 ドイツ 1.486
 17位 ノルウェー 1.500
 18位 ベルギー 1.528
 19位 ハンガリー 1.534
 20位 シンガポール 1.535
 ・
 41位 台湾 1.787
 53位 韓国 1.858
 120位 中国 2.288
 150位 北朝鮮 2.944
 151位 ロシア 3.079

 曇り、時々晴れ。直射日光を浴びないので、少しは涼しい・・でもやっぱり暑い。
 散歩道沿いに”ワイヤープランツ”が垂れ下がる塀があり、涼しさを感じる。近寄って見たら、小さな花が咲いている。開花時期は春~秋と長いけど、余り目立たない。
 ”ワイヤープランツ”は、細い枝から1cm位のタマゴ型の葉が沢山茂る観葉植物である。この赤茶色の細い茎が針金のように見えるので、”ワイヤープランツ”の名前。
 ワイヤープランツ
 別名:ミューレンベッキア
 学名:Muehlenbeckia axillaris
 タデ科ミューレンベッキア属
 匍匐性常緑低木
 原産地はニュージーランド
 開花時期は4月~11月
 花は5弁花(5裂花)、ベルの様な実が成る





活断層の30年以内発生確率(リスク評価)を4段階で表記

2016-08-24 | 地質
 政府の地震調査研究推進本部は政策委員会を開き、これまでの活断層の長期評価方法を見直してリスクに応じて4段階で表示する案を正式に決めた(8月19日)。これまでは30年以内の発生確率を数値で示しており、「30年という長い期間でのリスクをパーセントで言われても分かりにくい」との指摘が出ていた。しかし活断層は数千年の単位で動くものが多く、「30年」は地震学の時間軸では短く、確率の数値は小さくなるケースがほとんど。
 新しい表示は、30年以内に大地震が起きるリスクを4段階に分けて公表する。
  Sランク(高い):30年以内の地震発生確率が3%以上
  Aランク(やや高い):同じく 0.1~3%未満
  Zランク:同じく 0.1%未満
  Xランク(不明):確率が不明で近く大地震が起きることも否定できないもの
 活断層の長期評価は、阪神・淡路大震災(1995年1月)後に地震防災対策特別措置法が制定されたのを機に発足した政府の地震調査研究推進本部が実施。マグニチュード(M)7以上の大地震を起こす可能性があるとした全国の約100の活断層について「30年以内」「50年以内」といった期間での発生確率を評価し公表してきた。
 Sランクの活断層
 97の主要な活断層のうち、最も危険度が高い「Sランク」には、全体の約3割の29の活断層が該当
 北海道の「サロベツ断層帯」
 北海道の「黒松内低地断層帯」
 山形県の「新庄盆地断層帯」の一部区間
 山形県の「山形盆地断層帯」の一部区間
 山形県の「庄内平野東縁断層帯」の一部区間
 新潟県の「櫛形山脈断層帯」
 新潟県の「高田平野断層帯」の一部区間
 新潟県の「十日町断層帯」の一部区間
 神奈川県と静岡県にある「塩沢断層帯」
 神奈川県の三浦半島と周辺の海域にある「三浦半島断層群」の一部区間
 長野県と山梨県の「糸魚川ー静岡構造線断層帯」の一部区間
 静岡県の「富士川河口断層帯」の一部区間
 長野県と岐阜県にある「木曽山脈西縁断層帯」の一部区間
 長野県の「境峠・神谷断層帯」の一部区間
 岐阜県の「高山・大原断層帯」の一部区間
 岐阜県と長野県にある「阿寺断層帯」の一部区間
 富山県の「砺波平野断層帯・呉羽山断層帯」の一部区間
 石川県の「森本・富樫断層帯」
 滋賀県の「琵琶湖西岸断層帯」の一部区間
 京都府と奈良県にある「奈良盆地東縁断層帯」
 大阪の「上町断層帯」
 奈良県から和歌山県、兵庫県の淡路島の南の海域、それに四国北部を通り伊予灘に達する「中央構造線断層帯」の一部区間 広島県と山口県の沖合にある「安芸灘断層帯」
 山口県と大分県の間の海底にある「周防灘断層帯」の一部区間
 山口県の「菊川断層帯」の一部区間
 玄界灘から福岡市などがある福岡平野に延びる「警固断層帯」の一部区間
 大分県の「別府ー万年山断層帯」の一部区間
 熊本県の「日奈久断層帯」の一部区間
 長崎県の「雲仙断層群」の一部区間

 梅田川の河原を橋の上から見たら、”キバナコスモス”の花が咲いている。花色の明るい橙色が見事だ。夏頃から咲き出すので、秋がもうじきやってくる。涼しくなると花色が一段と鮮やかになる。コスモスは秋桜(アキザクラ)とも言い、秋の花なのだ。
 名(キバナコスモス)の由来は、コスモスの仲間で黄色の花が咲くから。
 キバナコスモス(黄花秋桜)
 別名:黄花秋桜(きばなあきざくら)、イエローコスモス(yellow cosmos)
 キク科コスモス属
 多年草(日本の市場では一年草)
 メキシコ原産の園芸植物
 大正時代の初めにヨーロッパから輸入され、普及は1960年代後半から
 開花期は主に7月~10月
 花色は黄色・橙色
 1960年代後半に赤色の品種”サンセット”が日本で作出されてから急速に普及


国際地理五輪、日本の高校生が銀2銅1を獲得

2016-08-23 | 受験・学校
 文部科学省は、世界の高校生らが参加して中国で開かれた「国際地理オリンピック」で、日本代表の高校生2人が銀メダル、1人が銅メダルを獲得と発表(8月22日)。
 国際地理オリンピックは1996年から始まり、日本は2008年から参加。今年は44ヵ国・地域の172人が参加。
 銀メダル
  渋谷教育学園幕張高3年の大鶴啓介さん(18)
  福岡県立修猷館高3年の松藤圭亮さん(17)
 銅メダル
  筑波大付属高3年の佐藤剛さん(18)。佐藤さんは昨年銀だった。
 ◆日本の受賞者
 2016年:銀メダル2名、銅メダル1名 44ヵ国・地域172名
 2015年:銀メダル3名、銅メダル1名 40ヵ国・地域158名
 2014年:銀メダル1名 36ヵ国・地域144名
 2013年:銀メダル1名、銅メダル1名 32ヵ国・地域126名
 2012年:銅メダル1名 32ヵ国・地域126名
 2010年:銅メダル1名 28ヵ国・地域105名

 朝は晴れ。午後から怪しい雲が・・曇り空から雨に。
 散歩で見つけた”ルリマツリ”。日陰となっている建物横の空き地、雨樋が横にあった。花色は爽やかな水色で、5弁花。花色が白色もある。
 ルリマツリの仲間(プルンバコ)は20種程が知られており、その中の南アフリカに分布する”プルンバコ・アウリクラータ(Plumbago auriculata)”を和名で”ルリマツリ”と呼ぶとの事。名(ルリマツリ:瑠璃茉莉)の由来で、「ルリ」は花色から、「マツリ」は花姿がマツリカ(ジャスミン)に似ているからと言う。
 ルリマツリ(瑠璃茉莉)
 別名:プルンバーゴ
 学名:Plumbago auriculata
 イソマツ科ルリマツリ属(プルンバーゴ属)
 常緑~落葉低木(寒地では落葉)
 原産地は南アフリカ
 開花時期は6月~10月
 花径は2cm~3cm
 花色は水色、白色もある


NEC、植物由来原料で漆器調プラスチックを開発

2016-08-21 | 科学・技術
 NECは、京都工芸繊維大学と漆芸家下出祐太郎氏の協力で「漆器並みの色と光沢を併せ持つバイオプラスチックを開発」と発表した(8月17日)。
 NECは草や木などの非食用植物を原料としたバイオプラスチックをパソコンなどの電子機器に採用してきた。今回、用途拡大を目指し、表面処理した炭素微粒子を独自技術で混合することで漆黒並みの低い明度と、高屈折率の芳香環化合物の添加による鮮やかな光沢を両立した。特徴は、通常のプラスチックと同じように熱して溶かし、金型に流し込んでさまざまに加工でき、従来の漆器には難しい形状であっても、自由に形作れる。材料は加工がし易く大量生産ができる、草・藁・木材など。
 バイオプラスチックは石油由来の樹脂より2倍以上高いが、量産化できればコストは下がる、内装・耐久商品に展開したい、と言う。

 晴れ。雲が少なく、風が少しある。気温はとても高く、最高気温35℃位かな。今年一番の気温となるか?。
 散歩道沿いのお宅の玄関前の”カクレミノ”。秋・冬に実が沢山付いていたので、花が咲いているのかな、と思ったら咲いていた。花は小さく、黄緑色なので目立たない。・・やっと見られた。
 ”カクレミノ”は日本原産の常緑樹。本州の千葉以南~沖縄にかけて分布し、湿り気のある樹林内や海岸近くに多く自生している。名(カクレミノ:隠蓑)の由来は、若木の頃の葉は深い切れ込みが入り、その姿が昔の雨具の「蓑(みの)」に形が似ているから、と言う。成長して成木になると切れ込みのない葉が出たり、老木になると古い葉が秋に紅葉し、成長とともに葉が変化していく。
 カクレミノ(隠蓑)
 別名:カラミツデ、テングノウチワ、ミツデ、ミツナガシワ
 学名:Dendropanax trifidus
 ウコギ科カクレミノ属
 常緑の亜高木
 日陰や潮風に優れた耐久力を持っている
 葉の形は変異が大きく、若木では3~5裂し、成木では全縁の楕円形の葉が多くなる
 開花時期は7月~8月
 枝先に散形花序で、黄緑色の小さな両性花と雄花が混じって咲く
 果実は径1cm位で、晩秋に黒紫色に熟す


国際情報五輪で、日本の高校生金2銀2人

2016-08-20 | 学問
 文部科学省は、ロシアで開かれた第28回国際情報オリンピックに日本の高校生4人が参加し、金・銀のメダルを2個ずつ獲得と発表した(8月19日)。
 今回の国際情報五輪は、80ヵ国・地域の308人が参加した。金メダルは成績上位12分の1に、銀は次の12分の2に、銅が次の12分の3に授与される。因みに、2018年の第30回国際情報オリンピックは日本で開催される。
 金メダル
  開成高3年の井上卓哉さん(18)
  開成高2年の高谷悠太さん(17)
 銀メダル
  筑波大付属駒場高2年の川崎理玖さん(16)
  筑波大付属駒場高3年の増田隆宏さん(18)
 金メダルの高谷悠太さんは開成中3年だった2014年から3年連続金メダルの快挙。国際数学五輪でも昨年は銀、今年は金メダルを獲得している。
 金メダルの井上卓哉さんは、国際情報五輪で2年連続金メダル、国際数学五輪で3年連続銅メダル。
 銀メダルの増田隆宏さんは、国際情報五輪で昨年は金、今年は銀メダルを獲得。

 今日の天気は、曇りで時々雨が降る。風が弱いけど生暖かく、湿気を感じる。
 ”サルスベリ”の花が咲いている。写真を撮ったのは、お盆の前・・ここ暫く雨勝ちな天気だったから。
 花色は、紅と白。”サルスベリ”の別名に百日紅(ひゃくじつこう)とあるが、白色もあるので別名に百日白を追加?。
 名(サルスベリ:猿滑)の由来は、木の肌が滑らか(すべらか)なので猿も滑りそうとの事から。
 サルスベリ(猿滑)
 別名:百日紅(ひゃくじつこう)
    開花期間が長い(百日間紅色の花が咲く)ところに因む
    花は一度咲いた枝先からまた花芽が出て花が咲く、咲き続けているように見える
 ミソハギ科サルスベリ属
 落葉中高木
 中国南部の原産、江戸初期に渡来か
 開花時期は7月~10月
 花色は紅紫色~淡紅紫色・白色
 花は円錐花序で、咢(がく)は筒状で6裂、花弁は6枚でちりめんの様に縮れている
 花後に果実(球形や楕円形)を付ける
 果実は蒴果(さくか:成熟すると裂開するもの)で熟すと6裂して種が散る
 種には薄い羽のような翼(よく)が付いている


今年7月の世界の平均気温、観測記録の過去137年間で最も高かった

2016-08-19 | 環境
 アメリカ海洋大気局(NOAA:National Oceanic and Atmospheric Administration)の分析。
 今年(2016年)7月の世界の平均気温は、観測史上(観測記録が残っている過去137年間)最も高かったことが分かった(8月18日)。
 これによると、7月の世界平均気温は、20世紀の平均気温よりも0.87度高い16.67度だった。観測記録が残る1880年以降で最も高かった昨年7月を0.06度上回り、他の月と比較しても最も暑い月となった。今年1月から7月までの平均気温も過去最高だった昨年を0.19度上回っている、と言う。
 気温上昇の要因は、化石燃料の消費に加え、海面水温が高くなるエルニーニョ(El Nino)現象が7月まで続いたことが影響したとの見方を示した。月別の平均気温の記録更新は15カ月連続。温室効果ガス排出による地球温暖化の影響が出ていると見られる。

 晴れ。気温高く蒸し暑い。
 小さなお庭で、”ランタナ”の花が咲き出している。花色は鮮やかな赤・黄・白・橙など。花期がとても長い花で、花の色が変化する。変化は花序の外側から内側へなので、同じ花序でも内外では花色が異なる。色の変化から、七変化(しちへんげ)の別名がある。
 ランタナは約150種が熱帯・亜熱帯アメリカに分布する。園芸的に広く栽培されるのは、主に「ランタナ・カマラ」と「ランタナ・モンテビデンシス」とその園芸品種。”ランタナ”と呼ばれるのは、カマラ種を指すことが多い。モンテビデンシス種は葉がカマラ種より小さく、”コバノランタナ”と呼ばれる。
 ランタナ
 別名:七変化(しちへんげ)、紅黄花(こうおうか)
 クマツヅラ科シチヘンゲ属
 半耐寒性常緑小低木
 原産地は熱帯アメリカ
 開花時期は5月~10月
 小花(1cm位)が花茎の先に沢山集まって球状に咲く
 この花の形態を散形花序や傘形花序と言う


世界知的所有権機関で、日本は2016年GII順位16位

2016-08-18 | 社会・経済
 国連の専門機関である世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)は、各国のイノベーションをめぐるさまざまな要素を比 較した2016年の「GII:Global Innovation Index グローバル・イノベーション・インデックス」の順位を発表した(8月16日)。
 これによると、1位はスイスで、日本は16位(昨年より3位順位を上げ)、中国が25位(昨年は29位)になった。日本は GIIの一部門である「イノベーションの質」部門で世界1位となった。
 Top RankingsAll(2016)
  1.Switzerland (Number 1 in 2015)
  2.Sweden (3)
  3.United Kingdom (2)
  4.United States of America (5)
  5.Finland (6)
  6.Singapore (7)
  7.Ireland (8)
  8.Denmark (10)
  9.Netherlands (4)
  10.Germany (12)
  11.Republic of Korea (14)
  12.Luxembourg (9)
  13.Iceland (13)
  14.Hong Kong (China) (11)
  15.Canada (16)
  16.Japan (19)
  17.New Zealand (15)
  18.France (21)
  19.Australia (17)
  20.Austria (18)
  21.Israel (22)
  22.Norway (20)
  23.Belgium (25)
  24.Estonia (23)
  25.China (29)
 ◆GII:Global Innovation Index
 GIIは、2つの上位分類イノベーションインプットとイノベーションアウトプットがあり、
 その下に7つの中位分類があり、各中位分類は3つの下位分類に分かれ、それらはさらに 3~6の個別指標に分かれている。
  Institutions(制度)
  Human capital & research(人的資本及び研究)
  Infrastructure(インフラ)
  Market sophistication(市場の洗練度)
  Business sophistication(ビジネスの洗練度)
  Knowledge & technology outputs(知識と技術の生産)
  Creative outputs(創造的な生産)
 研究開発投資のほか国際特許出願、科学技術論文などイノベーションに関係する82項目が対象。128カ国別に点数化して比較する。
 因みに、日本はCreative outputs(創造的な生産)が36位(2015年)で、このため低ランクとなっている。日本は研究開発の質が高く、特許の数も多いが、その割りに新たな商品やサービスにつながっているものが少ない、との事。
 ◆世界知的所有権機関(WIPO)
 世界規模で知的財産権を保護する目的で1970年に設立。現在189カ国が加盟。本部はスイスのジュネーブにある。

 昨日は台風通過の影響で雨、午後から晴れた。今日は、昨日の名残りか、曇りで時々雨、午後からは時々陽が射す。。
 歩道沿いの花壇で、”トレニア”が咲いている。暑さに強いので夏の草花として普及している。花の形は、口を開けた時の唇を連想させる・・ちょっと魅惑的!。
 トレニアは約40種程あり、一般に”トレニア”の名前で呼ばれるのは、インドシナ原産のトレニア・フルニエリ(T.fournieri)とその変種や園芸品種との事。
 トレニア
 別名:花瓜草(はなうりぐさ)、蔓瓜草(つるうりぐさ)、夏菫(なつすみれ)
 アゼナ科(ゴマノハグサ科)ツルウリクサ属(トレニア属)
 一年草として扱う
 草丈は15cm~35cm 
 開花時期は5月~10月
 花は径3cm位
 花色は濃い紫色が基本で、赤・白・ピンクなど


環境ホルモンの可能性がある6種類の化学物質を規制検討

2016-08-17 | 環境
 環境省は、ビスフェノールAなど6種類の化学物質について、野生生物の生殖機能や成長に異常を起こす内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の可能性があるとして、確認試験と規制の検討を進める方針を明らかにした(6月25日)。
 メダカを使った試験で次世代に影響が及ぶかを調べ、低い濃度でも異常がみられれば、環境基準の設定などを検討する。欧米でも環境ホルモンを科学的に特定し管理する方法を模索しているが、フランスは先行してビスフェノールAの使用を禁止した。
 化学物質
  ビスフェノールA
  ノニルフェノール
  エストロン
  オクチルフェノール
  ヒドロキシ安息香酸メチル
  ペンチルフェノール
 ◆内分泌かく乱物質(所謂、環境ホルモン)
 体内の諸機能は、微量の内分泌される物質で調節される。外部からの内分泌かく乱物質は、体の機能を調節する仕組みを乱す。プラスチック製造や工業用洗剤などに用いる物質の一部にこうした作用があると見られ、生態系への影響が懸念されている。
 環境省は環境ホルモンへの新たな対応方針「エクステンド2016」を策定。試験対象とする物質の拡大に加え、カエルなどを使った試験法の開発を盛り込んだ。環境ホルモンの人への影響はよく分かっていないが、厚生労働省は「特に検討は進んでいない」としている。

 朝から強い雨。午後近くから晴れ、暑い。でも、少しの風が涼しい。
 玄関横に植えられている”ハナゾノツクバネウツギ”。満開に咲いている。花が咲いている期間(6月~11月)はとても長い。近づくと甘い香りがする。”ハナゾノツクバネウツギ”は歩道などに植えられているから、散歩も楽しくなる。
 名(ハナゾノツクバネウツギ)の由来は、花の残った5枚の咢(がく)の形が”羽根衝きの羽根”に似ており、木の姿が”空木(うつぎ)”に似ていることから、と言う。衝羽根(つくばね)とは正月に遊ぶ羽根つきの羽のこと。
 因みに、アベリアと呼ばれることがある。アベリアとは、本来スイカズラ科ツクバネウツギ属の属名(ラテン名)であり、特定の種の事ではない。この園芸種(ツクバネウツギ属の常緑低木の交配種:Abelia × grandiflora)が多用され、学名も和名も長いので、短い”アベリア”が好まれて使われるようだ。
 ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)
 別名:アベリア
 学名:Abelia×grandiflora(アベリア・グランディフロラ)
   幾つかのアベリア属の交配から作られた園芸種
 スイカズラ科ツクバネウツギ属
 常緑性の低木(寒冷地では落葉)
 開花時期は6月~11月
 花は小さいロート状(径2cm位)
 花色は白やピンク


相対性理論により、超精密時計で標高差を測定できる

2016-08-16 | 科学・技術
 アインシュタインの一般相対性理論で、「重力は時間の流れを遅らせる」とされる。地球上では標高が1cm違うと、時間の流れが(10^18)分の1だけずれると考えられている。この違いを捉えるには、現在使われている精密な原子時計の凡そ1000倍の精度が必要だった。
 東京大の香取秀俊教授らは160億年の間に1秒のずれしかないという超精密な時計を使い、2つの地点の標高差を突き止める手法を開発した。標高が異なる重力から生じるわずかな時間の差を捉え、東京と埼玉の標高差15mを算出した。
 今回は光格子時計を東大(東京・文京)と直線距離で15km離れた理化学研究所(埼玉県和光市)にそれぞれ設置。原子の振動数を3日間比べると、東大側がわずかに遅くなっていた。ずれを秒数に直すと0.4ナノ(ナノは10億分の1)秒で、標高差に換算すると東大が15m16cm低いという結果になり、実際の標高差とほぼ一致した。研究チームによると、一般相対性理論を応用してセンチメートル単位で標高差の測定に成功したのは世界初だと言う。ただし、まだ現在は測定に数時間かかるうえ、5cm程度の誤差があるため、数分以内にミリ単位の誤差で測定できる技術の実現を目指している。

 お盆には墓参りに帰省する。到着した駅の前に”ハマナス”を植えた植栽地がある。春に赤い花が咲き、夏(8月~10月)に赤く小さな丸い実(バラの果実をローズヒップと言う)が付く。この実は、良い香りがして、甘酸っぱく、ビタミンCを豊富に含む、と言う。葉・枝に細かいトゲが沢山あり触ると痛い。
 名(ハマナス)の由来には幾つかの説があり、最も有力なのは、浜に自生し実が梨に似た味がする「ハマナシ:浜梨」が転訛して「ハマナス」となった説。
 ハマナス(浜梨、浜茄子)
 学名:Rosa rugosa(ロサ・ルゴサ)
 バラ科バラ属
 落葉低木(丈は0.5m~2m)
 分布は東アジア温帯~亜冷帯。日本では北海道に多く”北海道の花”となっている
  知床の岬に~はまなすの咲く頃(知床旅情)
 開花時期は5月~6月
 花色は赤、白色もある
 結実は夏(8月~10月)、固くて赤い小さな丸い実(ミニトマト様)が付く