富士山がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録される見通しとなった。ユネスコの諮問機関(イコモス)が「登録がふさわしい」とする勧告によるもので、6月16日からカンボジアのプノンペンで開かれる世界遺産委員会で最終的に決まる。
日本政府は昨年(2012年)1月に、「富士山」と「鎌倉」をユネスコの世界文化遺産に推薦し、イコモスが現地調査などを行い検討してきた。
富士山:山岳信仰と言える日本固有の文化的伝統の象徴
白糸ノ滝や山岳信仰の遺跡群など33の名所や史跡など
鎌倉:武家の古都・鎌倉
鶴岡八幡宮や鎌倉大仏など21の寺や神社などがある
両者共に登録を目指したが、「武家の古都・鎌倉」は、日本が単独で世界遺産に推薦したものでは初の「不登録」の勧告となり明暗に分かれた。因みに、現在の世界遺産の総数は962件で、うち文化遺産は745件。
◆日本の世界遺産(ユネスコの世界遺産に登録)
文化遺産(12件)
法隆寺地域の仏教建造物(1993年12月)
姫路城(1993年12月)
古都京都の文化財(1994年12月)
白川郷・五箇山の合掌造り集落(1995年12月)
原爆ドーム (1996年12月)
厳島神社(1996年12月)
古都奈良の文化財(1998年12月)
日光の社寺(1999年12月)
琉球王国のグスク及び関連遺産群(2000年12月)
紀伊山地の霊場と参詣道(2004年7月)
石見銀山遺跡とその文化的景観(2007年6月)
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(2011年6月)
自然遺産(4件)
屋久島(1993年12月)
白神山地(1993年12月)
知床(2005年7月)
小笠原諸島(2011年6月)
複合遺産・危機遺産はなし
雲が多いが晴れ。
お祝いには紅白が良い。散歩で見かけたハナズオウ。まだ満開となっていないが、白花と紅花の木が隣り合わせで咲いていた。
枝に葉に先立って花芽を多数付けて咲く。花には花柄がなく、枝から直接に花が付く。花は長さ1cmほどの蝶形花で、実は長さ数cmの豆果で秋から冬に黒褐色に熟す。名(花蘇芳、はなずおう)の由来は、花弁の色がスオウ(蘇芳:赤色染料とされた木)で染めた色に似ているからと言う。
ハナズオウ(花蘇芳)
別名:蘇芳(すおう)
マメ科ハナズオウ属
落葉低木、樹高2m~5m(10m)
原産地は中国、江戸時代初期に渡来
開花時期は4月~6月
花は2cm位の蝶形、花色は紅紫色・白色