泉道水族館(いずみどうすいぞくかん)には今日も魚がいっぱい。
↑これはフナかな?
持って帰って佃煮にして食べようかと思いましたが水族館をひっくり返してしまいフナは川へ帰っていきました。
トホホ。。。
戸梶圭太(とかじけいた)のミステリー小説にハマっています。
図書館でおもしろそうな本を物色していて目に止まったのが彼の著書です。
表紙は知性を感じさせないアングラ的なものが多く、どこかに「小説界のホリエモン」と触れ込みが書いてありました。
まず始めに借りたのは『バカをあやつれ!』
地方の警察署長が自分の管轄エリアに犯罪者を集め野放しにし、市長を取り込みその町をめちゃくちゃに崩壊させていくという狂った内容でした。
極貧、激安、バリキチ(たぶんバリバリのキ○ガイの略)などの差別感たっぷりのワードが多用され下流階級の混沌を描いています。
文体は週刊誌のゴシップ記事のようであまりに品がなく活字を追うごとに後ろめたさも膨らみますw
が、疲れているときは少年漫画感覚でこんな書物を読むのもいいと思います。
何も考えることなくすらすら頭に入るので300ページの長編でも2~3日で読み終わります。
その後『ツーカイ! 金剛地くん』(これは完全にギャグマンガを小説にしたようなもの)、『今日の特集』、『下流少年サクタロウ』、
『燃えよ! 刑務所』、『嘘は止まらない』、『牛乳アンタッチャブル』と一気に読み漁りました。
一番のお気に入りは『今日の特集』です。
夕方のニュース番組によくある10分間枠くらいの特集ネタを取材するテレビクルーたちの物語ですがテレビ業界も荒んでるなあといった内容です。
めちゃくちゃ笑えるので電車の中ではマスクを着用して声を押し殺してニヤニヤしていました。
ちなみにこの著者の作品は悲惨な結末が多く最後は笑えませんw
最初にミステリー小説と書きましたがこの人ほど潔く娯楽に徹している作家も珍しいと思います。
機会があれば頭からっぽにして読んでみてください、ものっそい低俗ですけどw