スパコン「京」のインパクトを中心に、
今後の社会への影響について伝えている。
「京」のインパクトは確かに大きいし、
開発者には敬意を表するが、
この番組について言えば、
かなり残念な出来栄えだった。
ちょっと宣伝が過ぎるというか、
医療系の話や防災系の話、脳とコンピュータをつなぐ話
などを中心として、夢物語が多過ぎるように感じられた。
「京」の応用に関する話は、研究段階、
それも、始まったばかりのものがほとんどだ。
取材してゆく過程で、それがわかってきたので、
しかたなくお話しでごまかしたというところだろうか。
そういう話と、金融におけるコンピュータの
浸透などの現実の話を混ぜて作られているのも
ちょっと、というか、なかりあざとい感じ。
ワトソンも快挙ではあるのだが、
自然言語を理解している、というのは正確ではない。
その誤解に基づくデジタルアバターの話は
昔から何度も繰り返されているステレオタイプだ。
なんでこうなってしまうのかなぁ・・・
コンピュータの進化やビッグデータの活用が、
人間の社会に大きな影響があるのは確かなことなので、
こういうお話ではなくて、もっとしっかりと
伝えて欲しかったと思う。
それにしても、京の姿は美しい。
アメリカのセコイアと較べると、
日本の美意識を感じさせる。
機会があったら実物を見てみたいものだ。
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