さいごのかぎ / Quest for grandmaster key

「TYPE-MOON」「うみねこのなく頃に」その他フィクションの読解です。
まずは記事冒頭の目次などからどうぞ。

Ep7をほどく(6)・ベルンの動機、読者の動機

2010年09月23日 08時06分48秒 | ep7
※初めての方はこちらもどうぞ→ ■うみねこ推理 目次■ ■トピック別 目次■


Ep7をほどく(6)・ベルンの動機、読者の動機
 筆者-初出●Townmemory -(2010/09/23(Thu) 08:03:03)

 http://naderika.com/Cgi/mxisxi_index/link.cgi?bbs=u_No&mode=red&namber=52562&no=0 (ミラー
 Ep7当時に執筆されました]


※番号順に読まれる想定で書かれています。できれば順番にお読み下さい。
 Ep7をほどく(1)・「さいごから二番目の真実」
 Ep7をほどく(2)・まずEp7を紗音説で読む(上)
 Ep7をほどく(3)・まずEp7を紗音説で読む(中)
 Ep7をほどく(4)・まずEp7を紗音説で読む(下)
 Ep7をほどく(5)・分岐する世界の同一存在


     ☆


「力わざを使って、Ep7を朱志香犯人説でむりやり読み解く」というシリーズの6ページめです。

 主に、前回の補遺です。本論は次回からということになりそうです。


●ふたりの乗り物恐怖症

 われわれのよく知っている右代宮戦人くんは、乗り物恐怖症、落下恐怖症の気があって、川端船長のボートを異常に恐がるシーンが印象的です。

 この戦人が、前回の推理どおり、
「九羽鳥庵ベアトから男の子が生まれた世界」で、「崖から落ちた」赤ん坊だとしたら。

 赤ちゃんのころに高いところから落ちて大ケガをした人物がいて、青年になった今でも、高いところや足場が不安定なところを苦手としている。

 そういう一種のトラウマ、心理作用という説明がつきます。
 医学的に、ほんとうにそんな事例があるのかどうかわかりませんが、つじつまはきれいに合います。


 ところで。
 同じ恐怖症を、明日夢がもっていたらしい気配があります。

「戦人くんの乗り物嫌いはきっと遺伝だよ」と譲治が言っています。

 が、親の恐怖症が子に遺伝するなんて話は、これはどうも眉唾だ。
 じっさい霧江がEp6で暴露しています。「乗り物恐怖症は、留弗夫の気を引くための嘘だった」と。

 わたしがいいたいのは、これは、原因と結果が逆なんじゃないかということです。

 明日夢が乗り物恐怖症だから、戦人も乗り物恐怖症になった、「のではなく」
 戦人に乗り物恐怖症という症状があったから、明日夢も乗り物恐怖症「でなければならなかった」


 つまり、前回の推理に従えば、明日夢は、
「戦人の母親役を務めるという役割のおかげで、愛する留弗夫と結婚できた女性」
 なのです。

 これは実のところ不安定な立場だ。

 何らかの理由で戦人がいなくなったら、明日夢は役割を失い、お役ご免なのです。
 例えば戦人が事故で死んだりしたら、それでもうおしまい。

 そうでなくても……。
 戦人本人に対して出生の秘密が明らかにされ、例えば本当に彼が次期当主の座をつかみとったとする。
 それで実質、留弗夫にとっての明日夢の存在意義はほぼ消滅するのです。あとはもう、留弗夫は大々的に浮気しほうだいだ。

 要するに、「戦人に円満な家庭を提供する」という目的のために、自分は必要とされているだけで、愛されて求められて留弗夫と結婚したわけではない。

 明日夢の心は、そんな事実に耐えられなかったんじゃないかな。

 そんな事実に耐えられなかった明日夢はどうしたか。
 自分の心に、幻想を上書きした。

 戦人が、ほんとうに自分が生んだ息子だという幻想を作り出し、自らそれを信じ込むことにした。
 戦人は、留弗夫がどこからか連れてきた謎の赤ん坊などではない。
 自分がおなかをいためて産んだ、留弗夫さんとの子だ。
 そう思いこもうとした。

 戦人には、高いところや動く乗り物を異常に恐がるという性質がある。
 戦人は自分が産んだのだから、自分にも同じ恐怖症がなければならない。
 同じ恐怖症が自分と戦人にあれば、それは遺伝ということになる。
 つまり、自分と戦人は血を分けた真の母子ということになる。

 だから自分を、乗り物嫌いという「ことにした」。


●ふたりの紗音

 これも前回の補遺。

 前回の推理で、
「ヤスと戦人は、性別が違うだけの、別のカケラ世界の同一人物だ」
 という結論を導きました。

 九羽鳥庵ベアトから女の子が産まれた場合、福音の家に預けられてヤスとなる。一方、男の子が産まれた場合、留弗夫と明日夢に預けられて、われわれのよく知る右代宮戦人になるというのです。

 つまり、ヤスがいるEp7世界には、わたしたちにおなじみの右代宮戦人はいない。
 ヤスが将来の約束をした右代宮戦人は、わたしたちが知っている戦人ではない。
 理御が「歳の近い仲良しの従弟だ」といった戦人は、わたしたちが知っている戦人ではない。

 じゃあ誰なのか。

 これは、「本当に明日夢から産まれた右代宮戦人」と考えればよいと思うのです。

 明日夢と霧江は同時期に留弗夫の子を妊娠し、明日夢は無事出産、霧江は死産するという条件が初期Epから提示されていますしね。
 もちろん、無限のカケラ世界の中には、「明日夢が死産、霧江が出産する世界」や「両方無事に出産する世界」などもあるのです。
 が、Ep7のヤス世界では、留弗夫にエスコートされて明日夢が六軒島に来島しているわけですから、
「明日夢が男の赤ちゃんを産んで、その子は戦人と名付けられた」
 という世界であろう、との推測は成り立ちそうです。

 つまり……。
 ヤスにとっては地獄の苦悩にみちた「Ep7カケラ世界」。
 だけれども、明日夢にとっては、この世界は、「望んでやまなかった、理想の世界」なのかもしれない。


 さてところで。

「ヤス世界に、わたしたちの知る戦人はいない」、という話をしてきました。
 なぜならヤスと戦人は平行世界の同一人物だから、という理屈です。

 これは逆も言えるわけです。
「わたしたちの見てきたEp1~4世界(わたしたちの戦人がいる世界)には、ヤスはいない」
 なぜならヤスと戦人は平行世界の同一人物だからですね。

 つまり、わたしたちが問題にしたい「戦人カケラ世界」の紗音ちゃんは、ヤスじゃないのです。
 誰か別人が、紗音という名前をつけられて、六軒島のお屋敷で働いている。


 この推理では、「戦人カケラ世界」では、ヤスと紗音は別人なのです。

 ですから、この推理では、「安田紗代」という人物は存在しません。
(Ep7だけを、そのまま真実として受け取った場合、ヤスと紗音をそのままイコールでむすんでしまって、「安田紗代」が発生してしまいますね?)

 ヤス(安田)の本名は、たとえば「安田花子」だったりして、
 紗音の本名は、たとえば「鈴木紗代」だったりするのです。

(花子や鈴木は、いまわたしが適当につけました)


 紗音という名前は、お屋敷で命名されるものですから、さまざまな平行世界において、ぜんぜん別の人が「紗音」という名前を付けられてお屋敷で働いていても、おかしくありません。

 ですから、われわれのよく知っているほうの紗音ちゃん。仮称「鈴木紗代」さんは、誰でも良いのです。とくにビックリするような正体がなくても、ぜんぜん状況が成り立ちます。


 が。
 彼女が誰だろうと基本的に問題はないのですが、個人的趣味で、ちょっとドラマチックな合わせ方をしてみます。

 Ep1~4の世界。通称「戦人カケラ世界」。
 この世界では、(死産の霧江に対して)「明日夢はぶじに出産をはたした」ということが語られます。

 ところが、ここにホイッと「崖から落ちた男の赤ちゃん」が現われて、留弗夫と明日夢の息子の座に、おさまってしまう。

 じゃあ、「明日夢がほんとうに産んだ子」は、どこへ行ったのか。

 もちろん、「出産したなんてウソだった」という合わせ方をすれば、問題はまったくありません。が、もし出産がほんとだとしたら。
(だってお腹が大きくなってる気配もないのに、ある日突然赤ちゃんを抱いていて、「子供を産みました」なんて変ですからね)

 もし明日夢がほんとうに赤ちゃんを出産していて、
「崖から落ちた男の赤ん坊をおまえの子として育てろ、代わりに結婚してやる」
 という取引が留弗夫との間に発生したとしたら。

 明日夢が産んだ赤ちゃんはどうなるのか。
 それは捨てられるしかないのです。

 どこに?

 たとえば、福音の家とか……。

 このように「自分の欲のために、自分が本当に産んだ赤ちゃんを捨ててしまった」という状況が発生した場合、
 その罪の意識を逃れるために、明日夢は、
「この戦人こそが、自分が産んだ赤ちゃんだ。捨てた子なんていない」
 と強く思いこもうとするかもしれない。それが、「だって同じ恐怖症があるでしょう!?」という主張につながっていくかもしれない。

 さて、そのように、
「明日夢が産んだ子は、福音の家に預けられた」
 と仮定する。

 明日夢が産んだ子が、例えば女の子だったら。
 その女の子が、病弱で3歳くらい発育が遅かったら。

 そして、
「留弗夫と明日夢の実の娘が、福音の家で孤児として育てられている」
 ということを、源次が知ったとしたら。


 この推理では、「崖から落ちた赤ん坊をあなたが育ててくれ」と留弗夫に依頼したのは、源次です。(べつに熊沢でも良いのですが)

 つまり源次から見ると、
「自分が、赤ん坊を育ててくれと留弗夫に頼んだばかりに、本来右代宮の令嬢として育つはずだった女の赤ちゃんが、孤児院に入れられるハメになってしまった」
 というわけで、これは強い責任を感じざるをえない。
 自分のせいで、赤ちゃんひとりの運命を、天から地に、がらりと変えてしまった!

 そこで源次、せめて自分にできるかぎりの優遇を、この子に対してしようと考える。

 まず優先的に右代宮家の使用人として採用する。
「朱志香お嬢様のご学友役」という建前を使って、たった6歳という異例の幼さで屋敷に入れる。
 部屋割りなど、なるべく特別扱いをしてあげる。

 戦人がぶじに次期当主として認められたあかつきには、紗音と留弗夫の「親子の対面」をさせてやろうと考える。

 そんな特別な少女使用人が、われわれのよく知る「紗音」である、と考えると、これはドラマチックです。

 この推理のおもしろいところは、
「そんな紗音が、自分の出自を知ってしまった」
 という状況を想定した場合、右代宮家を憎んで、大量殺人を起こしそうな気がすごくするところです。

 つまり、このストーリーを採用すれば、
「ベアトリーチェの正体は紗音ではない」
 という仮定で始まった推理を、
「やっぱりベアトリーチェの正体はどっちみち紗音だった」
 というところに、くるりと回収できるっていうことです。これはおもしろい。


 なので、
「やっぱり紗音が犯人であったほうがいいな」
 と思う方は、この方向で採用してみて下さい。

 けれどもわたしは、まえまえから予告している通り、朱志香説を考えていきたいので、「出生を知った紗音の憎悪」という仮定は取らないことにしておきます。


●ベルンカステルの動機

 ここから、「朱志香説」のための前フリです。


『うみねこのなく頃に』は、

「ミステリーとファンタジーの戦い」
「アンチミステリーVS.アンチファンタジー」


 といった、印象的なキャッチコピーがつけられています。

『うみねこ』は、ミステリーの側面もあり、ファンタジーの側面もあり、と思えば反ファンタジーの様相を呈し、またさらには反ミステリーにもなりうる。
 だいたいそんなイメージで受け取ることができます。


 さて。このシリーズの第1回でも語ったのですが、
 ベルンカステルはミステリプロパーです。

 ベルンカステルは、
「この物語は、ただただ単純にミステリーとして読めば解ける」
 と、Ep5で主張しています。

「ミステリー的でない要素は、いっさい無視してかまわない」
「隠し通路なんていう、ノックスに違反した推理は、無能のすることだ」

 などという、極論にしか聞こえないことを彼女は言う。

 つまり彼女は、こんなことを主張しているのではないか。

「うみねこは、ファンタジーでもアンチファンタジーでもアンチミステリーでもなく、ただミステリーである」

 ノックスなんていう物差しを持ち出すのですから、ベルンカステルはおっそろしく古典的な、厳格なミステリ読みなのです。
 そんな彼女は、「ファンタジー・アンチファンタジー・ミステリー・アンチミステリー」という『うみねこ』の4大キーワードのうち、3つを盛大に切り捨てて、

「ただミステリー部分だけ見ていればよろしい」

 と断言するのです。


 そんなベルンカステルが、
「私が知っているかぎりの真相をここに公開するわ」
 といって、語り始められたのがEp7。

 その内容は、
「紗音が」
「共犯者の協力を得て」
「ときどき死んだふりをしてアリバイを逃れながら」
 といった内容を示唆するものでした(というふうに読めました)。

 もう、なんともいえない古典的厳格的ミステリーの香り漂う世界。


 本当にこれが最後の真相なのか? アンチミステリーはどこに行った?


 だからわたしはこういうことを言いたいのです。

「ベルンカステルは、ファンタジーとかアンチミステリーとか大嫌いなんじゃないのか?」

 みんなやフェザリーヌが知りたがっている本当の真相とか、彼女にはどうでもいい。
 彼女に関係あるのは、自分の好みに合うかどうかという趣味だけ。

 ベルンカステルは、ミステリーが好きだから、この物語がミステリーであってほしい。
 ミステリーの手順だけで、きっちり綺麗に解けるものであってほしい。

 そういう「願望」を抱いた。
(そして、「ミステリーの手順で解けるものであってほしい」というのは、かなり多くのユーザーが潜在的に抱いている願望でもあります)


 でも、この物語は、ベルンカステルと同等か、同等以上にミステリーを読み尽くしたと推定される、魔女ベアトリーチェが作り出したものなのです。
 一筋縄ではいかない作者だ。
 読者をあざわらうように、ミステリーの範疇を逸脱している匂いが、ぷんぷんする。

 例えば。
 京極夏彦さんの作品や、清涼院流水さんの作品には、「超能力を持った探偵」が、ふつうに登場します。
 つまり、ミステリーでありながらファンタジーだ。
 アイザック・アジモフの『鋼鉄都市』は、未来世界が舞台で、自立行動する人間型ロボットが登場するミステリーです。
 つまり、ミステリーでありながらファンタジーです。
 ミステリーの体裁で話が始まっていながら、さまざまな理由で、まったく真相が解明されずに終わる作品は、現代ではいくらでもあるそうです。
 つまり、真相は無限の可能性へと拡散するアンチミステリー


 ノックスを自ら持ち出すような古典的ミステリー読みのベルンカステルは、そういうのが本当に嫌だったんじゃないだろうか。

 そういうのが嫌だから。
 この物語が、そんなだったら嫌だ。

 嫌だから、この物語を、「ミステリーでしかない」ものにしてしまおう。
 そういうふうに書き換えてしまえ。

 書き換えるのは簡単だ。
「いかにもミステリー的な真相が発生するカケラ世界」を探し出してこよう。
 そしてそれが、すべてのエピソードの真実であるかのように語ってしまえば良い。


 これが、ベルンカステルがそういう行動を取った「動機」。「ベルンカステルのホワイダニット」だと、わたしは見ているわけです。


●この物語がミステリーであるという「幻想」

 同じことを、こういう言い方もできます。

 ベルンカステルは、これがミステリーであって欲しいから、
 この物語がミステリーであるという「幻想」を、実体の上に書き加えた。

 ベアトリーチェは、「犯人が凶器で殺した」という実体の上に、「魔女が魔法で殺した」という幻想を上書きすることができました。
 ベアトリーチェは、「人間が殺人を犯した」という実体の上に、「魔女が殺した」という幻想を上書きすることができました。

 ベルンカステルは、「この物語はアンチミステリーでもありえ、ファンタジーでもありえる」という実体の上に、「この物語はただミステリーである」という幻想を重ねることができました。

「犯人がある段階で死んだふりをし、容疑者から外れ、その後の殺人を行なっていく」というトリックは、きわめて古典的なミステリトリックです。さぞかしベルンカステル卿はお気に召したことでしょう。
 この六軒島で、そのトリックで殺人をおこなえるのは、だいたい紗音だけです。
 だから、「紗音を犯人にする」という手法によって、この物語をミステリーにしてしまおうとする。
 紗音が犯人であるという物語を上書きすることで、このお話を、古典的ミステリーのトリックに「再構築」することができる。
 そう「世界を変更」。

 きわめつけに、探偵役としてウィルを呼んでくる。

 戦人は「ほんとの真相」を知っていますから、彼はベルンの欺瞞を暴いてしまいます。だから探偵役として使うことはできない。

 その点、ウィルはダイン二十則という、ベルンカステル好みの古典的な探偵方法の使い手です。
 つまり彼は、古典的ミステリー探偵なのです。
 さぞかしベルンカステル好みの真相を見つけてくれるでしょう。

「ベアトのファンタジーをミステリーだと断言してぶった切ってくれた。あんたの役目はそれでおしまい」


 ところが、そのウィルが造反するわけです。

「悪ぃな、そんな“真実”とやらを、ミステリーが認めるわけには行かねェ。こいつは全て、ファンタジーだ。」


 おまえのミステリーをファンタジーに変えてやる、とウィルは言い出します。

 そんなことができるのか。
 できます。

 なぜなら、ベルンカステルが見せたものは、
 この物語がミステリーであるという「幻想」
 だからです。
 ベルンカステルは、わたしはミステリーが好きだから、このお話がミステリーであってほしいなあ、という「夢を描いた」。夢とは幻想。

 だから、
「こんな真相は、おまえの個人的な夢にすぎないだろう?」
 と主張することで、ベルンのミステリーを、ぜんぶファンタジー(幻想)だということにしてしまえます。

 つまり、実体の上に、別の物語を上書きする。
「紗音犯人説による、ミステリー的な真相」に対抗する、「別の真実」を構築する。
 そうすることで、ベルンの真実は「唯一の真実」ではなくなる。
「さいごから2番目の真実」でしかなくなる。
 後期クイーンする。
 霧江犯人説も、理御の逃れ得ぬ死も、すべて小さな可能性のひとつにすぎなくなる。

「ヱリカの主張する真実が気にいらないので、別の真実を主張する」
「ベルンの主張する真実が気に入らないので、別の真実を主張する」


 それは、今ある真実をファンタジーに変える、という行為であるだろう。そう思うのです。


 そのチャレンジを、ウィラード・H・ライトは、どうやら果たしきれなかったらしい。
 だからわたしがそれを代わりに引き継いでいるわけなのです。


(なかなか話が朱志香のところに行きませんが、次あたりから)


■続き→ Ep7をほどく(7)・ジェシカベアト説(上)
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12 コメント

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Unknown (GG)
2010-09-23 10:04:13
なるほどーとも思う反面
残り1話でそこまで騙してくるのかなぁという気持ちもw
ぶっちゃけこの記事に書いてる内容が正解だったとしてEP8で完結できるとは思えないんですよね
返信する
楽しいです (kamuru)
2010-09-23 14:29:50
私は残り一話で最期にもう一度チェス盤はひっくり返されると思っているので
単純にヤス=シャノン=カノン=ベアトよりはこっちの方が面白いと思うな
Townmemoryさんの今までのジェシカ犯人説(特にep6初期推理1・紗音嘉音問題/八城十八と「ふたつの真実」)を
念頭に入れてEP7を読めば、私は頭が弱いので細かい解説が出来るほど整理できないが
漠然とヤスの話でこの部分はシャノンでこの部分はジェシカと切り分けが出来そうに感じた。

なにが正確かは知らないが、今はいろんな人面白い推理を見ながら
自分なりにも推理して楽しむのが正解っぽいですね
返信する
Unknown (Unknown)
2010-09-23 14:45:22
これだけ語ってEP8の答えが不正解だった場合
黒歴史になりそうw
返信する
Unknown (がんばってください!)
2010-09-23 15:42:51
高い説得力を持たせているとはいえ、ここまで推理を限定するのには、とても勇気がいることだと思います。

まさにベアトや金蔵の言う高度な魔法を行使するリスクと同じですね。大胆な意見を構築するほど摩擦も高まる。

「真相と違ったらどうするの」的な魔法抵抗力の高い意見も現れますでしょう。

でもここで日和らないから自分のような無能とは違うんですよね

次回も楽しみにしています。
返信する
奇跡の魔女とミステリーの親和性 (日下部雪輝)
2010-09-23 16:04:31
個人的意見ですが、ベルンはミステリーが大好きだからベアトのゲーム盤を「ミステリーだ」と決めつけているのではないと思っています。
彼女の能力である「たくさんの並行世界から情報を入手する」ことと、ミステリーは非常に相性が良い。
なぜならミステリーには唯一解が存在し、それは不動で、かつ手がかりを集めていけば必ず至ることのできるものですから、複数のカケラを渡り歩いて情報収集すれば、簡単に解けてしまうのでしょう。

だからベルンは、強引に「ベアトのゲームはミステリーである」と決めつけて、それ以外の可能性をなかったことにしたのではないでしょうか。
本来、ベアトはベルンにとって相性の悪い相手ですが、強引にミステリーの烙印を押すことで、与しやすい相手にしてしまった……そんな風に考えています。
「強引に後期クイーンした」というハウダニットについては、異論はありませんけどね。相変わらず、お見事な推理です。

>↑×2の名無しさん
そもそもTownmemoryさんは「作者の用意した答えと違っていても構わない、むしろそうであればその答えを独り占めできるので外れていて欲しい」とまで仰ってるんで、正解・不正解という括りがどうかと思いますよ。
潔い態度だと思います。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-09-23 18:50:08
>Unknown (Unknown)
2010-09-23 14:45:22

あんたはうみねこというものを理解してない。
出直してきな
返信する
まただ (とっくり)
2010-09-23 20:40:16
批判するなら根拠述べるべきだ、鵜呑みするよりはいいが。ところで、ルドルフの「かもめかもめかちんかちん」はこの物語は様々な読み方があるという暗示だったかもしれませんね。(笑)
返信する
Unknown (るる)
2010-09-23 20:53:31
明日夢さん、紗代ちゃん捨てなくても、双子が生まれたフリすれば良かったのでは。
返信する
Unknown (タバサ)
2010-09-23 22:48:21
相変わらずおもしろいです

続き早くみたいです
返信する
Unknown (タバサ)
2010-09-23 22:50:02
ちなみに双子のフリは無理だと思います
双子は妊娠が発覚したらすぐわかることで
双子の場合普通分娩というわけにいかないのです
返信する

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