さいごのかぎ / Quest for grandmaster key

「TYPE-MOON」「うみねこのなく頃に」その他フィクションの読解です。
まずは記事冒頭の目次などからどうぞ。

月姫リメイク(4)ロアのイデア論・イデアブラッドって何よ

2023年06月17日 11時28分04秒 | TYPE-MOON
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月姫リメイク(4)ロアのイデア論・イデアブラッドって何よ
 筆者-Townmemory 初稿-2023年6月17日



 第三回からひきつづいてロアの話です。
(月姫はだいたい全部ロアの話なんだけど)

 順番にお読みいただくことを推奨します。
 月姫リメイク(1)原理血戒と大規定・上
 月姫リメイク(2)原理血戒と大規定・下
 月姫リメイク(3)ロアの転生回数とヴローヴに与えた術式

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●イデアブラッドって何よ

 原理血戒は「血」の文字が入ってますし「イデアブラッド」と読むので、こいつの正体は朱い月の血だ、ということでいいと思います。普通の考え方ですね。

 朱い月は、朱い月の血を持っているので、「原理血戒を持つもの」という祖の定義を満たす。なので、二十七祖リストの二番目あたりに仮に朱い月の名前が書いてあったとしても問題はない。

 原理血戒は、なぜイデアブラッドと呼ぶのでしょうか。
 というか、イデアって何?

 これを仮にギリシャ哲学のイデア論のイデアだとすると、「ものごとの真の姿」「ものごとの原型」という意味になる。
(あんまり詳しくないのでウィキペディアを見て書いている)

 古代ギリシャの哲学者の考えでは、世界でも人間でも、すべてのものには「理想の姿」「真の完全な姿」というものがあり、これをイデアという。ただしイデアは霊界(だかなんだか実体のない世界)にあるので我々は見たり触ったりできない。

 そして現実世界にあるものはすべてイデアの影にすぎない。それも不出来な影なので、死んだり壊れたりいろいろ不備があるのである。
 本物は完全無欠で絶対的(そして文字通り「永遠」)なんだけど、我々がみてるのは不出来なコピーなのでいろいろ不備な点がある。
 みたいなことでした。

 どっかで聞いたことある話だ。
 朱い月は、地球産の自分のコピーが欲しいと思って、真祖を作った。
 ところができあがった真祖はたいがい不出来なコピーにすぎなかった。がっかりだ。

 この例の場合、朱い月はイデアにあたり、真祖は現実世界における不出来な影
 そういう構造で見ることはできそう。

 真祖のイデアが朱い月なら、真祖の劣化版である死徒のイデアも朱い月といえそうです。
 原理血戒は吸血鬼たちにとってのイデアの血である。
 イデアから来てイデアに戻るものだ。

 だからイデアブラッドと呼ばれる。
 という説明はわりときれいにまとまるのかなあ、と一応私は思っています。

(注:でもしばらくあと、自分で別の解を書き始めます)

 そういえば私は、
「全人類の血と命と遺伝情報をひとつにまとめて、究極の一つの人体をつくり、朱い月はそこに乗り移ろうとしている」
 という説を提唱しています。
第二回参照)

 これって、
「全人類の人体の情報をすべて重ね合わせて、その中に“人体のイデア”を見出そうとする」
 そういう試みだ、という言い方はできそうだ。

 朱い月は、イデアと呼べる域に達するほどクオリティの高い人体が欲しい。

 ここまでが前置き。


●ロアが求めた人間のイデア

 15世紀末、ルネサンス時代にあらわれた神学者ロアは、「大量の人間に会ってその記録を取った」とされます。

 見知らぬ誰かと語り合い、その人生を知る事が彼の喜びだった。

“一人の人生には、必ず一つの真実がある”
(略)
 学友たちは“十人で充分だ”と彼を笑った。
 教師たちは“百人に留めなさい”と彼をたしなめた。
 司祭たちは“万人を知りなさい”とうそぶいた。
 唯一、親友だけが“地獄の始まりだ”と先を予見した。

 親友の言う通り、千人分の人生を丁寧に記録した時、彼は壁に突き当たった。
(略)
 彼は人をもっと知りたかった。千や二千では足りない。もっともっと多くの真実を集めたかった。
『月姫 -A piece of blue glass moon-』 7/孵化逆I Note.憐憫



 これって、
「大量の人間のサンプルを元に、人間のイデアを見出そうとしている」
 そういう行為かもしれない。

 少なくとも、「人類の命と遺伝情報をまとめてイデアとしての人体を作る」という私の説と、構造は同じだ。

 イデアというのは不滅のものなので、「永遠」ですしね。ロアは自らが求めるものを観念的にしか表現しないのですが、その観念的表現のなかに「永遠」という言い方がありました。

 ロアが知りたいと思った「人類の最終結論」みたいなものの正体(の一部)は、

 究極の未来に到達するであろう理想にして完全な人間の姿(イデア)は、どんな形をしているのか。
 そのとき理想の人間たちは、どんな形の世界を理想の世界(イデア)として、テクスチャーを貼っているのか。


 そういうものなんじゃないか。
「そういうもの」そのものではないにしても、そういった方向性の欲望だったんじゃないのか。

 だから本稿の説にしたがうなら、ロアと朱い月は、とてもよく似た二人なのかもしれない。

 その後ロアは、アルクェイドに出会って、「人間の最終結論はこれだ」と思い込みました。
 アルクェイドの体は、朱い月が降臨できるほど完璧なものなので、「人体のイデア」に限りなく近い。
 だから、人間のイデアを追及していた(推定)ロアは「これだ」と思ってしまうのでしょう(たぶん)。
 これこそ完璧な人の姿だ。人間のイデアだ。

 ロアがアルクェイドを「これが最終結論」と思ってしまうのは、こういう仕組みじゃないかなと思います。

 さあ、となると、もし私がロアだったら、こういうことを考えると思います。

「この女が世界をどういうかたちで見ているのか知りたい」


●アルクェイドの原理

 ロアは大量の人々からインタビューを取って、人のありかたのサンプルを取り続けてきた人です。

 それって、ちょっと恣意的に言えば、
「それぞれの人が、どういう世界観を持っているのか知ろうとした」
(それを集めて、人類にとっての究極の世界観を知ろうとした)


 そしてここに、「これが究極の人間だ」と思える女がいる。

「この女がどんな世界観を持っているのか知りたい」

 より恣意的に言えば、この女の原理を観たい。
 この女の原理は、きっと、人類にとっての究極の世界観だろう。

 そこで「フランス事変」なんじゃないか。


 フランス事変については前回も取り上げましたが、そこでは私はロアの目的として、
「アルクェイドを自分のものにする」
「アルクェイドの能力で全地球のテクスチャーを総没収し、人類を滅ぼす」
「あとはアルクェイドの抜け殻をどうしようと朱い月にまかせる」
 くらいのことだろうと考えました。

 でも、ちょっと修正したくなりました。

 こっちのほうが魅力的そうだ。

 まず、
「儀式に必要な六人とは、5人の祖とアルクェイドのことである。ロアは自分を頭数に含めない」

 そして、ロアは、
「アルクェイドがどんな世界観を持っているのか見たい」

 だから、
「地球の全表面を、アルクェイドの原理で上書きしようとする」

 彼は、世界のすべてがアルクェイドの内面にある世界観で満たされるのを見たい。それはきっと、人類が最終的に見出すはずの世界のありかたに等しいだろう。

 だから彼は、既存のテクスチャーをひっぺがす。
 アルクェイドにはそれができる(事象収納)。

 そのうえで、全地球を、アルクェイドの持ってる世界観(原理)で満たした状態をつくりたい。
 それこそが人類の最終結論、「世界のイデア」であるだろう。

(注:でも今後、いろいろ別案を提案する予定)

 だがフランス事変の儀式は失敗してしまった。
 もう一度、やってみよう。
 ロアは四季の体に転生し、総耶にやってくる。ここでもう一度やろう。今度こそ成功させるのだ。
(注:『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』では、ロアは時間を逆転させたい的な意味にとれることも言ってます。それについては5回目以降で)

 ところが。


●百年の恋も醒めた話

 総耶市のロアは、シエルエクストラルートで、アルクェイドが事象収納を発生させるのを見ました。
 彼女の心のカタチである千年城が現出するのを見ました。

 ロアがフランス事変で見ようとしていたものは、総耶市で発生した「まさにこれ」だと思うのです。

 が。

 たぶん彼は、これを見て幻滅したと思います。

 運命の女アルクェイドがブクブクにふくらんでヒステリーのかぎりをつくすのを見ちゃった(気の毒だ…)。
 まあ、それだけならいいとしても。

 アルクェイドが既存のテクスチャーを没収したのち、新たに地上に築き上げるものが「千年城」である(でしかない)ことを知ってしまった。

 人類が最終結論とする世界の形はたかが千年城なのか?
 そんなわけはないはずだ。

 でもアルクェイドが既存のテクスチャーの代わりに地上に置いたのはまぎれもなく千年城なのです。

 それは、よく考えればあたりまえのことでした。
 アルクェイドは千年城以外の世界のことを知らないのです。

 だから彼女の中に原理として刻み込まれているものは「千年城でしかない」。

 ロアはこうなったアルクェイドを見て「百年の恋も覚める、幻滅だ」的なことを言っていました。
 それはヒステリーのかぎりをつくす姿のせいもあるでしょうが、「中身に千年城くらいしか入ってない」ことへの幻滅かもしれません。

 ひょんなかたちで、見たかったものを見てしまったが、全然感銘を受けなかった。

「わかった、じゃあもういいです」

 だから、あんなにあっさりと、ロアは自ら成仏できたんじゃないのだろうか。

 私はフワッとそんなことを思い、このストーリーはわりと魅力的だなと感じたので、自分の中で採用して、それをおすそ分けする次第です。


●イデア論と根源と橙子

 余談。
 さっきもちょっと書いたのですが、ギリシャ哲学では(というかプラトン哲学?)、イデアは、見えない触れないどこか別の場所にあるとされます(されるそうです)。

 その「どっか別の場所」ってどこなんだ。
 TYPE-MOON世界観では、それは「根源」なんじゃないか。

 根源にあらゆるもののイデアが詰まってる。
 根源から照射される「存在力」みたいなものが、この世界や私たちやすべてのものを、「イデアの影身」として存在させている。
 我々の実体と根源はとても遠いし、根源から存在力が届いてくるまでにいろいろ揺らぎなんかが生じて、結果的に実体というのは不出来なコピーになる。

 で。
 TYPE-MOON世界には、「完全な人体」を作ることで根源に到達しようとしている蒼崎橙子という人がいます。

 完全な人体。真の完全な姿としての人体。
 それって「人体のイデア」をこの世に創出しようとしてるってことでよさそうです。

 ほんとうの人体のイデアは、根源のなかにある(たぶん。橙子はそう考えてる)。
 本来根源のなかにあるものを、今ここに取り出すことができるなら、それは「今ここ」と「根源」がつながったことになる。

 蒼崎橙子はそういう仮説をもとに、人体を作っていそうだ。


 で、今ここに、アルクェイドに人体のイデアを見た(ような気がした)ロアという人がいる(本稿の推定)。
 ロアが「人体のイデアだ」と思ったアルクェイドを、蒼崎橙子が見たらどうなるのだろう。

 私の考えでは、橙子は「人体を作る」という方法を捨ててしまいそうな気がする。
 アルクェイドはイデアそのものでは決してないし(だって実体があるし)、だいいち、根源と接続している感じが全然しません(その気配や描写がない。地球と接続している描写はたっぷりありますが)。

 橙子さんは「あれだけ整った人体でも、根源には接続できんのか」といって、別の分野に行ってしまいそう。そうなると、その後のさまざまな運命が変わってきそうだ。
 なので、何とかいうあの特殊な喫茶店(名前忘れた)で「アルクと橙子は絶対会えない」みたいな扱いになってるのかもしれない。

 アルクに出会うと橙子はイデアの創出に成功して根源に接続してしまう、でもかまいません。でも、「理想を追い求めていた人たちはアルクに出会うとだいたい幻滅しちゃう」のほうが私は個人的に愉快です。


●「原理」のほうをイデアとする場合

 ところで、冒頭で、「イデアブラッドのイデアというのは究極の存在である朱い月のこと」といった説明をしたんだけど、イデアブラッドのイデアが何か、については、別の解もありそうなのでそれも書いておきます。

 ロアの吸血鬼としての能力。
 転生体として活動する為の原理(イデア)。
 それらはすべてアルクェイドを拐(かどわ)かして奪ったもの。
『月姫 -A piece of blue glass moon-』 14/果てずの石 名残の夢、月の光。



 これ、シエルエクストラ。カルヴァリアが光体アルクを吹き飛ばしてロアが消えたあとの、志貴の内面の地の文です。

 ここでは、原理と書いてイデアと読ませている。
 この書き方をそのまま真に受けると、原理がイデアであることになる。

 本稿の説では、原理とは「魂を縛るレベルで当人を支配しているもの」(それに基づく世界観)のことなので、
「魂を縛るレベルで当人を支配しているもの」(世界観)こそがイデアだということになります。

 このアプローチで原理とイデアの関係を説明するなら、以下のようになります。

 一連の投稿の第一回で論じたのですが、本稿においては、

 圧倒的に偏った世界観が「原理」。
 それを周囲の現実世界に押し付ける力が「原理血戒」。

 何度も例に挙げますが、私の論におけるヴローヴは、「生命を一瞬で凍りつかせる絶対零度の凍土こそが真の世界である」という妄念をいだいていて(これが彼の「原理」)、「そうでない世界など偽物だ」と思っている。
 そんな彼は原理血戒を持ったので、そういう偏った妄念的世界観を、現実の世界に強要する力を手に入れた。

 これを恣意的に原理イデア説にあてはめると、

 生命を一瞬で凍りつかせる絶対零度の凍土こそが「世界のイデア」である。

 そうでない世界などは、イデアから発した「世界の不出来なコピー、影」にすぎない。

 と、彼は思っている。
 そういう表現が成立する。

 絶対零度の凍土が本当に世界のイデアなのかはさておく。
 本当かどうかはともかく「彼にとっては」それが世界のイデアである。

 だから、イデアブラッドのイデアとは、各人の持つ原理のことである。
 原理血戒は、各人の持つ原理(世界観)を現実にしてしまう力をひめた血なのでイデアブラッドと呼ばれる。

 ……どうも、こっちのほうが作中のほかの部分といろいろ接続しやすそうね。作中で採用されていそうなのはこっち寄りかな?
(もちろん、朱い月がイデアだから彼の血はイデアブラッド、という考え方とのダブルミーニングとしても一向かまわない)


●イデアをめぐる冒険

 本稿の説では、朱い月とロアには似た者同士の側面があります。

・アルクェイドに何らかの理想を見ている。
・アルクェイドが欲しい。
・テクスチャーをひっぺがして別のものを敷きたい。
・人類は滅んでよし。

 自分のスペアボディをあらかじめ用意しておいて、死んだらそこに乗り移る、という生き返りの手法も酷似しているし、最終的にやろうとしていることもほぼ同じ(本稿の説では)。

 じゃあ、この二人は何が違うのかというと、
「これこそが世界のイデアである、と思うもの(ビジョン)」
 が違う。

 この人たちはほとんど同じ手法で世界の心臓を握ろうとしているのだけど、握ったあとで世界をどんな形にするつもりなのかだけが違う。

 ロアはアルクェイドの原理、より厳密には、将来人類が開発するであろう究極のテクスチャーを貼りたい。
 朱い月は、自分の原理を貼りたい(推定)。

「この物語は、世界のかたちは私が決めるのだ、と思ってる者たちの闘争だ」
 という話を以前しましたが、

 この物語は、
「世界のかたちを最終的に決めるのはロアか、朱い月か」
 という、最も大きな枠組みが全体をかこっていて、

 その大枠から派生したものとして、「私にも世界に関するビジョンがある」と思ってる祖たちの対立や駆け引きがあって、それを阻止したい代行者たちとの戦闘などがある。

 そういう構造になっていそうだ。

 総耶市でロアのパンティオンが起動しそうになったら、それを横からかすめて朱い月寄りの結論を導きたい祖たちが暗躍して、大決戦、なんてことは、わりと起こりそうな感じだ。

 あの総耶市には、

 儀式を完遂して理想とする原理を世界中に敷きたいロアと、
 その儀式を横取りして別の原理を敷きたい朱い月一派がいて、

 その両勢力が儀式のパーツとして必要としているアルクェイドがいて、
 どっちの勢力の陰謀も阻止したいシエルがいて、

 アルクェイドとシエルの肩を持ちたい遠野志貴がいる。

 そして遠野志貴を危険にさらすものをまとめて敵視する遠野家があって、
 遠野家からバケモノ同盟の主導権を奪い返したい斎木一族などがいて、
 斎木業人の暗躍から遠野志貴を守りたい(っぽい)斎木みおがいる。

 そういうセッティングになっています。

 これらの要素が、全部アクティブになって、一大決戦をする「グランドルート」みたいなものが、あるんじゃないかな、あってほしいな、という願望を私はちょっと抱きました。
 そのグランドルートでは、アルクェイドの中に仮説として存在している朱い月の登場、なんていう場面があったりするとうれしい。

「耶」というのはもともとの異体字で(確か。うろ覚え)。
 総耶市というのは「邪」悪なバケモノ魑魅魍魎が「総」決算大集合する街という意味に受け取れる。

 そういう怪獣総進撃的なストーリーがあってくれるとうれしいな、という幻想をふわっと取り出したところで、次回に続きます。


 次回は『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』のロア。マーリオゥ/ラウレンティス問題。

 続き。
 月姫リメイク(5)マーリオゥ/ラウレンティス同一人物問題・逆行運河したいロア


※ご注意●本稿は現実に存在する筆者(Townmemory)の思想・信条・思考・研究結果を表現した著作物です。内容の転載・転用・改変等を禁じます。紹介ないし引用を行う際は必ず出典としてブログ名・記事名・筆者名・URLを明示しなければなりません。ネットで流布している噂ないし都市伝説の類としての紹介を固くお断りします。これに反する利用に対して法的手段をとる場合があります。

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