引っ越しに伴うつらさがつづく中、とくにここ一週間の苦しさがきわだっています。
先週とつぜんわき起こった「マメの難聴療育について重大な選択ミスをした!」という思い。
(ろう学校担任との面談がきっかけです。)
急いで療育先を変えなくとも、今年1年は今のろう学校に通いつづければ良かった。
慣れ親しんだろう学校で娘もマメも安定しながら、いっぽうで、地域の幼稚園にも通えたはず。
転居で遠くなったと言っても(車で1時間〜1時間半)、週2回くらいならじゅうぶん通えたはず。
「しまった失敗した!」
「今ならまだ間に合うのでは?」
「いやいやもう無理でしょ...」
「でもでも...」
揺れる思いを消化しきれず、週が開けてから娘に伝えてしまいました。
「やっぱりろう学校に戻ろうか?」と。
娘の反応によっては、いかに困難でも、ろう学校復帰の道をさぐるつもりでした。
(新しい療育先で土下座するなど。)
娘の反応は「は?」というものでした。
あきれた顔をしています。
話にならない、という感じです。
ああそうだった、と思い出しました。
娘には以前から、こういう「いさぎよい」ところがあったなあ。
ものごとの決断が早く、いったん決めたら迷わない。
「ろう学校を離れて新しい療育先に通う」と決めたのなら、もう後戻りはしない。
いかに未練であっても。
(じっさい、寂しいと涙をこぼしたりもしています。)
部屋の壁に、新しい療育先(難聴教室)の先生たちの写真を貼っています。
マメに読めるように、ひらがなで名前を書いています。
「これは**せんせいだよ」
「うん、マメちゃん、**しぇんしぇいだいすき」
などとやり取りしています。
娘は前を向いている。
それを見て、わたしの気持ちもずいぶん楽になりました。
でもやはり...。
きのうろう学校にふたりを送迎したとき、胸にわきおこる喪失感。
(ここに通いつづけられる)他の親子たちを羨ましく思う気持ち。
悲しい。
つらい。
苦しい。
こんな状況でも、
地域幼稚園の見学を始めました。
それについては、心の揺れがもう少しおさまってからお伝えします。
(いったい、いつおさまるものやら...。)