孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

難聴がテーマの本(2)

2021-06-19 21:16:19 | 生後1ヶ月から

つぎに読んだのは、斉藤里恵「筆談ホステス」です。

10年ほどまえに出版されて話題になったし、TVドラマ化もされた記憶があります。

 

著者斉藤さんは先天聾ではなく、1歳10ヶ月のときの高熱が原因で聴力を失いました。(ヘレン・ケラーのように。)

学齢期になったとき、彼女は聾学校でなく地域の普通小学校に入学します。

なぜ?ほとんど聞こえないのに?勉強についていかれたの?いじめはなかった?

さまざまな疑問がわきます。

 

けっきょく彼女は高校を中退して、いわゆる水商売の道に入ります。

その後、筆談を使う接客テクニックで名を上げ、銀座の売れっ子ホステスとなります。

 

斉藤さんが、学校時代いじめを経験せず、むしろたくさんの友人に囲まれていたこと。

水商売の接客ではスムーズな会話のやりとりは必須だと思えるのに、なんと筆談で人気を博していること。

この理由はずばりただひとつ、斉藤さんがかなりの美人だということです。

この美貌がなかったら、彼女の難聴人生はもっとずっとつらいものになっていたはず...。