孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

あれほどの受容

2022-09-15 09:25:40 | 1歳から

ろう学校幼児教室は、やや不定期感があった昨年度にくらべると、今年度は毎週1回が原則になっています。

ベテラン先生の指導のもと、5組くらいの母子がリズム遊びなどですごす1時間半。

「楽しいよー」とウキウキの娘。

「マメちゃん、今日は学校でお勉強だよ。お友だちに会えるからうれしいねー」などとマメの気分も盛り上げています。

 

さて、きのうは定例の教室とはべつに、マメ個人の時間をとってくれているとのこと。

「個人面談ならお母さんも参加したい」と、娘とマメについていくことになりました。

(以前いちど参加したことがありますが、今年度は担任も変わったので、あいさつかたがた教室でのマメのようすを聞きたかった。)

 

行ってみると「個人面談」でなく「個人指導」でした。

マメひとりに、マンツーマンで濃密な指導が与えられるようです。

おもちゃ遊び、リズム遊び、ことば遊び、などなど。

わたしはじゃまね、とすぐ悟り、引き留めてくれる先生にお礼を言いながら退出しました。

 

そのほんの10分足らずのあいだに感じたのが、先生たちの対応のすばらしさです!!

教室玄関のドアを開けると、すぐに何人もの先生が笑顔で迎えてくれます。

「マメちゃんおはよう。お目々はちゃんとさめてるかな?」

「可愛いマメマメマメちゃん。今日もいっしょに遊ぼうね」

「お母さん、調子はどう?元気?」

「あら、おばあちゃん久しぶりですねぇ」

など、あふれる笑顔と温かいことば掛け。

 

部屋に入ってからも、先生はマメのすべての動作に肯定的な反応を示します。

「そうよそうよマメちゃん、じょうずだねぇ」

「あーら、そんなこともできるんだねえ、マメちゃんすごいよ」

「やっぱりマメちゃんはママが大好きなんだねぇ」

 

難聴児本人だけでなく、難聴児育児で疲弊している母親をサポートすることも、幼児教室の大事な役割だそうです。

それにしても、全スタッフあげての、あれほどのやさしさ、あれほどの受容。

プロフェッショナルの気概を感じます。

娘が毎回楽しみにしているわけがわかったし、ありがたいなあと胸がいっぱいになったことでした。