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孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

家族で〜す

2023-08-29 11:37:39 | 2歳から

(前記事からつづきます)

娘のコロナが順調に快復し、もう自宅に引き上げるというとき、

「マメちゃんおうちに帰るよ、パパが待ってるよ、うれしいね」とママやジイジが口々に言います。

でも、マメは浮かない顔です。

わたしのひざに乗ってきて、そっと「バアバのおうち、、、(がいい)」と顔を押しつけてきます。

 

わたしの胸に不安が広がります。

マメを可愛がりすぎてしまったかもね。

たっぷりすぎるほどのスキンシップ。

明るい声かけとほがらかな笑顔。

マメにとって、この1週間はどんなに心地よいものだったろう。

 

ここから、自宅でのママとの日常に戻っていくマメ。

コミュニケーション能力が低くスキンシップも下手な娘は、マメにとってきっと物足りない母親だろう。

寂しさのなかで「バアバのおうち」を恋しく思い出すだろう。

ああ、そんなマメがふびん。

 

そしてまたいっぽう、娘は娘で、「ママよりバアバが好き」というマメの態度に傷つくだろうし。

 

どうすれば良かったの?

マメを可愛がる度合いを、娘レベルまで下げるべきだったの?

そんなこと、そんなこと、できないよー。

 

揺れる思いで、ふたりを家まで送ります。

後部座席で、何となくよそよそしいママとマメ。

 

娘の家に着くと、婿さんがニコニコと出迎えてくれます。

ほぼ1週間ぶりにパパと会うマメは、緊張しているのか、わたしにへばりついて離れません。

パパが何度も声をかけると、少しずつ笑顔が出てきます。

やがてわたしの抱っこから下におり、ちょっとだけもじもじして、、、。

数秒後にはパパのひざにおさまっていました。

 

そう、このパパは最強のパパなのでした。

マメの好きの度合いは

 > バアバ > ママ

なのです。

 

パパのひざに抱かれた瞬間から、「バアバのおうちが恋しい」というションボリ感が消えて、大きな笑顔がこぼれます。

それに伴って、ママの表情もイキイキしてきます。

「家族で〜す」というオーラが3人を取り囲みます。

なるほど!!

この家族のカナメはやっぱりパパなのね。

パパがいれば、ママもマメも大安心なのね。

良かった、、、。

 

さて、明日から1週間ぶりに仕事に出るという婿さんに、

「職場の同僚にお菓子とか配ったほうがいい」とアドバイスしました。

すると「いや、そんな必要はないと思う」と婿さん。

「絶対必要だってば」

「そうでしょうか」

納得しない婿さんにさらに言い募ろうとすると、

「早く家族水入らずになりたいからもう帰って」と娘。

 

トホホ、、、。あんまりな言われようじゃないの。

脱力しながら引き上げてきたわたしと夫です。

 

ところで、何日も仕事を休めばまわりにしわ寄せが行ってるにきまってる。

お詫びとお礼に、お菓子くらい持ってくのが常識よね。

みなさんどう思います?