赤ちゃん退院の大騒ぎが一段落すると、やっぱり苦しいのでした。
「ああどうして、どうして、健常に生まれてこなかったんだろう」と、言っても仕方のないことを何度も心のなかで繰りかえすのでした。
街ゆく人の耳ばかり見ていました。
どの人もあたりまえのように持っている耳。
マスクをかけたりメガネをかけたりできる耳。
このあたりまえの耳をゲットするために、孫娘は、10歳で大きな形成手術を受けなくてはならないのです。
しかも、そっちの耳の聴力にはあまり期待できないようだし...。
片耳しか聞こえないって、不自由だろうなあ。
毎日苦しくて悲しくて、でも、その気持ちを娘に悟られないように平気な顔をして。
こんなつらさの中、赤ちゃんはすくすく育って、無事に生後一ヶ月をすぎたのでした。(娘と赤ちゃんはまだ我が家にいます。)
さて今日は、一種のビッグイベントがあって、数日まえから緊張していました。
どんなイベントかというと...。(次記事へ)