孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

ろう学校の祖父母参観 つづき

2023-11-11 08:55:26 | 2歳半から

幼稚部参観のあとは、マメのいる幼児教室の参観です。

マメの部屋に行くと(10組くらいの親子が二部屋に分かれて活動)、風船を使ってワーワー遊んでいます。

マメはわたしたちを見て少し照れたように笑いますが、そのままママといっしょに遊びをつづけます。

 

おお!

この大人な対応にはビックリ!

 

「すぐに走り寄ってきてわたしに抱っこを求め、そのまま離れない」などという状況も思い描いていたからです。

そうなったら困るな、などと危惧していたからです。

マメちゃん、成長したね。

 

今回、マメだけでなく娘に関する危惧も解消しました。

 

<トロくて口下手で人間関係能力の低い娘。

ほかのママさんたちから疎まれているんじゃないか。

ママが疎まれればマメも疎まれる。

ふたりは幼児教室内でのけ者になっているのでは?>

こんな不安がときどき胸をよぎっていたのです。

 

じっさいにこの目で見たふたりは、教室でイキイキと楽しそうでした。

遊びの中で、娘はさりげなくほかのママさんたちと会釈しあっているし、

化粧して少しおしゃれもしているようすは、わりと可愛いかも。

さらに...。

 

懇談会でふたりの祖母さんから声をかけられました。

ひとりからは「マメちゃん、いつもお利口さんでいい子ですよねー」と。

もうひとりからは「マメちゃんの可愛らしいおかっぱスタイル、おばあちゃまがカットしているんですって?」と。

どうもこのふたりは、仕事を持つ娘さんにかわって、時おり幼児教室に付き添っているらしい。

 

この祖母さんたちの言葉から、娘とマメは「決して」のけ者になどなっていないと確信が持てました。

 

娘やマメと合流するために最後に幼児教室に戻ると、ちょうどお片づけが始まるところでした。

先生がピアノを弾いて「お片づけの歌」を歌っています。

1〜2歳児なので、まだまだみんな機敏には動けません。

寝ころがって何もしない子もいます。

そんな中、マメはテキパキと、細かいおもちゃを箱の中に投げ込んでいます。

「マメちゃんえら〜い」

「マメちゃんありがとう」

などの言葉が、周囲のママたちから寄せられます。

 

うれしく楽しく幸せな一日でした。

「うちのマメがいちばん可愛くてかしこそうだったなぁ」とは夫の感想。

「バッカじゃないの?」と苦笑しながらも、「うんまあそうかもね」と内心うなづくわたしでした。

 

 

 

 

 

 


ろう学校の祖父母参観

2023-11-11 07:51:46 | 2歳半から

きのう、ろう学校幼児教室の祖父母参観がありました。

何週間もまえからウキウキと楽しみにしていたイベントです。

 

10時に4人いっしょに「登校」し、いったん別れます。

わたしたち祖父母のスケジュールは以下の通り。

1、幼稚部参観

2、幼児教室参観

3、懇談会

4、幼児教室に戻って合流解散

 

1では、幼稚部集会室で11月誕生会を見学しました。

15人足らずの子どもたちとその保護者が集まっています。

年少・年中・年長、3学年合わせてこの人数。

理想的な少人数教育ですね。

 

前半はおはなし会。

前に出たひとりの先生が、絵や小道具を使って、子どもたちとやり取りしながらおはなしを進めます。

大きく口を開けて、明瞭な発音です。

子どもたちは「あたしもー」「ちがーう」「やりたーい」などと活発に発言しています。

 

後半は11月誕生児(6歳男児)のあいさつです。

小さな台に乗って、やや不明瞭な発音ながらも堂々のスピーチ。

「僕が好きなこと」というテーマで、自転車とTVアニメについて話しました。

 

見学中、ついぞ手話を目にすることがありませんでした。

そう、このろう学校は口話教育で知られたところなのです。

 

マメ送迎の際、付属中学校・高校の登下校に遭遇することがありますが、生徒たちはふつうに談笑しながら歩いています。

*ろう学校生徒なのにふつうに会話ができるのはなぜ?

*ふつうに会話ができるのにろう学校に通うのはなぜ?

と、いつも疑問に感じていました。

 

口話できる聴力レベルの子しか受け入れない?

まさかね。

中度から重度まで、いろいろな子どもを受け入れているはずです。

でも、重度難聴の子どもに手話でなく口話を教えるって、どうやってやるんだろう?

もちろん、牧野友香子さんのような例 はあるけれども...。

(長くなったので次記事につづきます)