孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

幼稚園と難聴療育

2025-02-23 12:40:28 | 3歳半から

1週間ほどまえ、マメの難聴教室グループ活動につきそいました。

ばあばの引率は、去年の夏以来およそ半年ぶりです。

先生たちやほかのママさんたちに「お久しぶりです」とあいさつしながら、楽しいリラックス気分になります。

 

マメは月齢の高さ(たぶんクラスでいちばん)と持ちまえのかしこさで、相変わらず安定した存在感です。

先生の指示を的確に理解するし、とにかく何をするのも早いし上手い。

うれしく誇らしい気持ちで、2時間近くを過ごしました。

 

活動の最後におやつが出て、そのあと「先生さようなら、みなさんさようなら」と解散。

さあここからが、わたしの今日の用事の始まりです。

担任の先生を呼び止めて質問します。

「先生、4月からはどんな感じのスケジュールになるんですか?」

 

じつはこの質問。

先生やほかのママさんに訊いてくるよう、娘に何度もうながしました。

でも、「う〜ん(そのうちに...)」というばかりでらちがあきません。

コミュ障な娘にとって、<周囲に問い合わせて必要な情報をゲットする> という課題は荷が重いのかも。

 

マメは今この教室で、週3回の療育を提供してもらっています。

個人活動、ペア活動、グループ活動。

ひじょうに手厚いサポートです。

(たとえば、グループ活動ではこども7〜8人に先生が3〜4人つくなど。)

ありがたい、ほんとうにありがたい。

 

でも待って。

4月に幼稚園が始まってからもこのスケジュールだったら...。

幼稚園には週2回しか通えないってこと?

それは困ります、そこのところどうなんでしょうか?

 

さて先生の回答はいかに...。(次記事につづきます)

 

 

 


娘一家の引っ越し(2)

2025-02-10 15:58:39 | 3歳半から

ふつうに考えたら、わたしのやっていることは変。

キモくてウザい。

 

娘一家の引っ越しに連日顔を出して、

「この押し入れには**を入れるように」

「ふだん使わないものは天袋に入れるように」

など、「ああせい」「こうせい」と指図ばっかり。

 

たとえば、長男一家や次男一家にこんなことをするなど考えられません。

向こうも、わたしの介入は断固拒否するはず。

 

でも、娘はべつです。

トロくてノロくてグズな娘。

「引っ越し片付け」などという高難度タスクに、うまく対処できるわけがない。

 

ああ。

わたしに「自由に動いていい3日間」が与えられたらなあ。

(夫と協力して)

ダンボールをすべて開け、

要・不要を分別し、

不要物はクリーンセンターに捨てに行き、

必要物は、出しっぱなしにならないよう収納場所を確保し、

その際、収納・整理グッズを適宜購入し、(ホームセンターやアマゾンで)、

あっという間に片付けを完了するのになあ。

 

不機嫌な娘とのストレスフルな攻防に加え、

「マメを守らなくては」というおなじみのプレッシャーも、わたしを疲弊させます。

 

たった1年弱ではあっても、住み慣れた街や家(社宅)を離れるのはマメにとって辛かったのでは?

情緒が不安定になっているのでは?

家の中が雑然として落ち着かないしね。

ほら、何だか表情がさびしそう。

 

ここから、例によって例のごとくの「猫かわいがり」に一直線です。

意味もなくしょっちゅう抱きしめます。

一日中べったりと遊び、おつかいなどの用事にはすべて連れ歩きます。

「マメちゃん、マメちゃん」「ばあば、ばあば」の蜜月状態です。

ふ〜疲れる...。

 

そんな過保護気分を打ち消す(打ち消したい)自分もいます。

「マメはそんなやわな子じゃないよ」

「引っ越しごときでいちいちメンタルが低下したりしないよ」

「それに、少しぐらいメンタルが落ちてもいいじゃん」

「そこから立ち直るのも成長なんだから」

とか何とか。

 

早くこの「引っ越し狂想曲」が終わってくれないかな。

幼稚園選びにつづいて、わたしのメンタルこそ危機的状況です。

 

 


娘一家の引っ越し(1)

2025-02-10 15:03:15 | 3歳半から

娘一家は、先週新居に引っ越しました。

 

その日をまえに、

「ああ、しんどい数日になりそうだなあ」

と、胃が痛いような思いで武者震いしていたわたしです。

 

...予想通りでした。

今は心身ともに疲れ果てて、ダウン寸前です。

 

今までの引っ越しは、わりと気楽でした。

*どうせ数年ごとの引っ越しになるんだから、荷ほどきなんか適当でいいんじゃない?

*台所だけは、使い勝手良く片付けてあげる

*あとの部屋は自分たちでやりなさいよ

 

でも、今回は今までと違う。

「終の住処(ついのすみか)」への引っ越しです。

今後何十年、家族が快適に暮らせるか否かは、初動の1週間にかかっている。

わたしがかなり采配を振るって、荷ほどきと整理整頓を指導しなくては。

 

でもでも、そんな「指導」におとなしく従う娘ではない。

「よけいな口出ししないで、キー!!」

となるに決まってる。

やだな...。

 

最初の「キー!!」は、引っ越し翌日に勃発しました。

台所を片付けていたわたしが、隣のリビングルームをちょっとのぞいたところ...。

Oh my God !!

ありえないほどシュールな家具配置になっているのです。

「ナニコレ?」

「変だよ」

「どうしてここにテレビ?」

わたしと夫が口々に言うのに反発して、大興奮の娘。

 

その後も娘は、わたしのアドバイスにことごとく突っかかってきます。

 

もうやだよ。

勝手にすれば?

 

そう言って帰ってしまえたらどんなにいいか。

でも帰れない。

だって、マメをそんな雑然とした部屋に置いておきたくないから。

すっきり片付いた居心地のいい環境で過ごさせたいから。

 

娘をなだめたりすかしたり。

婿さんにかきくどいたり。

(平和主義の婿さんは、母娘のあいだにはさまってひたすらオロオロ。)

 

今も(引越し後4日目)バトルはつづいています...。

 

 

 


幼稚園選び、激動の5日間(5)

2025-01-26 21:56:05 | 3歳半から

五日目 25日土曜日

 

この日は、長男一家が遊びに来ることになっていました。

マメは朝から大フィーバーです。

8歳と5歳のいとこたちがやってくると、ふたりにくっついてキャーキャーとはしゃいでいます。

 

そんなマメを見るのはうれしかったけれど、わたしはもう限界寸前。

いつもは楽しい長男夫婦とのおしゃべりも、やっとの思いでつなぎます。

 

「マメちゃん、幼稚園決まったんですか」という何気ない質問が、グサッと胸に刺さります。

幼稚園のことを話題にしたくない。

少なくとも今はまだ。

 

そのうち、例によって、長男が早期教育自慢を始めます。

タブレットで英語の自学自習をさせているんだとか。

「ハイハイ」と冷やかし笑顔で突っ込むのがお約束なのに、その元気が出ません。

「へぇ〜」と力なく相づちを打つのが精いっぱい。

 

長男一家は夕方5時ごろ引き上げていきました。

「ああ楽しかった〜」とマメ。

そのままお絵描きを始めますが、

「マメちゃんも帰るんだよ」とパパママに言われて、ビックリしてべそをかきます。

 

そうよね。

もう外は暗くなってる。

こんな状況だったら、今日もばあばのおうちに泊まると思うわよね。

パパに取りすがって泣いているマメを見て、わたしも泣いてしまいました。

でも、「じゃあ今日も泊まってく?」と喉元まで出た言葉は飲み込みました。

だって、そんなことしたら、わたしはこわれちゃう。

 

泣く泣く車に乗り込むマメを見送って、ソファにバタンキュー。

無表情にテレビを見るわたしのかたわらで、夫がかいがいしく部屋や食器を片づけています。

ああ、ありがたい。

 

ペヤングソース焼きそばを食べて、お風呂に入って、ブログを書いて、寝ました。

 

 


幼稚園選び、激動の5日間(4)

2025-01-26 20:56:42 | 3歳半から

四日目 24日金曜日

 

いっぽうには、幼稚園選びが何とか終わった安堵感があるけれど...。

もういっぽうに、苦く辛い思いが消えずに残ります。

 

幼稚園選び、うまくいかなかった...。

最後の最後で、あれほどのドタバタ劇になるとは予想もしなかった...。

もっと万全の状態で決定したかった...。

ああ、ああ、ああ...。

 

それとはべつに、D幼稚園はほんとうに定員に達したんだろうか、という疑念が頭をもたげます。

難聴のマメを受け入れたくなかったんじゃないのか。

 

いろいろな思いがぐるぐると胸を駆けめぐって。

メンタル的に「いっぱいいっぱい」になってしまいました。

そこに体の不調が追い打ちをかけます。

 

じつは、二週間ほどまえ、コロナに感染したのです。

インフルかなと受診したらコロナでした。

症状は軽く、6日間の自宅待機後は「完全快復」という感じでした。

それが、ストレスのせいかコロナ後遺症のせいか、ここのところ妙にだるいのです。

だるくてたまらないのです。

 

この心身絶不調の中。

「マメと遊んだり5人分の食事を作ったり」は辛すぎる。

 

日曜まで泊まる予定の娘一家に、「あした(土曜日)帰ってほしい」と言いました。

ほんとうはすぐにでも(金曜日)帰ってもらいたかったのですが。

(つづきます。)