映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ

もと映画少女の”猫”のお喋りです♪

スタンドアップ

2006年01月15日 | 映画感想(欧米)
『 モンスター 』についで またもや シャーリーズ・セロンの汚れ役??
予告からは 皆から アバズレみたいに誤解されてるけれど
何もできない どうしようもない女だけれど
「違う・・私だって ちゃんと やれるのよ!立ち上がるわ!」
という映画だと思っていました・・・・・


日本の公式HPにも載っている あのコピー
” 私なんか、と何度も思った・・・それでも 立ち上がってみようと思った ”
コレ 違うでしょ??
私が観る限り ジョージーは 最初から頑張っていた。
自分の力で 暴力夫のもとから 出てきたし
実家に帰っても ちゃんと 自分の力で子供たちを養えるよう
鉱山で働き出した。
セクハラや 中傷にも 泣きはしたけれど
簡単に 屈しなかった・・  最初から 彼女は 強かった。
スタンドアップしなければいけなかったのは
長いものにまかれていた 周りの人だものね・・・


映画を観ていて 何度か 涙がこぼれてしまいました。
はるか昔 最初に勤めた職場で
「大卒だから」という理由で 男の上司に 嫌味を言われたり
同僚の お姉さんたちに いじめられたり・・・
(あの頃は いじめられる度に 先に社会人になっていた友人に泣きながら電話をしていた・・
今 思うとなんて かわいかったんだろ・・・ははは・・
あんなひどい 具体的なセクハラはなかったけれど
言葉のセクハラは 受けていたなぁ・・・・


圧巻だったのは お母さんが 夫を見捨てて 家を出たところ。
拍手したかったわ・・・
そのことが お父さんを 変えさせたのだから・・
確かに あまりにも簡単に娘側につきすぎたんじゃない? あの豹変ぶりはナニ?
と 少~~し 思ったけれど
男(父親) というモノは たぶんに 
素直じゃなく 
キチンと自分の持ってる愛情を 
的確に伝えることのできない シロモノなんじゃないか??
・・・と 私は 経験上 思っているので
もしかすると あの父親も 娘のことを それほど 嫌っていなかったんじゃないかな? と 思いました。

あの労働組合の話し合いの場は 少し 過剰演出を感じたけれど
ハリウッド映画だもの これくらい 大目に見てあげましょ・・・
この場面で 初めて
「STAND UP」という言葉が
ジョージーに対する言葉では なく
後の仕返しや 解雇が怖かったり
かばう方に まわるのが 怖かったり・・ 
長いものに巻かれてしまう 同僚たちに 対する言葉だとわかります。
「STAND UP」!  勇気を出して!


脇の話・俳優陣も味があって 良かったですね
息子と 母親・・という観点からも
何度か 泣けてしまいました。
マクドーマン夫婦の関係も 良かったですし・・・・
いろんな要素を うまく まとめてありました。
というわけで
ハリウッド映画の割には 少し 甘めの点数がつきました。(笑)


  2006.01.11  「スタンドアップ」  厚生年金会館試写会にて  ★★★★






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4 コメント

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いろんな要素! (スミス)
2006-01-15 21:36:15
>脇の話・俳優陣も味があって 良かったですね

はい、一番の注目は、同じくフランシス・マクドーマンだったのですが、

パートナー役に、いつも悪役のショーン・ビーン!!

それに、注目しちゃいました。



予告編で、お父さんのことはわかってたけど、お母さん役がシシー・スペイセク。

豪華ですわね。



ところで、私は映画のキャッチ「立ち上がれ」という部分を飛ばし、

セクハラの裁判のお話ってことで、観たいなぁと思ったのでした。



汚れ役っていうけど、そんなに汚れてなかったと思った私は、変?



シャーリーズ・セロンのこと、きれいとは思ってなかったけど、

ちゃんときれいだったじゃないか~と、思って感心してました。



私の就職先での経験では、かつて名古屋本社の会社で、名古屋で働いてたけど、

異動になって東京地区に変わったら、すごく働きやすかった。

これって、何?と思いました。



土地柄って、あるんだね、きっと。
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脇の面々 ()
2006-01-16 13:02:33
>スミスさん

私は あの予告しかしらなかったので

セクハラ部分は びっくりしました。

汚れ役・・というのも 予告のイメージでしかなかったですね。 ま・・単純に 鉱山で働くため

顔が汚れて汚かった・・ということは 感じましたが・・(笑)

実は 私もマクドーマン目当てで観に行き

ショーン・ビーンに惚れて帰ってきました。

あの方・・って(ほれると急に敬語になる!)

悪役なんですか?? どっかで観たと思ったけれど

どこに出ていたか 記憶にありません。

お母さん役のスペイセクも良かったですが

お父さん役の彼は「デッィク&ジェーン」で観たばっかりだったので なんとなく親しみが湧いてしまいました。
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ミネソタ (冴子)
2006-01-16 18:08:37
ミネソタといえばなんと言っても「マイティダック」シリーズのアイスホッケーの州、という印象が強いですね~

そういえばあの映画の時も街は炭鉱の街、といっていたような気が…



私も怒りで肩が震えていました。

でも誰かが立ち上がらないと現状は変わらないんですね~

日本でも結構こういう話はあるのではないか、と思ったりしました。

セクハラ、とかストーカーとか、何か起こらないと行政は変わらないですもんね~



ショーン・ビーン!

大好きなんですよ。

次の出演はジョディと共演の「フライト・プラン」ですね。
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思い出した言葉 ()
2006-01-17 17:08:56
>誰かが立ち上がらないと・・

そう・・それで思い出しました。

「出る杭は打たれる」

「出すぎた杭は 打たれない」

ちょっと 嫌なことがあると 思い出します。

なにぶん 言いたいことをハッキリ言う性格なもんで・・・汗

つらくなると 自分に言い聞かせます。

ま・・いつもいつも 杭になってるわけじゃないですけどね・・苦笑

>ショーン・ビーン

あ・・そうなんですか・・!

これで「フライトプラン」を観る楽しみが!!

先行上映で 観に行っちゃおうかな??
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