教務日記

山の小学校の教務主任です。学校の様子をお知らせします。

18年9月8日(金) 現職教育-夏休み研修報告-

2006年09月08日 | 研修・講演・各種団体・へき地教育
昨日、現職教育を実施しました。現職教育とは、校内の教員研修です。教育現場の課題について、研究、研修を進めています。
今回は、11月の学校訪問実施計画、図書館利用の授業指導案の検討、そして、夏休みの研修報告を行いました。

この中で大変充実していたのが、夏休み中の研修報告でした。
各先生の得意分野、問題意識の高い内容についての報告であり、大変参考になりました。
E先生:(国語) 「パブリックスピーキング」の重要性と指導法について。人前で話す力が、今後の課題とのことでした。講師はNHKの方だったそうです。「普段の教師の話し方が大切」という話がありました。意識しなくてはいけません。
K先生:(初任者研修)宿泊研修、福祉施設実習などたくさんの研修をうけたそうです。その中で、成人した自閉症の方とのかかわりの中で、言葉によらないコミニュケーションで心が通じた喜びを体験されたそうです。
M先生:(国語)正確にたくさんの情報を読み取るだけが読解力ではない。必要に応じて情報を選び、活用を含めた読解力の重要性が強調されたそうです。今話題のPISA型読解力ですね。
H先生:(家庭科)とうふづくり法。方法を"体得"してみえたそうです。ぜひ実践したいと、意欲を燃やしてみえました。楽しみです。
Y先生:(体育)足助出身のオリンピック選手、スピードスケート(ショートトラック)の寺尾選手の講演を聴かれたそうです。また、現代の50代、40代が統計的に見て一番外遊びをしているそうです。それ以上の人は、家の手伝いなどで遊べず、若い人はゲームなどで外遊びが少ない。子どもの体力低下防止には外遊びが大切だそうです。しかし外遊びをした50代、40代の世代が、自分の子どもに外遊びをさせていないという指摘もありました。考えさせられました。
K先生:(生徒指導)児童虐待を防止する方法として、虐待を受けたら学校に助け求めるように子どもに指導しておく、という話があったそうです。今社会で起きていることを考えるとやむをえない事態かもしれません。
Y先生:(書道)毛筆指導のポイントについて。実際に参加者が書いた字を講師の方が、添削しながらコメントをしてくださったそうです。ポイントは「とにかくほめること」だそうです。ぜひ、来年私も受けてみたくなりました。
K(私) :(社会)裁判所見学による刑事裁判の傍聴と、社会科におけるPISA型読解力について。
◆18年8月10日(木) 名古屋裁判所見学【教務日記】
http://blog.goo.ne.jp/goonorisada/e/41395478b3ce6df986a044742bbf2838
◆18年8月26日(土) 教育セミナーIN中部【ブログ若手研】
http://blog.goo.ne.jp/hnk333/e/81940d106f7c866f6aae3a71bb526a91

教頭先生:(算数数学)算数数学の教科書の利用法について。普段使っている教科書には、私たちの知らないアイデアがたくさんこめられていることを知りました。
校長先生:(学校経営)トヨタ自動車のマネイジメントと人材育成について、実際にトヨタ自動車の会社での研修だったそうです。「世界のトヨタ」の秘密は人材育成にあり。たとえば、問題解決のポイントととして、発見から定着8つのポイントが挙げられました。「失敗を生かす」「カイゼン(改善)」などトヨタの特徴といわれますが、我々教師の仕事に照らし合わせて見ると、まだまだ見直すべき点があると思いました。

私たちは、よく「教師のプロになれ」といわれます。少しでも子どもたちのために力をつけたいものです。
各自が問題意識を持ち技能と見識を高め、職員みんなで協力し合っていきたいと思います。