Cheers! Shunの海外旅行記

Travel memories and Jazz/主に海外旅行たまにJazzやクラシック音楽、日常ついて綴る予定

ラヴェッロ音楽祭Ravello Festival - 2019南イタリアの旅 - その7

2020-09-10 | 2019南イタリアの旅

7/14(日) 18時 ラヴェッロ音楽祭まであと2時間♪

小腹がすいていたので、ドゥオモのすぐ近くにある AL SAN DOMINGO という老舗っぽいカフェで、南イタリア名物のレモンケーキ Delizia al Limone をテイクアウトすることに。

カフェのディスプレイはレモンケーキ以外にも美味しそうなスイーツがいっぱい。

ホテルの部屋のテラスでのんびりいただきました。

一番外側がレモンクリーム、その内側にスポンジケーキ、スポンジケーキの中に、レモン味のカスタードクリームの3層構造です。
地球の歩き方では「アマルフィで食べたい」の欄で、このレモンケーキが紹介されています。

19時30分 いよいよ会場のヴィッラ・ルーフォロ VILLA RUFOLOへ

コンサートのチケットを持っていれば、ヴィッラ・ルーフォロの中を自由に見学できるのかと思っていましたが、何やらセキュリティが厳しく、門からステージ、そしてトイレへの道線近辺くらいしか見学できませんでした。花いっぱいの広場の先にコンサート会場となるテラスがあります。

まずは自席からステージを確認

一番後ろの席よりさらに一段高い入り口を入ってすぐの景色。ここからだとマイオーリ Maiori の街がきれいに見えます。

まだ開演まで20分くらい時間があったので、トイレに行きつつ綺麗な敷地内をささっと見学。

20時少し過ぎ、いよいよ開演

本日のプログラム(詳細はこちら)
Orchestra Giovanile Luigi Cherubini
Pianist and Conductor Jean Efflam Bavouzet

Domenico Cimarosa
The Secret Marriage, symphony

Wolfgang Amadeus Mozart
Concerto for piano and orchestra in E flat major K. 449
The Marriage of Figaro, overture
Concerto for piano and orchestra in D minor K. 466

 

第一部の演奏は
Domenico Cimarosa ドメニコ・チマローザ
The Secret Marriage, symphony オペラ 秘密の結婚 序曲

Wolfgang Amadeus Mozart モーツァルト
Concerto for piano and orchestra in E flat major K. 449 ピアノ協奏曲第14番

1曲目は当初のプログラムに載ってなく初聴の曲。ラベッロ音楽祭はその日ごとにテーマがあり、本日はモーツァルトの日だったようですが、フィガロの結婚つながりでこの曲が追加になったようです。華やかで聴きやすくコンサートのはじまりにぴったりの曲でした。

2曲目は1784年モーツァルト28才、ウィーンで人気絶頂の時期に作られた作品。第2楽章の静かで美しいメロディーが特に大好きで、期待通りの演奏を聴くことができました。

8時40分、第一部が終了し20分の休憩時間
この時間もせっかくなので、ヴィッラ・ルーフォロの中をウロウロします。

ヴィッラ・ルフォーロは13世紀に建てられた邸宅で、花と緑ゆたかな庭園と海に面したテラスが特に有名。
1880年にワーグナーがこの邸宅に滞在して、オペラ「パルジファル」の「クリングゾルの魔法の庭」を作曲したことを記念して、1953年から毎年夏に音楽祭が開催されるようになったとのこと。

20時、いよいよ第二部の演奏がスタート

第二部は2曲ともモーツァルトです。

Wolfgang Amadeus Mozart 
The Marriage of Figaro, overture オペラ「フィガロの結婚」序曲
Concerto for piano and orchestra in D minor K. 466 ピアノ協奏曲第20番

フィガロの結婚は1786年に作曲されたオペラ。序曲は現代でも人気があり、オーケストラの講演で単独で演奏されることも多い。
これからどんなオペラがはじまるのか、ワクワクするような楽しい曲です。オペラ全編もいつか見てみたい。

ピアノ協奏曲第20番は1785年作曲、モーツァルトのピアノ協奏曲27曲中、2曲しかない短調の曲。
短調というと何となく寂しげなメロディ、ということくらいしかわかっていませんが、どことなく寂しげながらも繊細で美しいメロディ。
最後は長調に転調して華やかに演奏が終わります。(悲しげに終わる曲は好きじゃないので良かった♪)

21時35分 プログラムの曲が全て終わり、指揮者兼ピアニストのJean Efflam Bavouzet ジャン=エフラム・バヴゼ さんがアンコールの曲を告げるところをパチリ。

アンコールの曲は、なんと我ら2人ともが大好きなドビュッシーの前奏曲「花火」。フランス生まれのバウゼさん、ナイスチョイスです。

そして、最後になぜかもう1回、オーケストラが「フィガロの結婚」をアンコール演奏して、本当の終演。
集中して聴いたいたせいか、本当にあっという間の2時間でした。

夜10時 祭りの後のドゥオモ前広場

左の石の塔がヴィッラ・ルーフォロの入り口。
中央下に見えるのは、旧市街の広場とバス停やガーデンホテルがあるラベッロの東側の崖沿いの道を結ぶトンネルの入り口。

トンネルを抜けてホテルへ帰ります。トンネル内はずっとラベッロフェスティバルの看板が続いていました。

ガーデンホテルに戻ってきました。併設のガーデンレストランから音楽祭のステージがきれいに見えてびっくり。

夜11時45分、明かりも消し、寝ようとしていたら、花火の音が。
最初は少し遠め、おそらくマイオーリのビーチで花火が上がっていましたが、その後、もっと近くでも上がりはじめました。
おそらくマイオーリよりもラヴェッロに近いミノーリ Minori のビーチで上がっている花火です。

花火は断続的に、0時15分くらいまで続きました。寝不足になりそう。

7/14 ラヴェッロ音楽祭の夕べはこれにて終わり。明日はマテーラまで大移動、無事たどりつけるのか?の巻をお楽しみに。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。