見出しに「ヅラ」とある。
記事本文を読めば、この「ヅラ」が、どうやら「かつら」を指すらしいことがわかる。
何かの専門用語か俗語なのだろう。いずれにしても、わざわざ報道で使用する言葉ではない。「かつら」で必要かつ十分だ。
適切な言葉が他にあるのに、一般的でない判り難い用語を好んで使いたがるのは、頭の悪い証拠である。
配信元の共同通信の記者がバカなのか、iZaの担当者がバカなのか、そこまではよく判らない。
以下、平成19年7月14日(土)のiZaより引用。
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英、民事裁判官のヅラ廃止へ 350年の伝統も…
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英イングランドとウェールズの両地方を管轄する司法当局は14日までに、約350年にわたり裁判官らが法廷で着けてきた伝統の白いかつらの着用を、来年1月1日から民事裁判で廃止すると発表した。経費削減に加え、市民と司法の距離を近づける狙いもある。 刑事事件の公判では、法廷の威厳を保つ必要性とともに、被告人からの裁判官の人物特定が容易になることへの懸念もあり、着用廃止は見送られた。
これまでの司法当局による意識調査では、64%が裁判官の法衣などの「近代化が必要」と回答。中には「時代錯誤」という厳しい意見もあったという。
かつらは馬の毛でできており、裁判官が主に着用する短髪のものは約800ポンド(約20万円)。裁判官の法衣も簡素化され、全体で年間30万ポンド(約7400万円)の経費削減が見込まれている。
英国では17世紀ごろから、上流社会でかつら着用が普通となったことに伴い、法廷にも慣習が持ち込まれた。(共同)
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