メガリス

私の文章の模倣転用は(もしそんな価値があるなら)御自由に。
私の写真についての“撮影者としての権利”は放棄します。

平成25年に伊勢神宮第六十二回式年遷宮

2008年02月14日 22時14分00秒 | 皇室

 普通「伊勢神宮」と呼ぶことが多いが、本来は「神宮」だけでよい。
 つまり、「神宮」と言ったら、それは伊勢神宮を指すものなのだ。

 平成25年に、第六十二回の式年遷宮が行われる。
 式年遷宮とは、20年ごとに社殿を建て替え御装束神宝など一切を新調する祭事である。7世紀以降続いており、平成25年に向けて準備が進められている。
 前回平成5年の御遷宮の直後に縁あって参拝させて頂くことが出来た。
 あれからあっという間だ。
 今回はわずかながら寄進もさせて頂くつもりだ。

 以下、平成20年2月14日のiZaより引用。
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これが式年遷宮で新調される「御装束神宝」
21:41更新

 伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮で新調される「御装束神宝」に使う正絹の反物が14日、京都市上京区の住江織物京都美術工芸所で検査され、技師が仕上がり具合をチェックする様子が報道陣に公開された。
 手織りした正絹の「赤地浅黄葉小牡丹文唐錦(あかじあさぎばこぼたんもんからにしき)」と呼ばれる反物などの検査で、同神宮の采野武朗・神宝装束課長(61)が生地の幅や重さなどを測定。ルーペをのぞいて細かくチェックした。
 新調される御装束神宝は714種1576点。使われる反物を広げると長さ13キロを超え、大半は京都で作られるという。
 式年遷宮は20年ごとに社殿を建て替え、御装束神宝も新調する祭事。7世紀以降続いており、平成25年に向けて準備が進められている。

 


変な記事「日本沈没ない?愛媛大でプレート落下説を否定する研究成果」読売新聞

2008年02月14日 10時17分00秒 | 諸々

[読売新聞社:2008年02月14日 03時25分]
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 変な記事だ。

>・・プレート(板状の岩盤)は地中に沈み込んでいった後、地下600キロ前後でたまって、それ以上の深さには沈んでいかない可能性が高いことが分かった。
 
 これは既に1990年代から判っていることで、地震波を利用した地球内部の観測でその存在はほぼ立証されているはずだ。
 地下660キロ付近に上部マントルと下部マントルの境目があって、そこにプレートが滞留し固まりになっている。それは「スタグナント・スラブ」と呼ばれている。(「メガリス」とも呼ばれる。言うまでも無いが、私とは関係無い。)
 平成18年の映画「日本沈没」に沈没原因の一つとして登場したので、観た方は覚えているだろう。

>映画の「日本沈没」で、日本列島が海溝に引きずり込まれるという“根拠”となっていた、プレートの地球深部への落下説を否定する成果という。
 
 ここでいう“映画の「日本沈没」”が昭和48年作品と平成18年作品のどちらを指すのかは不明だが、どちらにしてもおかしな文章だ。
 昭和48年作品では、小松左京の原作小説に従い、地球内部の核の大きさが変化したことが原因でマントル対流相が突然変化し日本列島を太平洋側から支えていたマントル対流の“つっかえ棒”が急に外れ、更に“トンネル効果”に似た未知の(架空の)物理現象により日本列島の太平洋側から日本海側にエネルギーが急速に流れ込み其れによって日本列島が太平洋側に押し出され日本海溝へ滑り落ちて行く、というのが沈没理由だ。日本海溝で沈み込んだ太平洋プレートがそのまま地球深部へ潜り込んでいくという「プレートの地球深部への落下」が沈没原因ではない。
  平成18年作品では、この記事で述べられている「プレートがこれ以上の深さに沈まずにたまってい」たもの、つまりスタグナント・スラブが自重に耐えきれず地球深部に沈下を始め太平洋プレートがそれに引きずられて急激に沈降し日本列島がその動きに巻き込まれる、というのが主要な原因とされている。これもまた、スタグナント・ スラブの存在が知られていない時代の、日本海溝で沈み込んだ太平洋プレートがそのまま地球深部へ潜り込んでいくという「プレートの地球深部への落下」が沈没原因ではない。
 この記事を書いた記者氏は新旧映画「日本沈没」の両方とも観ていないのではないか。
 そして、「日本沈没ない?」という見出しから考えると、観ていない映画の内容を断片的な情報から勝手に推測し、“もしかすると映画のように「プレートの地球深部への落下」によって本当に日本が沈没する可能性があるのかもしれない”という見当違いの想像をしていていたのだろう。
 そう解釈するしかない珍妙な記事だ。

 この入舩徹男教授の研究成果の意義は、地球内部の観測で把握されたスタグナント・スラブの存在を、研究室内の実験によって裏付けた、ということではないかと思う。

 スタグナント・スラブが中国大陸の下に存在することや、それが平成18年の映画「日本沈没」のように時々崩落を起こすることは、ほぼ間違いないそうだ。
 しかし、それによって日本列島全体が沈没することは無いらしい。心配はご無用である。
 ただ、大陸に近い北海道北半分・九州北半分・本州西端と、某国・某地域の全てが、海面下に沈没する可能性が有ると、私は、思っている。



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村下孝蔵の「初恋」”白いなっちゃん”CMに登場。

2008年02月02日 01時50分00秒 | 村下孝蔵

 堀北真希さんが主演するサントリーの新商品“白いなっちゃん”のテレビ広告に村下孝蔵氏の「初恋」が使われている。(実際に歌っているのは“GOING UNDER GROUND”という方。)
 懐かしい。といってもCDなどでは時々聞くのだが、テレビで流れるのを聞くのは久しぶりだ。

 村下孝蔵氏が亡くなったのが平成11年(西暦1999年)の6月24日。氏の愛好者である私にとっては大変な衝撃だった。一月早い“1999年7の月の恐怖の大王”襲来だった。
 あれからもう9年か。早いものだ。

 村下氏の歌曲には、「テレビ」「ラジオ」といった日常語以外の外国語は絶対に出てこない。薄っぺらい飾りを廃し、自分が普段話し書く言葉で丹念に真摯に 心情・情景を綴るというのが彼の信条だったのだと思う。しかし、演奏会などで「それが俺のポリシーなんだ」などと声高に訴えるというようなこともしない人だった。
 熊本県水俣市の出身。不言実行の“肥後もっこす”だったのだろう。西郷隆盛が出た西郷家は肥後の菊池氏の出身とされる。村下氏はおどけて自身のことを「歌うお地蔵さん」と表現することもあったようだが、私は「歌う西郷さん」と密かに呼んでいた。
 卓越した歌唱力と抜群のギター演奏技術、そして確固たる信念に支えられた美しく巧みな表現を紡ぎだす言葉の力を持った立派な“日本人”の歌手だった。
 もっと高い評価を受けて良いはずの人だと思う。

 この広告の存在に気づいてから、ネット上でいろいろ検索してみたが、「初恋」という曲名の前に必ずと言っていいほど“名曲”という冠がついている。わたしもそう思う。
 この曲が末永く歌い継がれていくことを心から願っている。