横濱kabitanの、あれこれ話

横浜トリエンナーレ中心にした横濱文化歴史紹介しています-このブログは子供に有害サイト見せない運動を応援しています。

ジブリ版大河アニメ劇場

2009年01月08日 04時47分13秒 | 横浜文芸関連

:原稿なしで書きますので、筆足らずでしたらすいません:

 去年10月4~11月24日まで神奈川近代文学館であった、
【堀田善衛展:スタジオジブリが描く乱世】
を観覧した際に、展示第2部に当る宮崎カントクのご子息が手掛けた
『堀田氏の2作品をもしアニメ映画にするなら、こんなキャラ設定・イメージボード(場面設定、後からの制作時の原型≪背景・原画・動き指定≫になるもの)』
を見て、ビンとある考えが頭に浮かびました。
 そういうのを観覧すぐに書けば良かったのですが、当時、他にも書くものが多く今の今までほったらかしていました。

 ジブリスタッフが起こした堀田氏の2作品は中世より少し昔の欧州と日本をそれぞれ舞台にして、純粋な主人公が偶然知り合った人と共に雑念とした大きなうねりの中を飛び込み諸々な出来事を体験していくというものですが、時には怪奇風なモノから今と変わらない人間・世情が描かれていてとても映画ではまとめられない壮大な作品だと感じました。
 堀田氏の作品は、私の不調法で一冊も読んでいませんでしたが展示第1部で作家・堀田氏の人生と氏が歩んで肌で感じた時代の説明に作品の世界観もわかる内容でしたのでジブリのを見る時大いに役立ちました(少しずつ氏の作品も読んでいこうとも思います)。なぜか、ジブリと共同展示なのかナウシカの王蟲(オーム)のモデル、東宝制作円谷特撮映画「モスラ」の写真まで展示されていました(笑)。←ちなみに、氏が亡くなるちょっと前にポケモン映画処女作が公開されていました。堀田氏は、亡くなる前までその時代時代で話題になったモノも精力的に見たり触れたりしていたそうでもしかしてポケモンや攻殻機動隊なども目に入れてらっしゃったかもしれませんね。宮崎カントクとは、とても旧友を暖めていて実際作品の表紙をカントクが描いたのもあり宮崎アニメも堀田氏から色んなモノを教わったモノから生まれてきたのが多くあります。

 話が宮崎監督と堀田氏に言って帰りそうもないのでむりやり戻しますが、監督のご子息の初アニメ監督作品「ゲド戦記」はずばり見に行きませんでした。やはり、【親の七光り】的モノが強き感じ写真やTVCMなどみてもジブリ作品としての覇気が感じられず、結局、見ずにほったらかし、TV地上波放送も見ませんでした。今回の堀田作品のアニメ化設定を見てもやはり覇気というのがあまり感じられずいましたが内容や全体の設定を見ている限りTVシリーズにした方が遥か見栄えがいいと強く感じました。
 NHKで、本家本物の大河ドラマ放送前で同じ45分で丸1年(大河ドラマと同時進行で、52回分)やった方がいいと思います、絶対に!!
 展示された設定は、TVシリーズとしては完全な出来栄えです・・・というよりも、アニメ映画にしようと設定した2作品自体が映画にするには濃密過ぎて無理があるし、普通に時代劇にしても表現がし辛いし実際の人間を使うと作品の魅力や表現が半減してしまう感もすごくするので。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿