横濱kabitanの、あれこれ話

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ポケモンフラッシュ事件当時の,一般紙報道集⑲

2010年06月12日 05時35分03秒 | ポケモン

 南アW杯サッカーでガンバレ日本をひっかけて,「ジャングル黒べえ」川柳-
<サッカーを/見て,黒べえ/里想う>
・・・まだ,しし男の所に居そう(笑)
<黒べえも/ガック相手に/ボールける>
すいません,TVアニメネタで。
ワルおやじ川柳-
<街ホタル/タバコの火に/ネオン街>

 80年代後半から徐々に,暴力/性表現が激しくなっていた子供向マンガアニメに〝常識派”の大人が眉をひそめていた所に,この事件-ここぞばかりに槍玉にしていますが,「ポケモン」は特に意識されて制作された〝良識派”で後にファンの支えによって奇跡の復活を遂げる事に。
 とかく,“常識派”としている大人に,とやかく言われる子供娯楽文化ですがこの事件によって見直しされ,改めて全体的にしめ締め直され深夜枠による年齢分けされるようになりました。

1997,12,18-
毎日紙
●〔「ピカチュウ」好きだったのに〕の,続き
『≪“光過敏性発作”協会が報道機関に要望≫
 「ポケモン」で倒れた子供達が「光過敏性」の症状に似ているとの一部報道に,社団法人「日本“光過敏性”協会」(東京都新宿区)は,17日,「発作に対する偏見や差別への助長にならないように」との要望を発表した。同協会の古山・専務局長は「原因が明らかになるまで,子供向アニメの放送内容について各局の適切な対応を」と話した』
●〔ポケモンアニメで子供に被害〕
『ゲームで先例 鈍った放送界:
 テレビ東京系列などのアニメ番組「ポケットモンスター」を見た子供達が次々と異常を訴えた事故で,テレビ東京は調査チームを作り原因究明に乗り出した-
 事故から一夜明けた17日。テレビ東京では,異なる2つの発言が交錯した。「一体,子供達に何が起きたのか。番組との因果関係は分からない」と番組担当のプロデューサー。「関係部署は隠し事をしないで,ありのままの報告をして欲しい」と岡・専務は緊急会議の冒頭に指示した。局全体が,前代未聞の事態への対応に戸惑っている事を窺わせた。
 確かに,現段階で原因ははっきりしていない。ただ,多くの子供達が「ロケットが爆発する場面を見ている内に気持ち悪くなった」と話しており,赤や青の強い光の点滅が,影響した事は間違いないようだ。
 同局では,調査チームに医師など専門家も加えるが,この種の事故の未然防止はできなかったのだろうか。
 TV画面を見ている子供が光過敏性発作を起こし,意識を失う事故が発生する事は,TVゲームではすでに知られていた。1992年にイギリスで,14歳の少年が,ゲーム中に発作を起こして死亡している。報告では,国内でもゲームメーカーは様々な事故防止策を取ってきた。
≪“点滅”の要望書も≫
 今回の事故を起こしたアニメの“原作”は携帯用ゲーム。大手ゲームメーカー「任天堂」のヒット商品だ。同社は自社ゲーム機「ファミコン」にゲームを提供するソフト製作会社に,「画面を無闇に点滅させるゲームを作らないで欲しい」という要望書を出していた。
 また,ソフトは全て社員が最後まで実際に操作し,過度の残虐場面の有無をチェックする。画面がチラつく場合は,修正要望も出す構えだ。
 また,他のメーカーも,「連続して遊ぶと事故の発生する危険性がある」と説明書で明記して消費者に注意を促し。医療研究機関に研究資金提供をするなど,業界を挙げてゲームと発作の関連性の解明を急いでいる。
 だが,ある局のアニメ関係者は「ゲーム業界の取り組みは知っていたが,問題となった手法は,「パカパカ」と呼ばれ,古くからアニメの世界で当たり前の用に使われていた。自分だって,問題があるとは思わなかった
だろう」と話す。だとすれば,光に対するこのゲーム業界の“警戒”を放送界は深刻には受け止めていなかったようだ。
≪「従来ある手法」≫
 「ポケモン」アニメの場合,表現上の問題などを同局の担当プロデューサーが一人でチェックしていた。光の点滅については,従来ある手法との認識で,特に重要なチェックポイントにはなっていなかったという。
 しかし,元国立小児病院精神科医長で,かわいクリニックの河合院長は,「日本のテレビはCMなどでも,衝撃の強さを求める余り,刺激的な手法に陥りがちだ。米国に比べると,映像が子供に与える影響は十分に考慮されていない。もっと真剣な議論がなされるべきだ」と指摘する。
 アニメ番組は,視聴者を引き付けようとする工夫が凝らされている。子供達は大勢が無防備状態で一定の時間,集中して見る事になる。ひとりで選ぶ事の多いTVゲームにはゲーム機とソフト双方に注意が払われているだけに,放送界も,これと同等,あるいはそれ以上の早急な対応が求められている』
●〔放送界もポケモンショック〕
『調査終了まで放映中断:
 テレビ東京系列の人気TVアニメ「ポケットモンスター」を見た子供達などが異常を起こした問題は17日,郵政省や警視庁が同局からの事情聴取を開始する一方,同局は調査チームを作り,調査結果が出るまで同アニメの放映中止を決めた。全国で気分が悪いなどの症状を訴えた子供達の数は10000人を超える事態となり,NHKや日本民間放送連盟も原因究明を進める方針を表明するなど,様々な方面に波紋を広げている-
≪謝罪会見≫
 東京・虎ノ門のテレビ東京本社で会見した森・編成専任局長は,「原因はどうあれ,番組を見て起きた事故であり,誠に申し訳ない」と謝罪,深々と頭を下げた。更に「調査結果次第では被害者に見舞金を支払う」との考えも示した。
 作品のチェックは,担当プロデューサーが放映1週間前に1人で行ったが問題なしと判断したと,経緯を説明。担当者は光による発作などの問題は知っていたが,今回それを念頭に入れていたかどうかは分からない。(製作担当者に注意を促す)指針がなかった点はぬかっていた」と落ち度を認めた。
 また,社内に金沢・制作専任局長を座長にした調査チームを発足させ,精神科医らと共に今日18日のも初会合を開くとした。調査チームが結論を出すまで,13日以降の通常枠と年末年始の特別番組が予告されていた同アニメの放送を見送るという。
-続く



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1 コメント

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Unknown (マイマイ)
2015-04-25 11:45:35

覚えてます ポケモン世代でして

当時毎週火曜日のポケモンの放送が楽しみで
見てました。

こんなにたくさんの人たちが倒れたなんて
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