海外においても、また日本国内においてもコロナウイルス感染者が増加し、衰えの兆しが見えない。この流行病によって、高校生たちも普段打ち込んでいた部活動が出来なくなったり、大会への参加も出来なくなっている。
多くの高校生が、今まで当たり前と思っていた自分の時間を、目に見えないウイルスに盗まれたように感じ、唖然としている生徒たちも多いに違いない。
教会の牧師であるぼくは特に仕事面、生活面で影響は少ないが、職種によっては、時間だけでなく仕事そのものを盗まれたような、大変な中にいる方もいるであろう。
そんな中で、時間泥棒をテーマにした本「モモ」を思い出した。この機会に一人一人が、自分の生活、時間などについて、少し深めて考える時かもしれない。
こういう時だからこそ、自分の生き方、生活の中で本当に大切なものは何であったのか、自分の時間とは何か、などを静かに考えてみることも、意味のあることに思える。
その意味でまだ読んだことのない方に、この「モモ」の一読をお薦めしたい。ぼくも今一度読んでみたくなり、アマゾンでkindle版電子書籍を今朝入手した。