映画「寅さん」シリーズのほとんどをわたしはDVDで観ている。わたしが神学生の時に、説教学を学んだ関田寛雄先生もこの「寅さん」映画が好きで、「寅さんとキリスト教」と題して講演会をしているくらいだ。
その資料によると寅さんこと渥美清さんは若いころに肺を病み片側の肺を失い、さらに晩年は肺がんとなり、寅さんシリーズの最終作の頃は声もあまり出ない状態になり、入院した。そして死期の近い事を知った渥美さんは、カトリックの信者であった奥さんと、同じ方に手を合わせたいと、病床洗礼を受けている。
またこの寅さんシリーズの監督である山田さんも、キリスト教と無縁ではない。山田監督の母親は山田家の遠い親戚でもあった日本基督教会の牧師小川武満(医師でもあった)と親しい友達でもあり、ちゃんづけで呼び合う中であった。洗礼を受けることはなかったが、その教会へ彼女は長いこと通っていた。だから山田監督は母親が死んだ時、キリスト教で葬式を行っている。
そういえば、寅さんシリーズの中で、カトリック教会や神父さんらしき人もちらりと顔を出す場面もありました。
今月19日(土)に寅さんの出生とわんぱくな少年時代を描く「少年寅次郎」第一回がnhk総合でスタートした。これも感動しました。次回も楽しみです。