Pastor Johnが安曇野と伊那高原の風に吹かれて

ゆっくり 流れる時間を大切にした日々を記したい。
アルプスの少女ハイジと同じ標高八百五十メートルの高原から…。

泳ぎの夏がやって来た

2021年06月14日 | Weblog
                                  


夏になると教会の礼拝で、毎年子どもたちに、そして大人の方々にも紹介している絵本です。
ぼくは暑い夏が大好きです。ぼくは毎月「教会ニュース」というA4紙両面印刷の小さな伝道紙を、郵送で約30部(北は青森、南は長崎)、手渡しや訪問で約40部ほど届けている。

この前「ぼくの大好きな夏が来ます」と、この小紙に書いて、埼玉の福祉施設に入所しておられる高齢の秀子さんに郵送したところ、受け取ったお礼のハガキで送られて来ました。
その一文を読んで、ぼくは思わず、「プーッ」と吹き出し笑いしてしまい。「どうしたのまた」と妻に言われたが、笑いが収まらず、すぐには話せなかった。

「一年中で、暑くて一番嫌な季節がやって来ますね。どうぞお体ご大切に…」との一節でした。この方は、安曇野で、野菜畑とお花畑も付いた立派な住宅にお一人で住んでおられた時、時折り訪問し、聖書を読み、短く解説し、祈りの時を持っていました。そして、とてもおいしいお茶を丁寧に出して下さった方です。「いやー、いい方だなー、ぼく好きだなーこういう人」と言いつつまたひと笑い。

それはさておき、この光と影のクッキリとした昼さがり、ぼくの生まれた伊那高原の十一件ほどの集落は、朝のとても早い農家の方々全てが昼寝の習慣でシーンと静まり、川の流れる音や、セミの鳴き声以外、ピタリと静まり、風も止まり、時間が止まったような中、ぼくは西天竜への坂道をバスタオルを首にして歩いた。その道にぼくや電信柱や木々の黒いクッキリとした影、それ以外は弾けるような白く光る景色。この明暗が、ぼくの大好きな泳ぎの真夏の風景なのだ。