Pastor Johnが安曇野と伊那高原の風に吹かれて

ゆっくり 流れる時間を大切にした日々を記したい。
アルプスの少女ハイジと同じ標高八百五十メートルの高原から…。

ポケット人物館 手塚治虫

2021年05月19日 | Weblog


安曇野図書館で目にして借りて来た漫画による人物紹介本「手塚治虫」によって、手塚さんの生涯をざっと読んだ。
ぼくが中学生頃の夏だったと思うが、雑誌「少年」の夏号あたりに、鉄腕アトムの「ブラックルックスの巻」がまるまる一話、別冊付録で付いていて、夢中で読んだ時の感動は今も忘れていない。
阪大医学部を卒業し、外科医師資格も取った時、彼はメスを取るかペンを取るか決断を迫られ、彼は漫画家の道、ペンの方を選んだ。
そして数々の名作が生まれた。永遠の命をテーマとした「火の鳥」そして医師資格を生かした、「ブラックジャック」は、ぼくが特に好きな作品である。
そして、先に書いたがアトムの「ブラックルックスの巻」のロボットの母親に育てられた人間の子の物語の最後のシーンは一度読んだら忘れられない。
この手塚さんが、人生で一番うれしかったこととして語っているのは「戦争が終わって、街に灯りがもどり、これからは自由に漫画が描けると思った時」の言葉である。
現代の若者たちは「本当にやりたいこと」にチャレンジすることが、生きて行くことが、難しい時代かもしれない。しかし、本当に自分がやりたいことを見つけたら、チャレンジしてほしいと思う。もちろん、好きな事のためなら、何でもできるはずだ。