Pastor Johnが安曇野と伊那高原の風に吹かれて

ゆっくり 流れる時間を大切にした日々を記したい。
アルプスの少女ハイジと同じ標高八百五十メートルの高原から…。

コロナウイルスと時間泥棒

2020年11月14日 | Weblog



海外においても、また日本国内においてもコロナウイルス感染者が増加し、衰えの兆しが見えない。この流行病によって、高校生たちも普段打ち込んでいた部活動が出来なくなったり、大会への参加も出来なくなっている。

多くの高校生が、今まで当たり前と思っていた自分の時間を、目に見えないウイルスに盗まれたように感じ、唖然としている生徒たちも多いに違いない。

教会の牧師であるぼくは特に仕事面、生活面で影響は少ないが、職種によっては、時間だけでなく仕事そのものを盗まれたような、大変な中にいる方もいるであろう。

そんな中で、時間泥棒をテーマにした本「モモ」を思い出した。この機会に一人一人が、自分の生活、時間などについて、少し深めて考える時かもしれない。

こういう時だからこそ、自分の生き方、生活の中で本当に大切なものは何であったのか、自分の時間とは何か、などを静かに考えてみることも、意味のあることに思える。

その意味でまだ読んだことのない方に、この「モモ」の一読をお薦めしたい。ぼくも今一度読んでみたくなり、アマゾンでkindle版電子書籍を今朝入手した。

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字のない日記

2020年11月07日 | Weblog

安曇野図書館で目にとまり借りて来た絵本。文Paul・Fleischman 絵Bagramibatoullene「マッチ箱日記」はやや大型絵本で、セピア色で、おじいさんと孫娘のやりとりや絵が言い。イタリヤの貧しい時代におじいさんは生まれ、二人の姉さんや、両親も学校に行けず字の読み書きが出来ない一家だった。
おじいさんは少年の時、字の書ける友だちが立派な日記帳に文字で日記を書くのを見てうらやましかった。そこでその日からマッチ箱に思い出の物を入れて日記とした。

映画「ゴットファーザー」を思い起こさせた。彼と同じように、一家は荒れる海を越えて、自由の国アメリカへ向かう。

今、わたしたちの国の子どもたちは学校に行き、勉強して文字を覚え、日記帳に日記がかける。ことは幸せな事である。けっしてあたりまえのことではないのだ。

一読をお薦めしたい絵本である。

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