あっちこっち歩いて楽しむおタケさん

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山に登ったかと思えばメタボな食事、お花、キノコ、いろいろ~

四国八十八ヶ所歩き遍路区切り打ち(伊予大洲~内子~楽水大師)

2012-05-14 23:30:21 | 歩き遍路四国八十八ヶ所
2012.05.3(木)
 
GWの4連休に加えて8日までの休暇をもらい四国へと飛び出る
歩き遍路を思い立ち訪ねてくるようになって、もうかれこれ3年目になるが
なかなか先へと進まない
ようやく長かった高知と愛媛の南部を打ち終えたのが
昨年11月30日
以来、何度目の区切り打ちの遍路旅になろうか
 
当初は前回と同じく広島の I さんと同行しようと計画したが
彼女の休暇の方が長く銘々に歩くことにした
 
彼女は4月28日からもう既に5日間も先を歩いている
やはりそれなりに気になる
 
メールでやりとりしながら先へ進むことにした
 
前日の22:00に大阪梅田ハービスエントを出発した夜行バスは
5:15に伊予大洲本町バスターミナルに到着した
洗面所も備わっており荷物の整理を終えリュックを担いでスタートです 5:30
 
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しとしとと降る雨に大洲の町はすっかり霞んでいます
 
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GSの軒先で傘を取り出して歩いて行きます
コピーした歩き遍路地図片手に道を確認しながら慎重に街中を抜けて行きます
 
後ろから若い歩き遍路の男性が追いついてきて暫く一緒に歩きます
 
 
6:20 十夜ケ橋に到着
 
お堂にお参りしてお大師様のお休みになっている橋の下にお邪魔します
 
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お大師様を起こさないように静かに通りましょう
 
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連れになった横浜からの男性に合わせて話しながら歩いて行く
7:15 途中小休止した遍路休憩所の東屋の横にはお風呂がありました
男性ならここで野宿して自分でお風呂を沸かして入れるようです
もちろん管理されてる方にお願いすべきでしょう
 
 
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話しに夢中になって五十崎で遍路道を行き過ぎて5分ほどロスタイム
 
内子へと抜ける遍路道は雨の後でぬかるんでいて靴は泥んこのびしょ濡れ
草はボウボウ、しかし道に咲く名も知らぬ花や山に咲く桐の花が慰めてくれます
 
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八日市街並が初め何処の事やらわかりませんでしたが
どうやら内子座やうだつの街並みのある内子の町のようです
 
内子運動公園のトイレを拝借
連れになってくださった男性には先に行ってもらいます
 
内子駅の北側を抜けて八日市街並みはスルーして先へ進みます(内子座にも立ち寄りません)
 
道はだんだんと市街を離れて車道をひたすら進むようです
 
道中のお昼御飯とお饅頭を道の駅「内子フレッシュパーク」で仕入れて少し休憩 8:50
先ほどの男性も休憩中でした
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雨も上がりました
今日のお宿まではまだまだです
先へ進みましょう
 
次第に上り坂になり山間部へと差し掛かる頃
前を行く女性に声をかけ一緒に歩きます
連休とあって数人の男性の歩き遍路さんも抜きつ抜かれつで続き少し安心です
長岡山トンネルを抜けて行きます 
 
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トンネルを抜けて直ぐお遍路無料宿
戸が閉まっていましたがちょっと開けて中を拝見
お布団も綺麗で畳も高床で野宿の人なら申し分ないようです
 
              
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5:30に歩き始めて途中お饅頭を口にしただけでとてもお腹が減りました
バス停で一人休憩してお弁当を食べることにします 10:20
 
 
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靴下も脱いで10分程休憩して歩き始めます
トンネルは国道や県道には付き物ですがあまり通りたくありません
ここは旧道はないようですので仕方なく走り抜けます
 
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大瀬の集落に入りっすっかり天気になってきました
 
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河口橋の袂の休憩所で先ほどご一緒した男性や女性が休憩しています
流れは小田川、とても澄んだ綺麗な川です 11:05
なんとなく一緒に朝の若い男性と歩きますがやはり着いていけません
 
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この地に縁があったのかな?曽我十郎首塚の案内板
先程は登山口の表示もありました
 
 
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全く何も予習せずに今回は飛び出てきたので帰ってからの宿題です
 
すっかり良い天気になって汗が出てきます
小田川の流れがいいなぁと感じながら歩いていたら
筏の里の案内板
どうりで水の流れや岸の岩が素敵なはず
 
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千人宿大師堂に立ち寄りご縁のお賽銭
 
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咽喉が渇いたなと思って進んでいると楽水大師に到着
湧き出る清水で咽喉を潤しお堂に御参り
歩き地図に表記されているのだがうっかりすると見過ごすほどのこじんまりとしたお堂だ
 
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あらら、今晩泊まるお宿がもう見えてきました
12:10
 
早過ぎますが電話して見ます
なかなかコールしても出てこられません
やっとご主人が電話に出てこられOKしていただきました
 
12:20 今夜の民宿に到着です
 
 
いやいや、大洲駅から26キロほど
夜行バスでの到着後の初日の歩きで不安があったのと
この距離を外せばあとはお宿がほとんどありません
予定では早くても14:00頃のつもりでした
 
お宿のご主人が部屋で横になるのもよし
汗をかきついでに余力があるなら明日の分の距離を稼いでおくもよし
とおっしゃったので
お茶と貴重品だけ持って先へ歩くことにしました
リュックがないと足の軽いこと
3時に宿を出て歩いたところまで車で迎えに来てくださるとのことです
 
 
国道379号線を小田川に沿って歩いて行くと少しの間一緒に歩いた女性に追いつきました
彼女はこの先8キロほど行ったところの落合トンネルを抜けた分岐にお宿から送迎してもらうようです
 
明日はこの先の峠を越えて行かねばなりません
突合というところで道が平家落人の里と言われる小田の郷との分岐になります
峠はこの小田の郷を通り農祖峠を越える道と
鴇田峠を越える道とに別れます
 
宿のご主人やいろんな人の話で従来の遍路道は鴇田峠越えだというアドバイスに従うことにします
 
女性と一緒に話しながら進みます
お腹が猛烈に空いてきたので上手い具合にセルフのうどん屋さんがあり
二人で休憩を兼ねて立ち寄ります
釜揚げざるうどん
すきっ腹にはご馳走でした
ちなみに彼女は大根おろし釜揚げうどんを注文して自分で大根をおろして食べてました
 
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汗をかいたので冷たい水を一気に2杯も飲んでしまいました
 
30分も休憩したので少し先を急ぎましょう
 
立派な薬師堂はこの土地の個人の方が建てられたようです
 
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道は峠へと差し掛かる為緩やかな登りになって行きます
山間になり雲が広がってきました
 
 
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お宿から8キロ落合トンネルを抜けて
 14:45 砥部との分岐の休憩所に到着
ここで迎えを待つことにします
 
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先客の初老のご夫婦と一人の女性が休憩中です
聞けば皆さん宿からの迎えを待っておられるようです
ご夫婦は携帯が繋がらなくて不安気でしたが
ワタシと一緒に歩いてきた彼女と同じ宿で直ぐに迎えが来て安心されました
もう一人の女性も追って迎えがきました
さて、ワタシは一人で宿のご主人の迎えをまつことに
すると歩いてきた方角から一人の遍路装束でお茶だけ持った女性が一人
急ぎ足でやってきました
話を伺うとどうやらワタシと同じ宿でやはり早く到着したので
ご主人の勧めで歩いてきたらしい
明日この道を厳しい峠越えに向かうのかと確認しながら
二人で暫く待っていると車が到着
 
 
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2時間も歩いてきたのに車で10分かかったでしょうか
文明の利器はあっけなく宿に連れ戻してくれました
宿にはもう一人女性が寛いでいました
 
お風呂に入り洗濯して食事が出来るまで部屋で暫し休憩です
 
夕方5時半ごろ夕食の準備に忙しいところに一人の男性遍路さんが
疲れて到着
今夜は女性3人だけの泊まりだとおっしゃっていたのに
飛び込みでの泊まりでしょうか
 
男性は疲れて膝が痛むらしく宿の主人の話を聞こうとせず
何より先にお風呂に入りたいの一点張り
ご主人は少し立腹してこちらの言う通りに出来ないなら泊まってもらわなくて結構
とまで言い出す始末
部屋から出て口を挟もうと立ち上がったら
男性が反省したのか気持ちはあまり入ってないようだったが
自分が悪かったと誤り一件落着
 
ようやく夕食の時間になり
女性3名と先ほどの男性1名の4名で
和気合い合いと食事をする
男性は一杯かたむけ、さっきのいきさつは何処へやら
ご主人も加わって話しが弾む
 
この民宿は本業が豆腐屋さんなので
大豆蛋白てんこ盛りの夕食
ご馳走様でした
 
それでは明朝6:00の朝食でよろしくお願いいたします
 
 
 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (POT)
2012-05-15 06:15:00
お休みになっている お大師様を見るとホットします!
休むことの大事さを教えてくれました。
ご紹介ありがとうね(^-^)/
返信する
Unknown (綺麗なお姉さん)
2012-05-15 08:38:00
お遍路さんは道々に一杯おられみなお友達なんですね。道中中よ下げに歩かれている様子目に浮かびました。
しかし自分の体力をちゃんとわからないと一人で行くのは不安です。よき友人見つけとかないと不安ですね~続き楽しみにしています。のぼりの峠どうなったのかな?
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Unknown (はんちくてぃ)
2012-05-15 09:26:00
歩き遍路は良いですね~。十夜ヶ橋のお大師様を
通り過ぎてしまいました。残念!!。
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Unknown (!)
2012-05-15 09:55:00
こんにちわ!
他人との出遭いも また楽しい事ですね!
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Unknown (えこさん)
2012-05-15 10:41:00
随分ポピュラーになってきた四国のお遍路。
多くの人が行き交う道はもっと踏みしめられて
しっかりした道ができていると思いましたが、
意外にそうではないようですね。
反面宿泊所などはそれなりに整備されているようですね。
いずれ思い立って出かけそうな気もしますので、
おタケさんの四国遍路。興味を持って見せて頂いています。
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Unknown (mannmaruogojyo)
2012-05-15 16:44:00
potさん
休むことは大事なことですね
泊まる宿がなく橋の下で一夜を過ごされたお大師様でも十夜の如く思えたらしいですから気は長く持たないとなりませんね
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Unknown (mannmaruogojyo)
2012-05-15 16:48:00
綺麗なお姉さん
連休や学校の休みになると結構な人が歩きに来られますが平日や6~8月は殆ど見受けません
人間様ですからどんな人とも仲良く慣れるとは限りません
其々の人生を背負って歩いてらっしゃいますから
峠越えは大変です、重過ぎるリュックが邪魔でした(^^;
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Unknown (mannmaruogojyo)
2012-05-15 16:52:00
山登りさん
とにかく四国へ歩きに来ると全てを忘れてただ楽しく歩いています
十夜ケ橋の下のお大師様はお布団を着てらっしゃるのもありましたよ
歩きにばかり必死になっていると見逃してしまうでしょうね
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Unknown (mannmaruogojyo)
2012-05-15 16:55:00
ジャン爺さん
全く見知らぬ人と歩を合わせて歩くのもまた良し先に行かれるも後に続くも是またよしです
返信する
Unknown (mannmaruogojyo)
2012-05-15 17:01:00
えこさん
歩きと一口に言っても従来の遍路道を歩く人は少ないようですよ
トンネルで抜けたり車道を歩いたり、あくまでもこだわりのある人は
遍路道を歩いておられます、一人ではとても切なくなるような峠が幾つもありますから(^^;
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