汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
汚れちまった悲しみは
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
汚れちまった悲しみは
何望むなく願うなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖じ気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる
(シフさま。中也は、これしか知らんのよ。)
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
汚れちまった悲しみは
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
汚れちまった悲しみは
何望むなく願うなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖じ気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる
(シフさま。中也は、これしか知らんのよ。)
ええと、中原中也のその詩ですが、正確には
「汚れつちまつた悲しみに」です。
これはですねー、すごく間違えやすいんですよ。
中也を描いたTVのドラマでさえ間違えているのを見たことがあります。
中也のリズムは一筋縄ではいかないんですねー。
若い頃よく詩を読みました。その頃は理解できかなったものが、今読むと若者らしい気負いを感じたり、インテリらしい難解な言葉による武装を感じたり、別の意味で面白いです。
歳を取るのも、そういう意味では楽しいですね。
よくご存じなんですね。
学生の頃、学校で習った詩で、中原中也の詩では、これしか覚えていないんですよ。
それも全部は暗記していなくて、パソコンで検索したんですが、正確ではなかったようですね。
学生の頃、国語の授業で、詩は一番苦手でした。
詩の裏の意味が難解で今でもよくわかりません。
まあ音読に向いた詩と、黙読に向いた詩がありますけどね。でも基本的に詩のリズムは大切だと思います。
ちなみにシフ君の4月26日付けのブログの詩は、女性ファンが多い?詩です。こういうのもいいんじゃないんでしょうか。
素敵な詩をご存知なんですね。
砂浜をどこまでも続く足跡って、永久に続く男女の愛を象徴しているよう。
私も、波に関する詩を見つけました。
今日の投稿で見てみてね~