ウェザーコック風見鶏(VOICE FROM KOBE)

風の向くまま、気の向くままに……

私にとっての「さくら」は…???

2007-05-13 16:05:28 | プレスブログ

 私にとって、「さくら」とは誰だろうか???
 やはり、かけがいのない家族。それは、長女であり、次女、といった子供たちであり、また、あるいは家内ということになる。
 高野健一氏が、西加奈子氏の同名の小説「さくら」に感動し、そのイメージを作詞・作曲・編曲で歌にし、それが5月23日に発売されるとのこと。
オフィシャルサイト(http://www.takanokenichi.com)でチェックしてみるのもよい。

さくら

小学館

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 イメージ的には、かけがいのない子供「さくら」の命を奪われた、父親の切ない気持ち、ということになるのかもしれない。
 しかし、自分が同じ立場に立つことがある場合、同じようの感じるのかもしれない。
 阪神淡路大震災時、多くのご両親が、かけがいのない子供の命を奪われた体験を持つ。例えば、芦屋地区では、残された家族、地域の人たちが、街のそこかしこにひまわりの種を植え、夏場に咲かせる活動をしている。
 年齢の順序が逆転し、子供が先立ってしまうことは他にも一杯ある。交通事故で失う、JR西日本の事故で失う、といったことが現実的に発生している。

 私の場合、幸運にして、そのような体験をしたことはなく、また、できるものならばそのような体験を避けて通りたいものだと感じている。
 詩の内容は、次に記すとおりである。

==========
さくら (作詞・作曲・編曲:高野健一)

さくら さくら 会いたいよ いやだ君に今すぐ会いたいよ
天に召します神様お願い 僕の胸つぶれちゃいそうだ
さくら さくら 会いたいよ いやだ君に今すぐ会いたいよ
天に召します神様お願い 僕の息止まっちゃいそうだ

春に生まれた君を『さくら』って名付けた
かわいらしくひらがな3文字で『さくら』
親指くらいの小っちゃな手をにぎったら
まだ開かない目で君はクシャクシャ笑った
いつもいつも僕は君と一緒だったなぁ

あきれるくらい写真をいっぱい撮ったなぁ
君と僕が似てるって言われて嬉しかったなぁ
君と同じふうに僕はいっぱい笑ったんだなぁ

五月の風 追いかけっこした土手の道
六月の雨 窓越しに見ていた紫陽花
八月の庭 ホースで描いた小さな虹
九月の朝 おそろいのミッフィーの食器
一月の雪 毛布に包まっていた君
二月の星 遠くをじっと見ていた君
三月の街 背中が大きくなった君
四月の夢 毎年祝った誕生日

(中略)

いつもとは違う声で君は泣いていた
僕は泣きながら病院へ連れていった
お医者さんはとっても優しい人だった
「さよならできる」と僕はちゃんとうなづいた

さくら さくら 会いたいよ いやだ君にホントは会いたいよ
天に召します神様お願い 僕の瞳濡れちゃいそうだ
さくら さくら 会いたいよ いやだ他に何にもいらないよ
天に召します神様お願い 僕の心消えちゃいそうだ

春に生まれた君を『さくら』って名付けた
かわいらしくひらがな3文字で『さくら』
明日晴れたらどこか遊びに行こうよ
さくら きっと桜がいっぱい咲いてキレイだよ さくら
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