火天(かてん)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。火を神格化したもので、インドにおけるアグニが仏教に取り入れられたものとされる。
不浄なものを焼き尽くし清浄にする。
闇を照らし善または智恵の象徴とされる光の源である。
常に上に燃え上がり、あるいは燃やしたものを煙として立ち
上らせる。
ヴェーダ宗教では火神アグニが人間と神々を仲介し、火により人間の供物と祈りが天上にもたらされると考えられた。この思想はヒンドゥー教にも伝えられ、さらに仏教(大乗仏教の密教)にも取り込まれて護摩の儀式となった。なお、アグニは文字通り「火」の意味と考えられ、ラテン語やスラヴ語にも同系の語がある。
火天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アギャナウエイ・ソワカ namaḥ samanta-buddhānāṃ agnaye svāhā
ナマハ サマンタブッダーナーン アグナイェー スヴァーハー
帰命したてまつる。あまねき諸仏に。アグニ神に。スヴァーハー。
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