ミニデスクトップ
テレビやモニターにつないで使える!高性能な機種も多く、意外と実用的
ディスプレイの下に置けてカスタムしやすい!
ミニデスクトップPCの大きな魅力は省スペース性。ディスプレイの裏側に置けるのはもちろん、テレビにも装着可能だ(VESAマウントの変換アダプターが必要になることもある)。
リビングのテレビとの相性がよく、キーボードを操作するテーブルとの距離を調整すればビジネスワークに活用できる。オフの時間に大画面でストリーミング動画やゲームを楽しめるのもポイントだ。
また、外装カバーを開けて、内部のメモリーやストレージを交換できるのも特徴。難易度は上がるがCPUを交換できる製品もあるので、ノートPCよりも長期間にわたって利用できる。ただし、分解すると保証が切れる製品がほとんど。余裕のあるスペックで購入しておいて、保証が切れた数年後、性能が物足りなくなった時に自己責任で挑戦することをすすめしたい。
ミニデスクトップPCには、ノートPC用またはデスクトップPC用のCPUを搭載した製品がある。後者のほうが基本的にコア数/スレッド数が多く、クロック周波数、TDP(熱設計電力)が高いため、処理性能は上だ。画像・動画編集の用途なら、後者のCPUを搭載した機種を選ぼう。ちなみに、ディスプレイ背面に装着するなら、静音性も重視したい。Noctua製CPUファンを搭載するモデルなら、高負荷でも動作音は低めだ。
コンパクトだけどCore i5を搭載する実力派!
手狭な作業スペースや中身をカスタムしたい人はコレ!
メモリーなどの部品を交換しやすい!
ミニデスクトップPCは分解しやすい構造になっている。そのため、メモリーやストレージを、ユーザーが増設・換装できるのもポイントだ。メモリーを交換できない機種が多い最近のノートPCとは大きく異なる。
画面の背面にもセットできる!
多くのミニデスクトップPCには、ディスプレイの背面に装着するための「VESAマウント」を同梱。新たにセッティングするスペースが不要ですっきりと設置できる。
インターフェイスが豊富で周辺機器をつなぎやすい!
薄さ&軽さ重視でインターフェイスが少ない最近のノートPCとは異なり、USBやHDMIなどの端子が充実している。
選びのPOINT
サイズが小さすぎるのはNG!高性能で増設可能な機種を選ぶ
5万円以下で買える本格派!
[Core i3-1005G1]
CHUWI(ツーウェイ)『CoreBox Pro』CHUWI Amazonストア価格:4万6500円
内蔵のUHDグラフィックスにより、4K動画の映像表示もなめらか。無線LANはWi-Fi 6に準拠し、対応ルーターとの組み合わせで高速に通信できる。
●CPU:Core i3-1005G1 ●メモリー:12GB ●ストレージ:256GB(SSD)
気になりがちなファンの音が静か!
[Ryzen 5 PRO 4650G]
ドスパラ『mini Regulus II AR5』6万9980円
Noctua製CPUファンの搭載で、高い静音性を実現。CPUのRyzenにはRadeon Graphicsを内蔵しているため、映像編集の作業も申し分なく、満足度は高い。
●CPU:Ryzen 5 PRO 4650G ●メモリー:16GB ●ストレージ:250GB(SSD)
ビデオ会議に心強い4つのマイクを装備
[Core i5-10210U]
ECS『LIVA Z3 Plus』(Core i5モデル)オープン価格(実勢価格約10万8600円)
高性能なCPUを搭載するほか、4K/60fpsの映像出力にも対応。前面には4つのマイクを備える。Wi-Fi 6&LANポート2系統を備え、通信の仕様も万全だ。
●CPU:Core i5-10210U ●メモリー:8GB ●ストレージ:256GB(SSD)
GPUを搭載するハイエンドマシン
[Core i7-8700T]
ASUS『PB60G-B7234ZD』直販価格:12万6182円
映像処理能力に優れたNVIDIA社のGPUを積み重ねて使う、高性能モデル。8系統のUSBポートをはじめ、インターフェイスが充実。21.9~42.3dBの静音性能も魅力だ。
●CPU:Core i7-8700T ●GPU:NVIDIA GeForce RTX 1650 ●メモリー:16GB(最大32GB) ●ストレージ:512GB(SSD)+1TB(HDD)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます