傘を持つ女

明日天気になあれ

小学生の金銭感覚

2007年01月26日 | 傘を持つ家族
昨夕、一人で近所の商店街の文房具屋さんにカードを2パック(300円)買いに行った小学5年の息子Hが、帰ってきてから一人で部屋にこもってシクシク泣いていました。ビックリして事の顛末を尋ねると、以下の次第でした。

お年玉の残り(10円玉たくさん)で300円集まったので、デュエルマスターズの一番新しいカードを買いたいと思い、私の許可ももらった彼はコンビニやスーパーではなく、商店街のおじいさんとおばあさんがやっている小さな文具店へ行きました。そこだと消費税がかからないのです。

注)彼には月々の小遣いは与えておらず(必要なもの、欲しいマンガなどはその都度品物を聞いて買い与えています)、私が許さないぜいたく品(つまり必要以上のお菓子とかカード、ゲームのソフトなどなど)はお年玉を切り崩して使っています。

そのおばあさんの文具店で、彼がカードを見ていたら、電話に出ていたおばあさんがわざわざ電話を切って彼に応対してくれました。聞けば欲しい最新のカードは売り切れていたらしいのです。がっかりしていたら、おじいさんが奥から出てきて、同じデュエルの他の種類のカードを何種類か出してくれ、並べて「どれがいい?」と聞いたんだそうだ。

彼は他の種類のカードを買ってしまうと、本当に欲しいカードが買えなくなるので他のは欲しくなかった。しかし、小さな文具店で親切にされて何も買わずに店を出る勇気が無かった(本人の弁)ため、本当は欲しくない別の種類のカードを買ってしまった…
家に帰ってから、なけなしの300円を意にそぐわぬ使い方をしてしまった後悔で泣けてしまった…ということなのである。


みなさんは、もし自分のお子さんだったら、5年生の体験としてどんな風に思われますか?


私は「いい経験したじゃん、300円は社会勉強のレッスン代だと思え!」と思ったけど、泣くのはおおげさでは?とちょっとどこかで感じてしまったんですね…
つい
「Hよ…。どんなに親切にされても、自分が欲しくないものにお金を払うのはよくなかったね。断る勇気って難しいけど大事なんだよ~」

と説教半分で話してしまったわけだが、
Hは、「だっておばさんが腰悪いのにわざわざ出してくれたし、財布を手に持っていたから仕舞えなかったし。やっぱり要りませんって言えなかったんだ…消費税払っても大きな店に行けばよかったかも。」

私「いや?それはちょっと違うんじゃない?そういうことじゃないよ。どこの店に行っても、要る物は要る、要らない物は要らないって言えるようにならなきゃ、お金を持つ資格は無いんだよ。おばあさんに悪いな~と思う心は、優しい心とは違うよ。逆に欲しくないものを無理して買うのは相手に対しても失礼。」

うーん、わたしのこの感覚が彼に伝わったかどうかはちょっと疑問かも。昨日の出来事は、息子の様々な面を見ることが出来て考えさせられました。Hは結構骨身に沁みてお金の使い方とか、子どもなりに自分の気持ちを伝えることの大切さとか感じたんじゃないかとは思うけれど…

「お金を使う訓練を色んな場所で(いろんな人と交渉する機会をというか)させたほうがいいな」、とか
「そろそろ毎月の小遣い制にしたほうがいいな」
「自分で稼いだお金じゃないから、本当の有り難味を感じないのか?」
「いや、結構感じるようになったからこそ、家で泣いてたんじゃ?」
「考えようによっちゃ、もっと強くなってほしい。これぐらいの失敗でめげてちゃ今後不安~」

最近、息子の友だちのお金に関する感覚に「????」と思うことがしばしばありました。
例えば、外遊びしている時お金を持ってきていて、
「帰りに○○(お菓子)買おうぜー。おごってやるよ!」と大声で言う子。
ウチに遊びに来る時、近くのコンビニでたくさんお菓子を買ってくる子。
(お年玉で買った子と親にもらったお金で買った子はいた。次からは要らないからね、と言いました。)
お年玉を10万円以上もらった子がクラスに数名いたとか…。

いやこれは息子の友だちのと言うより、その親の金銭感覚なのでしょう。
我が家の場合は、思いっきりケチ部類なのでしょうが(もともと無いし~)
私は子どものお金の使い方がものすごぉ~く気になる(過干渉気味?)母です。
我が家のケチケチ方針を貫いていると、息子は友だちの金銭感覚とのズレを最近感じていることもあります。
ズレてるってことを
「ウチ(自分)はウチ(自分)。よそはよそ。」
と捉えてくれるといいんだけど。何かと親の不安は募ります。

湯川博士の4日間

2007年01月23日 | 傘のまわりで
今日の朝日新聞から。
ノーベル賞の湯川秀樹博士の1934年10月の日記が公開されたという。
それによると、当時27歳だった湯川博士がノーベル物理賞受賞につながった中間子論を4日間で集中的に練りあげたらしいことがわかった。
しかもその4日間は、次男誕生、名付けや大学内の野球の猛練習(その後の野球大会のための)の間の気忙しい時期で、その上ソバを食べて腹をこわしたとか一歳半の長男のために百貨店で運動靴を買ったりとか…

ノーベル賞をとるくらいの物凄い理論を練り上げている時って、そのことばかり考えているのではないものなんですね。人間って凄いと改めて思いました。かえって他に身の回りに考えることがいろいろとあるような状況下でこそ、そんな偉大な仕事が出来るものなのかも…?

折りしも、映画のDVD「博士の愛した数式」を見終わったばかりだったので、
湯川秀樹博士がぐんと身近に感じられてしまったのでした。
こちらの博士も偶然(なのかな?)にも「野球好き」でした。

今年の

2007年01月09日 | 財前さん
今年の研音のお正月メッセージに財前さんのメッセージが無かった…

クリスマスメッセージはあったけれど、画像?がダウンロードできなかった・・・
私の携帯が未対応機種だったからでしょう。(涙)
年に一度のお正月メッセージは結構楽しみにしていて、
このため だけ に研音の会員になっている、つまり登録料を年間払い続けている私は結構ショックでした。
何とかしてくれ~

でも今年はそんなことを言っていてはいけない!
赤ちゃんがまだ生まれて間もないので、さぞ大変だろうな~と想像しつつ。
時期は未定ながらお仕事は続けると明言されているので、多分まだ見通しが立たないのね。などと考えています。
つーか、まずは子育てに専念していただきたいっ!
(そうでした、私は保育士だったっけ…)

去年の今頃「対岸の彼女」の試写会のハガキが当選して喜んでいたのを思い出していたら、
「対岸の彼女」が平成18年度文化庁芸術祭テレビ部門で優秀賞を受賞していました。
よかったですね~

去年のドラマ「対岸の彼女」はしつこいようですが、本当に良い作品で、
特にストーリーは原作に忠実でありながら、登場人物の奥行きは原作以上、
という点で何度見ても面白く心に残るものでした。
昨年後半財前さんがTVに出られなくなっても、わたし的には十分「対岸の彼女」だけで軽くご飯を何杯かいける!
といった感じでした。(笑)

財前さんがお母さんになったら今までみたいにたくさんのドラマに出演されるのは難しいかもしれませんが、
今後は(も)是非質の高いドラマに出て頂きたい!
そのためには、応援を惜しみません!どこまでも馳せ参じます!
ということで(↑日本語がちょっとヘンだけど)
今年初のファンのごあいさつ(なのか?!)と代えさせて頂きたいと存じます。
パチパチパチパチ!!!

ロクの適応力

2007年01月09日 | 傘を持つ家族
今日からやっと学校が始まりました。ホッ…!
冬休みのーんびり九州に帰省していた私がホッ…なんて言ってる場合でもないですが。(笑)

帰省中、愛犬ロクはどうしていたんだろう?
と気にかけてくださった方、ありがとう。
実はロクも飛行機に乗って帰省のお供をしました。
ワンコの場合、4500円~5000円で手荷物扱いで飛行機に乗れるのです。
そうは言っても、羽田まで犬を連れて地下鉄を乗り換えて行くのには、いささか難儀しました。
行きがけは、ダックス用の肩掛けバッグにロクを入れて地下鉄に乗車。
しかし・・・慣れないのと車内が暑いのと道中長いので、ロクもうんざり。
京浜急行の車内で、モゾモゾ出てきてしまい、またバッグに押し込むてんやわんや。
ロクも5キロを超えたので重いし、周りのお客さんに気を遣うわで、息子二人と私ヘトヘトになりました。

空港の手荷物預かり所でほかのワンコを観察していたら、
皆、カートに犬用の持ち運びゲージを載せて楽々運んでいるではないですか!
このゲージだと、航空会社にゲージを借りなくてもそのまま預けられる!
息子二人と私は、その方法にまったく気が付かなかったので「目からウロコ」を落としながら
よそのワンコをただただ見つめるばかりでした。(笑)

帰りの便では、早速ゲージとカートを調達しその方法で地下鉄も楽々クリア。
ロクも快適だったようです。

驚いたのはロクの適応力のよさ。
つーか、もともとロクの辞書に神経質という言葉はないので予想はしましたが、
飛行機+地下鉄の道中ならびに実家生活の環境変化は彼にとって「ヘ」ともなかった(ちょっとお下品?)ようです。
実家は田舎なので庭が広く、入り口だけ囲いをして放し飼いしてみました。
(日中数時間ですが)とにかく喜んでエンドレスで走り回っており、
夜は疲れてバタンキューなワンコライフ。
一度南天の実を食べてしまった?らしく、ひどい下痢をしました。
実家の近所のワンコ達とも仲良く交流。(笑)
ロクに博多弁は通じてるんだろうか???という息子達の心配をヨソに。
↑つーか、犬だからやっぱりコミュニケーション方法に地域差ってないもんですかね?(笑)
息子に聞かれて笑ってしまったけど、よく考えると分からない。(笑)

初びっくり!

2007年01月02日 | 傘を持つ家族
明けましておめでとうございます!
今年も「傘を持つ女」、よろしくお願いいたします。

今回の里帰りで楽しみにしていた九州国立博物館に行ってきました。
常設展、特別展、そのほかアジアのおもちゃや美術工芸品を触って遊べるコーナーなど、
さすがは国立だけあって見ごたえのある博物館でした。
ただ常設展はあまりに内容が広過ぎて、見て回るのが疲れました。

常設展を見終わってロビーで座って休んで人の波をなんとなく眺めていたら、
「あれ?」
見覚えのある横顔。誰だったっけ?
と思わずその人の横顔に見入っていたら、その人も気がついて
「…?傘持さん???」
「うそ?Nさん?」
なんと、東京でこども病院のおもちゃで遊ぶボランティアを一緒にやっているNさんでした。昨年後半はご一緒する機会が多く、
お子さん二人もウチの子どもと同世代の男の子ということもあり、急に親しくなった人です。

「なんでこんなところに傘持さんが?」
「なんでこんなところにNさんが?」

と同時に相手を指差しながら話す。(笑)
なんとNさんの実家もこの近くなんだそうだ。知らなかった。
それにしても、こんな人ごみの中バッタリ会えるなんて、なんという偶然!
いつも東京で会っている人と、遠く離れた九州でバッタリ会うなんて本当にビックリでした。

「じゃ、また病院で~!」といつものようにNさんと別れ、
太宰府天満宮に行きました。
大宰府に正月行くのは九州育ちの私でも生まれて初めて。
人が多くて疲れましたが、梅が枝餅が美味しかった。
息子は菅原道真にあやかって書道の筆を母に買ってもらっていました。
帰り道は、いい加減疲れて今年初の兄弟げんかとなり、今年も先が思いやられます…(笑)