昨夕、一人で近所の商店街の文房具屋さんにカードを2パック(300円)買いに行った小学5年の息子Hが、帰ってきてから一人で部屋にこもってシクシク泣いていました。ビックリして事の顛末を尋ねると、以下の次第でした。
お年玉の残り(10円玉たくさん)で300円集まったので、デュエルマスターズの一番新しいカードを買いたいと思い、私の許可ももらった彼はコンビニやスーパーではなく、商店街のおじいさんとおばあさんがやっている小さな文具店へ行きました。そこだと消費税がかからないのです。
注)彼には月々の小遣いは与えておらず(必要なもの、欲しいマンガなどはその都度品物を聞いて買い与えています)、私が許さないぜいたく品(つまり必要以上のお菓子とかカード、ゲームのソフトなどなど)はお年玉を切り崩して使っています。
そのおばあさんの文具店で、彼がカードを見ていたら、電話に出ていたおばあさんがわざわざ電話を切って彼に応対してくれました。聞けば欲しい最新のカードは売り切れていたらしいのです。がっかりしていたら、おじいさんが奥から出てきて、同じデュエルの他の種類のカードを何種類か出してくれ、並べて「どれがいい?」と聞いたんだそうだ。
彼は他の種類のカードを買ってしまうと、本当に欲しいカードが買えなくなるので他のは欲しくなかった。しかし、小さな文具店で親切にされて何も買わずに店を出る勇気が無かった(本人の弁)ため、本当は欲しくない別の種類のカードを買ってしまった…
家に帰ってから、なけなしの300円を意にそぐわぬ使い方をしてしまった後悔で泣けてしまった…ということなのである。
みなさんは、もし自分のお子さんだったら、5年生の体験としてどんな風に思われますか?
私は「いい経験したじゃん、300円は社会勉強のレッスン代だと思え!」と思ったけど、泣くのはおおげさでは?とちょっとどこかで感じてしまったんですね…
つい
「Hよ…。どんなに親切にされても、自分が欲しくないものにお金を払うのはよくなかったね。断る勇気って難しいけど大事なんだよ~」
と説教半分で話してしまったわけだが、
Hは、「だっておばさんが腰悪いのにわざわざ出してくれたし、財布を手に持っていたから仕舞えなかったし。やっぱり要りませんって言えなかったんだ…消費税払っても大きな店に行けばよかったかも。」
私「いや?それはちょっと違うんじゃない?そういうことじゃないよ。どこの店に行っても、要る物は要る、要らない物は要らないって言えるようにならなきゃ、お金を持つ資格は無いんだよ。おばあさんに悪いな~と思う心は、優しい心とは違うよ。逆に欲しくないものを無理して買うのは相手に対しても失礼。」
うーん、わたしのこの感覚が彼に伝わったかどうかはちょっと疑問かも。昨日の出来事は、息子の様々な面を見ることが出来て考えさせられました。Hは結構骨身に沁みてお金の使い方とか、子どもなりに自分の気持ちを伝えることの大切さとか感じたんじゃないかとは思うけれど…
「お金を使う訓練を色んな場所で(いろんな人と交渉する機会をというか)させたほうがいいな」、とか
「そろそろ毎月の小遣い制にしたほうがいいな」
「自分で稼いだお金じゃないから、本当の有り難味を感じないのか?」
「いや、結構感じるようになったからこそ、家で泣いてたんじゃ?」
「考えようによっちゃ、もっと強くなってほしい。これぐらいの失敗でめげてちゃ今後不安~」
最近、息子の友だちのお金に関する感覚に「????」と思うことがしばしばありました。
例えば、外遊びしている時お金を持ってきていて、
「帰りに○○(お菓子)買おうぜー。おごってやるよ!」と大声で言う子。
ウチに遊びに来る時、近くのコンビニでたくさんお菓子を買ってくる子。
(お年玉で買った子と親にもらったお金で買った子はいた。次からは要らないからね、と言いました。)
お年玉を10万円以上もらった子がクラスに数名いたとか…。
いやこれは息子の友だちのと言うより、その親の金銭感覚なのでしょう。
我が家の場合は、思いっきりケチ部類なのでしょうが(もともと無いし~)
私は子どものお金の使い方がものすごぉ~く気になる(過干渉気味?)母です。
我が家のケチケチ方針を貫いていると、息子は友だちの金銭感覚とのズレを最近感じていることもあります。
ズレてるってことを
「ウチ(自分)はウチ(自分)。よそはよそ。」
と捉えてくれるといいんだけど。何かと親の不安は募ります。
お年玉の残り(10円玉たくさん)で300円集まったので、デュエルマスターズの一番新しいカードを買いたいと思い、私の許可ももらった彼はコンビニやスーパーではなく、商店街のおじいさんとおばあさんがやっている小さな文具店へ行きました。そこだと消費税がかからないのです。
注)彼には月々の小遣いは与えておらず(必要なもの、欲しいマンガなどはその都度品物を聞いて買い与えています)、私が許さないぜいたく品(つまり必要以上のお菓子とかカード、ゲームのソフトなどなど)はお年玉を切り崩して使っています。
そのおばあさんの文具店で、彼がカードを見ていたら、電話に出ていたおばあさんがわざわざ電話を切って彼に応対してくれました。聞けば欲しい最新のカードは売り切れていたらしいのです。がっかりしていたら、おじいさんが奥から出てきて、同じデュエルの他の種類のカードを何種類か出してくれ、並べて「どれがいい?」と聞いたんだそうだ。
彼は他の種類のカードを買ってしまうと、本当に欲しいカードが買えなくなるので他のは欲しくなかった。しかし、小さな文具店で親切にされて何も買わずに店を出る勇気が無かった(本人の弁)ため、本当は欲しくない別の種類のカードを買ってしまった…
家に帰ってから、なけなしの300円を意にそぐわぬ使い方をしてしまった後悔で泣けてしまった…ということなのである。
みなさんは、もし自分のお子さんだったら、5年生の体験としてどんな風に思われますか?
私は「いい経験したじゃん、300円は社会勉強のレッスン代だと思え!」と思ったけど、泣くのはおおげさでは?とちょっとどこかで感じてしまったんですね…
つい
「Hよ…。どんなに親切にされても、自分が欲しくないものにお金を払うのはよくなかったね。断る勇気って難しいけど大事なんだよ~」
と説教半分で話してしまったわけだが、
Hは、「だっておばさんが腰悪いのにわざわざ出してくれたし、財布を手に持っていたから仕舞えなかったし。やっぱり要りませんって言えなかったんだ…消費税払っても大きな店に行けばよかったかも。」
私「いや?それはちょっと違うんじゃない?そういうことじゃないよ。どこの店に行っても、要る物は要る、要らない物は要らないって言えるようにならなきゃ、お金を持つ資格は無いんだよ。おばあさんに悪いな~と思う心は、優しい心とは違うよ。逆に欲しくないものを無理して買うのは相手に対しても失礼。」
うーん、わたしのこの感覚が彼に伝わったかどうかはちょっと疑問かも。昨日の出来事は、息子の様々な面を見ることが出来て考えさせられました。Hは結構骨身に沁みてお金の使い方とか、子どもなりに自分の気持ちを伝えることの大切さとか感じたんじゃないかとは思うけれど…
「お金を使う訓練を色んな場所で(いろんな人と交渉する機会をというか)させたほうがいいな」、とか
「そろそろ毎月の小遣い制にしたほうがいいな」
「自分で稼いだお金じゃないから、本当の有り難味を感じないのか?」
「いや、結構感じるようになったからこそ、家で泣いてたんじゃ?」
「考えようによっちゃ、もっと強くなってほしい。これぐらいの失敗でめげてちゃ今後不安~」
最近、息子の友だちのお金に関する感覚に「????」と思うことがしばしばありました。
例えば、外遊びしている時お金を持ってきていて、
「帰りに○○(お菓子)買おうぜー。おごってやるよ!」と大声で言う子。
ウチに遊びに来る時、近くのコンビニでたくさんお菓子を買ってくる子。
(お年玉で買った子と親にもらったお金で買った子はいた。次からは要らないからね、と言いました。)
お年玉を10万円以上もらった子がクラスに数名いたとか…。
いやこれは息子の友だちのと言うより、その親の金銭感覚なのでしょう。
我が家の場合は、思いっきりケチ部類なのでしょうが(もともと無いし~)
私は子どものお金の使い方がものすごぉ~く気になる(過干渉気味?)母です。
我が家のケチケチ方針を貫いていると、息子は友だちの金銭感覚とのズレを最近感じていることもあります。
ズレてるってことを
「ウチ(自分)はウチ(自分)。よそはよそ。」
と捉えてくれるといいんだけど。何かと親の不安は募ります。